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生物学的製剤(抗TNFα阻害薬)関節リウマチ(関節リュウマチ、リウマチ)

概要

生物から作られるたんぱく質を利用して作られた薬です。サイトカインという炎症や関節破壊を引きおこす物質の働きを抑えます。高い免疫抑制作用をもちます。
現在、関節リウマチに使用されている生物学的製剤は、TNF阻害薬(インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、ゴリムマブ、セルトリズマブ)、IL-6阻害薬(トシリズマブ)、細胞標的薬またはT細胞選択的共刺激調整薬(アバタセプト)の7剤とされています。
それぞれ皮下注射または点滴静注による投与などにわけれています。

他の治療法に比べての優位性

抗リウマチ薬での症状のやわらぎが十分でない場合に、抗リウマチ薬と併用することで高い効果が期待できます。 皮下注射の場合、医師の指導のもと訓練を行なうことで自己注射を行なうことができる薬もあるほか、薬によって通院期間が異なります。

実際に治療を受けた方が選択した理由

ずっと勧められていたが費用のことを考え、なかなか決断出来ずにいた。しかしそろそろ始めないとどんどん関節が破壊されていくと言われ決心した。
痛み・腫れ共に内服薬では効果がなく、医師の提案にあったレミケードを選択。高額ではあるが保険適用の旨説明を受けた。
内服ではなかなか症状が改善せず、高額だが生物学的製剤が出だした頃に、症状が改善された症例も医師から説明されたため。

留意すべきこと

免疫を抑制する作用が強いため、肺炎や結核といった感染症への注意が必要です。またアレルギーやコレステロール値がたかまる可能性もあります。
皮下注射や点滴静注を行なう際には、通院が必要となります。

実際に感じた効果

朝、体を起こすときに楽に起きることができるようになったのが一番大きいと感じた。乗れなかった自転車も楽にのることができるようになった。
毎日毎日、「痛い、痛い」と口にしない日はなかったのに、嘘のように腫れも痛みも消えた。魔法の薬だと思った。こんなに楽になるなら早く始めれば良かったと思った。
現在は痛み・腫れ共に特に自覚症状はなく推移している。抗リウマチ薬服用の週約3日間は免疫低下による肺感染症に注意する以外良好。

副作用と対策

肺疾患

肺胞に炎症がおこり、血液中の酸素が不足していきます。それによって、呼吸が苦しくなったり、空咳が出たりします。

まず原因となる薬品の中止を行います。急速に悪化する場合や重症な場合はステロイド剤の投与を行うこともあります。

血球減少

造血器官である骨髄の造血作用が抑えられるため、血液中の細胞が減少することがあります。白血球が減少した場合は感染症にかかりやすくなり、赤血球が減少すると貧血の症状がでることがあります。血小板が減少した場合は、出血しやすくなるといった症状があります。

気になる症状がみられた場合、医師に相談するようにしましょう。また、定期的に行われる血液検査によっても発見される場合があります。 とくに、骨髄抑制をきたしている間は、感染症にかかりやすいため、風邪をひかないように注意したり、傷みやすい食物をとることもさけましょう。

感染症

薬の作用により免疫機能が抑えられ、細菌やウイルスなどさまざまな感染症にかかりやすくなる、または感染症が悪化してしまう場合があるとされています。おもに肺炎や結核、敗血症(血液におこる感染症)、髄膜炎などとされ、それらに付随した異常なだるさ、出血傾向、発熱やのどの痛み、咳や息切れ、腹痛、下痢などといった症状がみられます。また、健常な際ではかからない日和見感染症などに感染してしまう可能性もあるとされています。

日常生活の中で予防として、手洗い、うがい、マスクの着用、人ごみの回避など注意が必要です。咳が続く、喉の痛みなど、気になる症状がある場合は医師に相談するようにしましょう。状況に応じて薬の量の調整あるいは中止などを行うことがあります。事前に感染症にかかっていないかの確認、検査が重要とされています。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

メトレートを服用してから、服用した日の翌日に乗り物酔いのような胃の不快感 ヒュミラの注射を始めた頃から、常に感じる疲労感と免疫低下に伴って感染症(風邪、水虫等)にかかりやくなったこと この2点が現在も続いている。 かつて、エンブレルの注射を始めて1ヶ月程経ったときに、体中にひどい痒みを伴う湿疹が出た。すぐに治療を受けている病院の皮膚科で治療を受けたので、大事には至らなかった。
風邪などの重症化や感染など治療初期にかなり注意されたので不安だったが、風邪を引いても今までと変わりなく済んだ。
副作用として聞いていた免疫が普通の人よりも下がってしまい使い始めて半年頃に風邪引いてしまった時に一度だけ中止をした後から効き目が半減した事です。中々腫れは引かず痛みも残ってしまいます。

費用

1回:20,000円程度

(保険適用時※自己負担額が異なります。)

実際にかかった費用

初めは2ヶ月に1度で7万ちょっとだったと思いますが、特定疾患に認定されてからは、自己負担額が収入によって決まるので、現在は月に1万円です。
診察、生物学的製剤、検査→46,000~50,000/月 薬→10,000~13,000/月
入院:(確定診断されたとき)1か月ほどで30〜40万くらい 薬剤:現在は2か月に一度の通院で8万ほど。

一般的な所要時間

服用期間:長期の継続が必要です。
薬によって投与期間がことなるため、きちんと確認し、医師の指示に従いましょう。

適用される患者

抗リウマチ薬を一定期間服用しても、効果があらわれない方

結核や肺炎などの感染症を合併している方は適応をさけましょう。

更新日:2016年10月26日

参照元:(関節リウマチ診療ガイドライン2014日本リウマチ学会http://www.ryumachi-jp.com/guideline.html(閲覧日:2015年7月6日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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