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うつ病(大うつ病性障害、単極性うつ病)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

楽しみや喜びを感じにくくなり、趣味や好きなことを楽しむことができなくなります。不眠、疲れがとれない、性欲の減退などがおこる場合もあります。また、憂うつな気分だけではなく、不安やイライラする、といった症状があらわれることもあります。

進行時の症状

憂うつな気分が晴れず、頭痛、肩こり、動悸、めまい、胃の不快感といった症状がからだにあらわれます。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

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年齢によるリスクの上昇度合

※現在調査中です

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

神経伝達物質であるノルアドレナリンセロトニン、ドパミンの3つ(モノアミン)が不足することでうつ病がおこるという"モノアミン仮説"がありますが、原因はこれだけではないとされ、詳しいことはまだ解明されていません。

さらに、発症の要因はさまざまにわたります。
心理的なストレスに続けてさらされることによっておこる場合や、失恋や事故などの喪失や災害から発症する場合などがあります。その他にも、糖尿病や脳梗塞などの病気から併発してしまう場合や、病気を治療するために使用した薬の副作用などからも引きおこすことがあります。
また、血縁のある親族にうつ病の人がいると発症しやすいとされ、遺伝的な要因が関係しているとされています。

分類 - 病気の種類や段階

うつ病は、その特徴や重症度に分けられます。
また、単一性のものと反復性のものがあり、反復性のものは再発の防止が重要になります。
【特徴】
■定型:気分の落ち込みが持続し、良い出来事があった場合でも一向に症状がやわらがないものをさします。メランコリー親和型やメランコリー型とよばれる場合があり、このうつ病のほとんどが内因性のものといわれています。
■非定型:うつ病にみられる症状が、一転しやわらぐ瞬間があるなど、定型とは相反する部分が多いものをさします。この非定型には別名が多くあり、新型うつ病(現代型うつ病)や逃避型うつ病、ディスチミア型うつ病などとよばれる場合もあります。
■季節型:反復性の1種とされ、どの季節でもおこるといわれています。特定の季節にうつ病があらわれ、季節の移り変わりとともに回復がみられるものをいいます。
■産後:産後4週以内にうつ病を発症するものをいいます。ホルモンの変化や疲労、睡眠不足など、出産に関するさまざまな要因が重なることが影響し、発症すると考えられています。

【重症度】
■軽度:仕事や日常生活など、他人とのコミュニケーションに生じる障害がわずかなものをさします。この軽症の中には仮面うつ病(MD)もふくまれるとされています。仮面うつ病とは、身体的な症状などによってうつ本来の症状が隠れ、みつかりにくい状態にあるうつ病のことです。多くは、なにかの病気と思い、内科を受診しますが、結果原因がわからない場合が多くあります。
■中等度:軽症と重症それぞれに当てはまらないものをさします。
■重度:仕事や日常生活など、他人とのコミュニケーションに生じる障害が大きく、明らかに困難なものをさします。

さらに、うつ病はその原因となった要因によって、分類されます。
【心因性】
葛藤や心理的なストレスによって引きおこされるものをいいます。
■神経症性うつ:普段本人が意識していない無意識的な精神的な葛藤が原因となるものをさします。
■疲弊性うつ:長期間続いた心理的なストレスが原因となるものをさします。
■反応性うつ:大切なものの喪失、家族や友人または知人の不幸、大災害など、特定のストレス体験や環境が原因となるものをさします。

【内因性】
体質や遺伝などによって引きおこされるものをいいます。
その多くは心理的なストレスや喪失などを境に発症するとされているため、心因性との区別が困難とされています。
■双極性うつ:正式には双極性障害といい、症状や治療方法などがうつ病とは区別されています。意欲の低下や気分が沈むうつ状態と、意欲が極端に高まる、気分が高揚するといった躁状態が周期的に繰り返されるものをさします。
■単極性うつ:双極性うつとは反対にうつ状態のみが繰り返しおこるものをさします。
■退行性うつ:40歳などの中年期以降に発症するものをさします。

【身体因性】
脳やからだの病気が原因となり引きおこされるものをいいます。
■器質性うつ:脳血管障害や脳腫瘍など、脳におこる病気が原因のものをさします。
■症状性うつ:糖尿病や消化性潰瘍など、からだにおこる病気が原因のものをさします。
■薬剤惹起性うつ(薬剤性うつ):からだの病気を治療する薬の副作用が原因のものをさします。

検査 - 病気の特定方法

問診 他の病気との区別

問診や医師との対話によって、鬱病と双極性障害との区別や、その他のさまざまな疾患との区別を行うために行われます。問診票や簡単なチェックシートに記入し、そこへさらに詳しい説明が対話で行われます。
また、ヘルメット型の装置を頭に装着し、医師からの簡単な質問や課題を行い、脳の活動を測定する光トポグラフィー検査がおこなわれることがあります。
この光トポグラフィー検査は副作用や痛みなどがなく、簡単に行うことができます。

