- 薬価:
- 1組 1365円
- 薬効分類名:
- 人工腎臓用粉末型透析用剤
- YJコード:
- 3410539D1020
概要
キンダリー透析剤4Dは、人工腎臓透析用剤に分類されます。
人工腎臓透析用剤は人工透析に使われる薬剤です。
老廃物や過剰な水分をろ過して取り除く際に使用します。
人工腎臓透析用剤の代表的なお薬は、メイロンなどです
効能または効果
- 慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として用います。(無糖の透析液では血糖値管理の困難な患者及び他の重炭酸型透析液では高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合、又は高カルシウム血症を起こすおそれのある場合に用います。)
用法および用量
- 通常、粉末溶解装置で溶解し、血液透析を行う場合の灌流液として使用します。
- 用時、A−1剤(2,550.5g)とA−2剤(437.5g)に透析用希釈用水を加えて溶解し、10LとしA液とします。
- B剤(炭酸水素ナトリウム808.5g)に透析用希釈用水を加えて、所定の容量に溶解し、これにA液10L及び透析用希釈用水を加えて350Lとします。
- 用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150〜300Lを用います。
- <調製後の糖・電解質濃度(理論値)>
- 電解質濃度
- Na+ 140mEq/L
- K+ 2.0mEq/L
- Ca++ 2.75mEq/L
- Mg++ 1.0mEq/L
- Cl− 112.25mEq/L
- CH3COO− 8※mEq/L
- HCO3− 27.5mEq/L
- ブドウ糖 C6H12O6 125mg/dL
- ※pH調節剤氷酢酸のCH3COO−2mEq/Lを含む。
禁忌
●慎重投与
肝障害[高度]、重症糖尿病(酢酸代謝障害)にあたる方は「慎重投与」の対象です。この薬を使う場合、副作用が起きやすくなったり、重くなる場合があります。上記のケースに該当する場合には、注意が必要ですので、医師とよく相談した上で治療を行ってください。
副作用
また、骨粗鬆症、痙攣(けいれん)、水分摂取増加、などが副作用として報告されています。