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神経ブロック下授動術(サイレントマニピュレーション)四十肩、五十肩(肩関節周囲炎、肩関節拘縮、四十肩)

概要

麻酔下徒手的受動術を応用させた治療とされています。
麻酔下徒手的受動術は全身麻酔下で行うのに対し、神経ブロック下受動術では神経ブロック注射を行った後に医師が直接関節を動かします。これにより、くっついて硬くなった関節周囲の組織をはがし、関節の動きを改善する治療法です。
肩関節周囲炎の方に意識がある状態で行うため、有害な症状などがあれば反応も得やすく、また全身麻酔ができない方にも行うことができるため、適応の幅が広い治療法であるとされています。

他の治療法に比べての優位性

全身麻酔が条件である麻酔下徒手的受動術に対し、神経ブロックは部分的な麻酔であるため、適応できる範囲が広いのが特長です。

留意すべきこと

多くの場合は症状が改善されるとされますが、場合によっては再発することもあります。
また、手術療法は完治を目指すものではなく、術後の運動療法などに取り組みやすくすることが目的であり、術後はリハビリを行うことが重要とされています。

副作用と対策

感染症

非常に稀ですが、手術の前に行われる神経ブロック注射によって菌などが侵入することで感染症をおこし、発熱したり手術部位に膿や痛みの症状があらわれることがあります。また、肺炎など術後の抵抗力の低下により発症する感染症もあるとされます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術前に抗生物質を使用することにより、細菌の感染を防ぐことがあります。感染した場合でも、軽症の場合は洗浄により症状が次第に良くなることもありますが、 重症の場合は傷を開いて深い所まで洗浄を行うことがあります。その際には麻酔をかけて行うこともあります。

脱臼、骨折

肩関節を動かすときに上腕骨骨折や、肩関節脱臼をおこすことがあります。

もし、脱臼や骨折などの合併症をともなってしまった場合は、関節を戻す処置や骨折を修復する手術などが行われることもあります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

40,000~100,000円

(3割負担の保険適用時)

一般的な所要時間

■治療時間:約20分
■治療期間:3週間程度の通院が必要です

適用される患者

痛みや関節が動く範囲の制限が強く、保存療法で効果がみられない方

肺を一部切除しているなど、重度の呼吸障害がある方

更新日:2015年10月15日

参照元:(標準整形外科学第11版中村利孝医学書院2011年(閲覧日:2015年10月3日),肩その機能と臨床第4版.信原克哉医学書院2012年(閲覧日2015年10月3日),疾患別理学療法ハンドブック第4版細田多穂柳澤健協同医書出版社2010年(閲覧日:2015年10月3日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月15日))

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