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関節リウマチ(関節リュウマチ、リウマチ)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

食欲不振や倦怠感、熱っぽさといった全身性の症状がみられ、さらに寝おきに手足や全身の関節のこわばりを感じるようになります。このような初期症状にともなって、多くの関節リマウチは非常にゆっくりと症状が進行していきます。

進行時の症状

病状が進行していくと、多くは手首や手足の指などの小さな関節から腫れはじめます。その後、こわばりや痛みといったさらなる症状がみられはじめ、複数の関節で左右対称におこるようになっていきます。動いたり体重をかけたりすることで関節が痛むようになり、そうのような症状は徐々に全身の関節へと広がっていきます。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

人口10万人あたり0.4~0.5%の人、また30歳以上の1%にあたる人々がかかるといわれています。
※"公益財団法人日本リウマチ財団"平成25年時

年齢によるリスクの上昇度合

30歳~50歳での発病がもっとも多いとされており、男性より女性の方が約3倍ほどかかりやすいといわれています。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

現在では完全な病原の解明はされていませんが、細菌からからだを守る免疫系の異常が原因として考えられています。このような免疫系の異常の要因としては、遺伝子的要因や感染したウイルスや細菌といった微生物による刺激の影響などがあげられます。
免疫系の異常によって、本来細菌やウイルスを攻撃するための免疫が、あやまって自分のからだを攻撃してしまい関節の炎症を引きおこします。さらにサイトカインとよばれるたんぱく質が過剰に作られ、その作用によって炎症がより悪化し、さらなる痛みや腫れ、関節の破壊が進んでいきます。

分類 - 病気の種類や段階

病気の進行状況に沿った4段階のステージにわけられます。

【ステージI(初期)】
■エックス線写真上に骨破壊像がない(エックス線学的骨粗しょう症はあってもよい)

【ステージII(中等期)】
■エックス線学的骨粗しょう症がある(軽度の軟骨破壊はあってもよい)
■関節運動は制限されているが、関節変形はない
■関節周辺の筋萎縮がある(結節や腱鞘炎のような関節外軟部組織の病変はあってもよい)

【ステージIII(高度進行期)】
■骨粗しょう症にくわえ、エックス線学的に軟骨や骨の破壊がある
線維性または骨性強直をともなわない関節変形がある(亜脱臼、尺側変異など)
■強度の筋萎縮がある(結節や腱鞘炎のような関節外軟部組織の病変はあってもよい)

【ステージIV(末期)】
線維性あるいは骨性強直がある
■ステージIIIの基準を満たす

検査 - 病気の特定方法

問診、視診 診断の補助

早期発見のため、医師が本人の自覚症状や関節の状況、関節以外の症状を確かめることで、関節リウマチの診断の補助とすることがあります。

超音波検査 (画像検査) 重症度の確認

超音波を使い関節部分を画像に映しだすことができ、病変の有無を確認する検査です。検査は、体表にプローブという超音波を発する機械を当てながら行い、痛みをともないません。診察や血液検査では検出できない炎症の有無や、エックス線検査では検出できない細かい骨の変化が観察できます。また、関節リウマチがひきおこす滑膜の炎症の様子を直接観察することができます。

抗体検査 (血液検査) 確定診断

採血を行い、血液中のリウトマイド因子や抗CCP抗体の値を調べることで、関節リマウチであることを確かめます。

血液検査 確定診断

採血により採取した血液中の白血球数やCRPといった値を測定することで、炎症や感染症の有無を推測するための検査です。

関節液検査 確定診断

関節液の量や白血球の量を検査することとで、間接の異常を確認する検査です。関節の病気によっては関節液にさまざまな変化が生じるため、この検査によって確定診断を行うことがあります。関節リマウチの方は関節液の量や白血球の量が増加するなど、関節液にさまざまな変化が生じるため、この検査によって確定診断を行います。

尿検査 状態の確認

尿中のたんぱく質や赤血球などを調べることで、腎障害の有無を検査します。
尿中に含まれる成分を調べることにより、腎臓や膀胱、尿路などの臓器の異常を調べることのできる検査です。尿検査では一般的に、色や比重、PH、蛋白、糖、ウロビリノーゲン、潜血、ケトン体、比重、亜硝酸酸塩などの成分を調べます。細長い、スティック状の試薬を染み込ませた尿検査紙を使用して、その色の変化をみることにより、尿の成分に異常がないかどうかをおおまかに調べることができます。早朝以外の、随時採取される中間尿を検査用に使用することが多いです。また、異常がみられた場合、さらに詳しく検査を行うために、尿沈渣の顕微鏡による検査を行うこともあります。
尿を遠心分離機にかけ、沈殿した成分に赤血球や白血球、細菌、そのほか異常な細胞などがみられないかを観察することもあります。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 重症度の確認

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、周辺臓器への転移を確認する検査です。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。
また確定診断の後も定期的に画像検査を行うことによって症状の進行具合や骨の破壊状況を確認することもあります。

エックス線検査 (画像検査) 重症度の確認

エックス線を体表に照射してからだの中の臓器や骨などの状態を画像に記録し確認する検査です。一般にレントゲン撮影ともよばれます。ごく微量ながらも放射線被爆をともないますが、からだへの負担が少ないため、広く行われる検査法です。
また確定診断の後も定期的に画像検査を行うことによって症状の進行具合や骨の破壊状況を確認することもあります。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

早期発見と治療によって、3%の人は薬を減らしたりやめても症状が進行しない完全寛解をすることが可能です。
また70%程度の人が骨の変形や破壊の回復はできないにしろ、痛みや症状の進行が無くなる寛解をすることが可能です。
しかしその程度には大きな個人差があり、再発の仕方にはさまざまな周期のパターンがあります。

合併症と転移

関節リウマチは、関節以外にもさまざまな合併症をあわせ持ちやすい全身性の病気です。
自己免疫性の疾病であるため、シェーングレン症候群やアミロイドーシスによる臓器障害などその他の自己免疫性の合併症にかかりやすくなっています。
また貧血、骨粗しょう症、血管炎なども合併しやすいため、注意が必要です。

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参照元:(関節リウマチ診療ガイドライン2014日本リウマチ学会http://www.ryumachi-jp.com/guideline.html(閲覧日:2015年7月6日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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更新日:2017年03月06日

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