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扁桃炎の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

のどが赤く腫れ、違和感があり、食べ物を飲み込む時に痛みを感じます。

進行時の症状

「急性扁桃炎」は頭痛や全身倦怠感、38~40度の高熱、関節痛、寒気などの症状があらわれます。悪化すると、扁桃が真っ赤に腫れて肥大し、膿がつまった白い斑点状のものがあらわれてきます。さらに悪化すると、白い膿が扁桃全体に広がります。特に乳幼児は、経口摂取が難しくなり脱水症状から重症化するので注意が必要です。「慢性扁桃炎」は、急性扁桃腺ほどの高熱がでることはあまりありませんが、微熱がでて倦怠感を感じ、のどの痛みも強くなってきます。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

※現在調査中です

年齢によるリスクの上昇度合

「急性扁桃炎」は20代~30代の男女に多く見られ、高齢者にはあまり発症しないのが特徴です。「慢性扁桃炎」は主に30代前後の大人に多く見られますが、中でも「習慣性扁桃炎」は小学校入学前の小児に多くみられます

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

「急性扁桃炎」は、化膿性連鎖球菌やインフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、溶連菌、アデノウイルス、ヘルパンギーナの病原「エコー・コクサッキーウイルス」や「EBウイルス」などの常在菌が原因になることもありますが、基本的にはウイルス性が多いといわれています。

「慢性扁桃炎」の原因は、ほとんどが「急性扁桃炎」が治りきらずに慢性化することが多く、歯周病や蓄膿症から発症することもあります。

風邪や過労、気温の急激な変化、過度の喫煙、暴飲暴食、ストレスなどが引き金となって発症するともいわれています。

分類 - 病気の種類や段階

扁桃炎には「急性扁桃炎」と「慢性扁桃炎」との2種類があり、扁桃の炎症が特に強いタイプを「急性扁桃炎」、1年に5回以上扁桃炎を繰り返すタイプを「慢性扁桃炎」といいます。

慢性扁桃炎は以下の3つに分類されます。
■慢性単純性扁桃炎:急性扁桃炎が続いている状態で、症状は急性扁桃炎とほぼ同じですがやや軽くなります。大人に多くみられます。 
■習慣性扁桃炎(反復性扁桃炎):扁桃腺炎が繰り返されることで、過剰に免疫反応をおこしてしまう状態となった扁桃腺炎です。年間4~5回以上扁桃炎を繰り返します。免疫が不安定な子供がかかることが多くなります。 
■扁桃病巣感染症:扁桃腺炎が異常をきたすことで、他の臓器に違う病気を引きおこす病気です。皮膚疾患や、骨関節疾患、腎臓疾患などを引きおこすことがあります。

検査 - 病気の特定方法

細菌検査 原因の特定

感染症が疑われる場合に、その原因となる細菌の種類を特定するための検査です。
検査材料として、血液や、尿、組織、分泌物などを採取し、栄養分を含んだ培地上でそれらを培養することで、原因菌の特定を行うことがあります。さらに、その細菌を殺すことのできる適切な薬を調べることもあります。(薬剤感受性試験)培養を行うのに時間がかかるため、検査結果がでるまでに数日~1週間ほど必要な場合があります。
扁桃炎の場合、綿棒で扁桃部をぬぐい、その原因菌を調るための検査を行います。

血液検査 病気の有無

細菌の感染により、血液中の白血球数やCRPといった値を測定することで、炎症や感染症の有無を推測します。

耳鏡、内視鏡検査 重症度の確認

耳の中を耳鏡または内視鏡で確認し、鼓膜の状態や赤み、腫脹、耳だれの有無などの異常がないか調べる検査です。また、扁桃の近くに炎症がないかを調べます。

EBウイルス検査 重症度の確認

採血し、EBウイルスが肝臓に感染していないかを調べます。EBウイルスが原因となる伝染性痰核球症により発症する急性扁桃炎の場合は、肝臓の機能を一時的に障害するため注意が必要です。

扁桃炎になった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

治りかけた時に治療をやめてしまうと悪化の原因になってしまうこともあるため、しっかり最後まで治療を行いましょう。また、規則正しい生活を心がけ、水分を十分に補給し、口の中を清潔に保つために定期的にうがいをするようにしましょう。

手術を行って扁桃腺を摘出した場合は再発することはありません。手術を行わなかった場合は免疫が低下しないようにしっかり睡眠をとる、うがい手洗いをする、タバコやお酒は控えるなど日常生活から気をつけていきましょう。

合併症と転移

「急性扁桃炎」がひどくなると、扁桃周囲炎をひきおこすことがあります。扁桃周囲炎は嫌気性菌が加わることで発症し、扁桃の周囲にまで炎症が広がっていきます。炎症をおこす細菌は、扁桃の周りの膜を破って奥深くまで入りこみ、膿みを持つようになります。

EBウイルスが原因となる伝染性痰核球症により発症する「急性扁桃炎」の場合は、肝臓の機能を一時的に障害します。

「慢性扁桃炎」は、IgA腎症とよばれる腎臓病や、関節リウマチ、乾癬などの皮膚病をおこすことがあります。

扁桃の摘出手術を行った場合、口蓋扁桃の大きい症例では、声や共鳴構造が変化することがあります。 また、手術中に使用する開口器による舌の圧迫などによって味覚障害をきたすことや、残りのリンパ組織が肥大しのどに違和感があらわれることがあります。

扁桃炎を経験した人からのアドバイス

扁桃炎と診断されないだけで、ただ喉の風邪だね、と言われたり、気付かない場合がありますが、医者から処方された薬を飲んでも改...

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10代以下女性の家族(この人の治療体験)

喉がおかしいと思えば甘く見ずにすぐに耳鼻咽喉科へ。...

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参照元:(病気がみえるVol6疫・膠原病・感染症医療情報科学研究所メディックメディア2009年,抗菌薬・抗ウイルス薬の使い方尾内一信中山書店2009年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月24日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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更新日:2016年12月27日

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