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統合失調症の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

不眠や焦燥感、緊張などがおこります。

進行時の症状

陽性症状、陰性症状、認知障害など3種類の症状があります。このうちすべての症状があらわれるわけではなく、タイプによって症状が異なります。
■陽性症状:自分に対して悪いことをいわれているような幻聴や妄想、興奮、昏迷がおこります。
■陰性症状:無気力感や会話のとび、思考がまとまらなくなるなどの症状がおこります。
■認知障害:集中力や記憶力の低下などがおこります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

※現在調査中です

年齢によるリスクの上昇度合

すべての年代の方に症状が見られますが、中でも10代の後半から、20代にかけて増加傾向にあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

ドパミンに関連するもの、ストレスに関連するもの、遺伝などに関連するものというように複数の要因が重なりあって、発病すると考えられています。
ドパミンに関連するものには、陽性症状を引きおこすドパミンの過剰生成や過剰反応、陰性症状を引きおこすドパミンの機能低下などがあります。
また、ストレスに対する対処や解消がうまくいかない場合、統合失調症初期の症状がでてくることなどから、ストレスとの関連も指摘されています。
遺伝的要素の影響もあるという実験結果がありますが、統合失調症の方の両親の90%が統合失調症ではないため、遺伝的要素も単なる要因のひとつでしかないといわれています。

分類 - 病気の種類や段階

【症状の出方による分類】
■妄想型:多くは発病年齢が遅く、多くは30歳前後に発病します。幻覚や妄想が中心で人柄の変化はありません。予後は比較的よいとされています。
■破爪型(はかがた):思春期(10~20歳頃)から青年期(15~24歳)にかけて発病することが多いとされています。先に陰性症状があらわれ、その後、除々に陽性症状がでてくるなどさまざまな症状があらわれ、慢性化することが多くあります。
■緊張型:青年期(15~24歳)に急に発病します。極度の緊張や奇妙な行動などの身体的症状が特徴です。再発すると破爪型に症状が似ていきます。症状が落ち着いている時は人柄は通常に戻ることもあります。
■分類不能型:上記のものが複合することがあります。

【病気の段階に関しての分類】 
■前兆期:うつ病と似た状態で統合失調症かどうかの判断がしづらい時期です。不眠、食欲不振、頭痛など、自律神経に関連する症状がでてきます。
■急性期:症状が強くでて不安定な時期です。予想外の行動をとってしまうことが多いため、先回りでの対応が必要となります。症状が激しければ入院も検討します。幻覚、妄想、興奮など統合失調症に特徴的な症状がでるのもこの時期です。
■回復期:現実を取り戻し、症状が治まっていく過程です。外見的には健康にみえますが、元気がない状態で、周囲から勘違いされやすいのもこの時期です。再発防止のためにストレスを溜めないように気を使いながら、社会復帰や参加への準備をしましょう。
■安定期:回復期を抜け安定を取り戻す期間です。ただし、ここから再発してしまう可能性もあるので気をつけましょう。ストレスを溜めないように気を使いながら、社会参加を徐々に進めましょう。

検査 - 病気の特定方法

問診 確定診断

問診で症状の確認や診断の補助とすることがありますが、他の検査で別の病気である可能性を排除していくためにも行われます。
統合失調症において、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類の第10改訂版による"ICD-10"と、米国精神医学会による"DSM"という2つの判断基準があり、日本ではおもにICD-10を使用しています。当てはまる条件の個数や、症状がおきている期間で判断をします。

血液検査 原因の特定

採血により採取した血液を遠心器にかけて、血清という上澄み部分の液体成分を化学的に調べる検査です。肝臓や腎臓などの臓器の状態や、栄養状態、その他の病気の兆候などを推測することができます。検査項目によっては、検査結果に影響を及ぼす場合もあるため、一般的には空腹時の採血がもっとも適しているとされます。他の病気のとの鑑別を目的としたり、肝臓、腎臓の数値をみて薬による治療に臓器が耐えうるかどうかを調べることもあります。

CT検査 (画像検査) 病気の有無

脳の内部に20分ほどエックス線の照射を行い、輪切りに断層撮影した画像を元に診断を行う検査です。
大脳前頭葉や大脳側頭葉の萎縮など脳の状態を確認します。MRIでは見えない頭蓋骨がCTでははっきりと映し出すことができます。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。
また、磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
この検査では、他の病気の副次的な症状として統合失調症がおこっている可能性を検証します。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 病気の有無

電磁波、磁力を利用して脳の断面図を約20~40分にかけて撮影し、脳の内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより、左右の脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」などに異常が無いかを確認します。
CTで確認できる横断面の画像に対して、MRIはあらゆる角度からの脳画像をみることができます。
からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

再発がおこる慢性的な病気ですが、軽度の障害を残すのみなど良好な予後の場合が50~60%で、重度の障害を残す場合は10~20%とされています。
症状がでてから初期の治療が短ければ短いほど、症状のやわらぎが望めるようです。再発は投薬の3~6ヶ月後におきやすいため注意が必要です。

合併症と転移

精神的に揺らぎがおこることで他の精神疾患を同時に発症することがあります。また、生活習慣のかたよりなどから2型糖尿病や糖尿病合併症にかかりやすいとされてます。

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参照元:(統合失調症治療ガイドライン精神医学講座担当者会議2008年,統合失調症薬物治療ガイドライン日本神経精神薬理学会医学書院http://www.asas.or.jp/jsnp/csrinfo/03.html(閲覧日:2016年12月8日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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更新日:2016年12月27日

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