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四環系抗うつ薬うつ病(大うつ病性障害、単極性うつ病)

概要

四環系抗うつ薬は、同じタイプの薬でも種類によりその働きが異なります。
■原因のひとつと考えられている脳内の伝達物質であるノルアドレナリンの不足を補うため、ノルアドレナリン増やし、気分を高揚させ、気力の減退の解消を目指します。
■同じようにノルアドレナリンの不足を解消するため、α2受容体というノルアドレナリンの制御を行っている神経細胞の働きを遮断します。この作用によって不足していたノルアドレナリンが放出されるようになり、気分の高揚や、気力の減退の解消を目指します。

この薬は、三環系抗うつ薬の抗コリン作用が改善された薬で、2番目に古いタイプの薬です。三環系抗うつ薬やSSRI、SNRIと比べ、即効性がありますが、抗うつ薬としての効果はそこまで強くないといわれています。
また、最近ではあまり使用されないとされていますが、鎮静や催眠作用が比較的強いため、併用可能な睡眠薬では効果がみられない場合に使用されることがあります。

薬の変更には時間が必要になるほか、効果の有無を確かめる期間も必要なため、すぐには変更できないことが多くあります。
また、単剤のみの使用になる場合は少なく、抗不安剤など他の薬が併用して処方されます。

他の治療法に比べての優位性

他の抗うつ薬と比べ、即効性があります。また、三環系抗うつ薬と比べ、副作用が少ないとされています。 他にも。薬の持続時間が長いことや心疾患への影響も少ないとされています。 使用頻度自体は減少しているものの、睡眠薬では効果がみられない方への治療法として使用される場合などがあります。

実際に治療を受けた方が選択した理由

眠ったと思うと死んだように眠っていたり、かと思えば眠れなくてもがき苦しんでいたりしたのが、落ち着いて寝てくれるようになりました。

30代男性の家族(この人の治療体験)

医師に、『お守り代わりとしてこのクスリを持っていてごらん。このクスリを持っているからいざというときは大丈夫、という気持ちでいてごらん』 その言葉にとにかく助けられました。うつ病はクスリと、あとは人のチカラが大切なんだと思いました。
リフレックスを処方され、服用しはじめて、2週間程度で、不眠、抑鬱、情緒不安定などが解消されました。意欲も戻り、食欲など生活に支障きたしていた症状がほとんどなくなりました。

留意すべきこと

三環系抗うつ薬の次に古い薬のため、使用の際にいくつかの注意が必要となります。
薬を使用した場合、事故の確立が高まるとされています。そのため、車などの運転は控える必要があります。
また、アルコールや薬との飲み合わせに注意する必要があります。服用している薬がある場合は、必ず医師に相談しましょう。

※過剰に反応してしまうことはありませんが、使用する際に下記の点について十分な注意が必要です。

一部の薬では、使用開始早期や使用量の変更の際に、無意識のうちに死にたいと思ってしまうような場合や、実際に自殺しようと計画、行動をとってしてしまうことがあるため、注意が必要になります。
また、症状として不安、いらだち、敵意、攻撃性などの症状がみられた方にも同様の行為がみられる場合や、他害行為がみられることがあるため、観察が必要になります。
そのなかでも、24歳以下の方に使用する場合では、リスクとメリットの考慮や、50歳以上の方では骨折のリスクが高まることがあるため、からだに合わせて使用する必要があります。

実際に感じた効果

現在も睡眠状態の質改善をメインに治療中ですが、患者側としてよくありがちな心配の筆頭に来る薬漬けにならず、必要な時に適切に服用するスタンスでグラム数を主治医と相談し調節して行いつつあります。
飲み始めても2ヶ月ぐらいは落ち着きがない日とぐっすり眠っている日があったように思います。 その後徐々にぐっすり眠っている日が増え、4ヶ月頃からは毎日のようにぐっすりときちんとした眠りがとれているようでした。その後半年までは減らしつつ飲み続けていましたが、飲まずにいられるようになりました。

30代男性の家族(この人の治療体験)

薬を飲み初めてからは、イライラというか突然怒るのが減りました。今は落ち着いていて仕事に復帰するまでになりました。

40代男性の家族(この人の治療体験)

副作用と対策

悪性症候群

多くはないとされていますが、急な発熱や発汗、筋硬直、振戦、頻脈、ふるえ、唾液がのみこみにくい、意識障害などを引きおこす場合があるとされます。こうした症状は、薬の服用量を急激に減らした場合や、中止した場合におこることがあります。

発熱に対しては解熱剤の効果が低いため、ぬれタオルなどによる体表からの冷却が行われます。症状が重い場合では医師との相談のうえ、他の薬への変更または、薬の服用の再開が検討されます。

抗コリン作用

便秘、口渇、胃部不快感などの症状があらわれることがあります。

症状が重い場合は医師に相談しましょう。同じ作用を持つ薬の中でも抗コリン作用の出方には差があるため、薬の変更を検討することがあります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

食欲がなかったり過剰になったりした。気分に左右されないように一定量の食事だけを家族に出してもらうようにしていた。

40代男性の家族(この人の治療体験)

服用後すぐから、眠気、注意力、集中力の低下などがありました。対策としては、車の運転は危険なので避けました。
ちょっと躁状態のような気分が上昇しすぎる時が有り、怖いと感じた。 たまに、足がうずうずする。本当にたまになので相談はしていない。

費用

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実際にかかった費用

約10000円(1ヶ月) 1週間1回のペースで通院しています。 診察料1500円/回×4週=6000円 薬剤料1000円/回×4週=4000円

一般的な所要時間

症状に合わせ、症状の寛解がみられるまで行なわれます。

適用される患者

うつ病、うつ状態の方
妊娠中の方、授乳中の方は事前に医師に相談しましょう。
1部の薬では高齢の方に使用する場合に注意が必要な場合があります。

下記の方は適応となりません。
緑内障の方、心筋梗塞回復初期の方、けいれん性疾患の方、尿閉の方
※また、パーキンソン症候群の治療薬であるMAO阻害薬の投与中、または投与中止後2週間以内の方は適応となりません。

更新日:2015年11月12日

参照元:(知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html(閲覧日:2015年11月11日),日本うつ病学会治療ガイドラインII.大うつ病性障害2012Ver.1日本うつ病学会http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf(閲覧日:H27.11.11),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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