歯髄壊死(歯髄壊疽)
歯髄壊死とは
歯髄壊死は歯髄炎が進行することによって発症します。歯髄壊死が進行する過程で腐敗菌に感染した場合や、もともと細菌感染している化膿性歯髄炎が進行した場合は、歯髄壊疽を発症します。歯髄壊死と歯髄壊疽の大きな違いは細菌感染の有無です。
症状と原因
歯髄壊死、歯髄壊疽ともに歯髄が死んでしまっているため自覚できる初期症状はありません。ただし、歯髄壊疽では温熱痛や咬み合わせ時に痛みを感じる人もいます。また、歯髄壊疽は腐敗菌(細菌)感染がおこっているため、ひどくなると腐敗臭がするようになります。
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歯髄壊死、歯髄壊疽では、細菌感染の有無または症状の程度により治療法を選択します。基本的な治療法は根管治療になりますが、進行具合によっては歯根端切除術や抜歯も選択されます。
歯髄壊死の主な治療法は下記の2つに分けられます。
(1)細菌感染がない、または感染の程度が軽い場合は、歯髄だけをきれいに取り除きます。
(2)細菌感染が広範囲におよんでいる場合は、歯髄をきれいに取り除き、細菌感染した根管壁の象牙質も取り除きます。
いずれの場合も歯を残すことができます。
歯髄壊疽の主な治療法は、歯髄壊死の主な治療法の(2)同様になります。
歯髄壊死、歯髄壊疽ともに進行して根尖病巣が発生し、根管治療で治る見込みがない場合には
(1)外科的な方法によって歯根の先端を切り取るもの
(2)歯を抜くもの
が選択されることがあります。
(1)は最終的には歯の機能を取り戻すことができますが、(2)は歯を抜いてしまうため、機能を取り戻すことはできません。
更新日:2015年11月27日
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