尿検査 他の病気との区別

尿中に含まれる成分を調べることにより、腎臓や膀胱、尿路などの臓器の異常を調べることのできる検査です。尿検査では一般的に、色や比重、PH、蛋白、糖、ウロビリノーゲン、潜血、ケトン体、比重、亜硝酸酸塩などの成分を調べます。
細長い、スティック状の試薬を染み込ませた尿検査紙を使用して、その色の変化をみることにより、尿の成分に異常がないかどうかをおおまかに調べることができます。
早朝以外の、随時採取される中間尿を検査用に使用することが多いです。
また、異常がみられた場合、さらに詳しく検査を行うために、尿沈渣の顕微鏡による検査を行うこともあります。尿を遠心分離機にかけ、沈殿した成分に赤血球や白血球、細菌、そのほか異常な細胞などがみられないかを観察します。
うつ病では、糖尿病や甲状腺疾患などの他の病気が要因となっている場合もあるため、それらの病気を発症していないかを調べるために行われます。
痛みなどはなく、簡単に行うことができます。

血液検査 病気の有無

採血を行い、血液中の神経伝達物質の濃度が低下していないかどうかを調べることで、うつ病の有無を推測することができる場合もあります。脳内に多く存在する、快感や喜びなどの感情に関わる神経伝達物質の値を測定します。また、その他使用している薬の副作用があらわれていないかを確かめるためにも行われる場合には、一般的な血液検査を行う場合があります。

CT検査 (画像検査) 病気の有無

頭部に20分ほどエックス線の照射を行い、輪切りに断層撮影した画像を元に診断を行う検査です。脳腫瘍によって脳神経が圧迫されて精神症状を引きおこす可能性もあるため、脳の状態を確認します。
MRIでは見えない頭蓋骨をCTでははっきりと映し出すことができます。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。
また、磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
脳梗塞や脳出血をおこしたことがある場合、うつ病を発症することがあるとされています。また、他にもからだの不調が脳へ影響している場合もあるため、この検査でそれらを調べることができます。

心電図検査 (12誘導心電図) 状態の確認

心臓が活動しているときに流れるわずかな電流を測定することで、心臓の機能が正常に働いているかどうかを調べるための検査です。
心臓が全身に血液を循環させるために、その筋肉が拡張と収縮を繰り返すときに、微弱な活動電流が発生させます。心電図検査では、その電流を波形としてあらわすことで異常がないかどうかを確認します。
左右の手足と胸の計10ヶ所に電極をとりつけ、ベッドに横になった状態で検査を行います。検査は数分で行い、特に痛みをともないません。

脳波検査 他の病気との区別

脳の神経細胞の活動による微弱な電流を、脳波として測定する検査です。頭皮の上に数十個の電極を付けて、安静時やさまざまな刺激をあたえた時の脳波を記録していきます。発作の種類によって特徴的な波型を示すため、それにより発作の種類を診断することができるとされます。
電機的に隔離されたシールドルームという部屋で行うことが多く、ベッドに仰向けになった状態で行います。脳波を測定するための電極はペースト状ののりで頭皮にはりつけるため、検査前には洗髪して清潔にしておき、検査後ものりを洗い流してください。検査は通常30分前後~それ以上かかることもありますが、外来で行うこともできます。
この検査方法ではうつ病の有無などは判断することができませんが、他の病気と区別するために行なわれることもあります。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 病気の有無

電磁波、磁力を利用して頭部の断面図を約20~40分にかけて撮影し、さまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。脳腫瘍によって脳神経が圧迫されて精神症状を引きおこす可能性もあるため、脳の状態を確認します。CTで確認できる横断面の画像に対して、MRIはあらゆる角度からの脳画像をみることができます。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

うつ病の治療は個人差がありますが長くかかる傾向にあります。また、再発率が60%といわれていますが、再発と治療を交互におこない、比較的安定した状態を長期間維持できるようにします。その為に、投薬治療のみならずカウンセリングをあわせておこないます。

合併症と転移

不安障害(恐怖症、広場恐怖、社会恐怖、パニック障害、全般性不安障害)などの精神疾患が高確率で合併症となります。不安障害からうつ病になる場合やうつ病から双極性障害へ変化する場合があります。
また、その他に、糖尿病、内分泌疾患、冠動脈疾患、消化性潰瘍、慢性関節リウマチ、パーキンソン病、脳血管障害、がんなどの疾患で、うつ病の合併率が指摘されています。

うつ病を経験した人からのアドバイス

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参照元:(知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html(閲覧日:2015年11月11日),日本うつ病学会治療ガイドラインII.大うつ病性障害2012Ver.1日本うつ病学会http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf(閲覧日:H27.11.11),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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更新日:2016年12月27日

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