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前立腺肥大症の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

尿が出にくい、尿の勢いがない、尿が出るまでに時間がかかる、尿が途切れる、力まないと尿が出ないなどの"排尿症状"、頻尿や突然強い尿意を感じて我慢できないなどの"畜尿症状"、残尿感や排尿後に漏れてしまうなどの"排尿後症状"などがあります。

進行時の症状

尿道が狭くなることで、内部の粘膜が傷つき血尿が出るようになります。また、尿意があるにも関わらず尿が出ない尿閉の症状をおこしやすくなります。尿閉の状態が続いてしまうと膀胱内に尿が溜まり、尿路感染をおこしやすくなり、さらに膀胱結石ができることがあります。
尿閉により溜まった尿が腎臓へ逆流すると腎機能障害をおこしてしまい、さらに膀胱内の尿が溢れてしまうと尿が常に漏れている状態(尿失禁)をおこすこともあります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

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年齢によるリスクの上昇度合

50歳ごろから増加し、年齢とともに高まる傾向にあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

主な原因は加齢による男性ホルモンを含む性ホルモンのバランスが関係しているといわれています。その他には肥満、高血圧、高血糖などメタボリックシンドロームとの関係も指摘され、さらに親、兄弟が発症している場合、かかる割合が高くなっていることから遺伝的な原因も関係していると報告されています。

分類 - 病気の種類や段階

症状により3つに分類されます。
■膀胱刺激期:肥大した前立腺が尿道を圧迫することで症状があらわれます。何度も尿意を感じる、排尿してもまたすぐ行きたくなる、夜間何度もトイレにいく、尿が漏れそうになるなどがあります。
■残尿発生期:肥大した前立腺に圧迫されて尿道が狭くなることで残尿感の症状があらわれます。なかなか尿が出ない、力まないと尿が出ない、尿が途切れるなどがあります。
■慢性尿閉期:尿が全く出ない尿閉の症状があらわれます。次第に尿閉になることもありますが、飲酒や風邪薬の内服などをきっかけに突然尿閉をおこす場合もあります。

検査 - 病気の特定方法

国際前立腺症状スコア 状態の確認

症状の質問表に検査対象者が自分でチェックをいれ、症状の程度をスコアで評価する検査です。0~7点が軽症、8~19点が中等症、20~35点が重症のように分類され、スコア化することで自覚症状の程度を客観的に評価することができます。短時間で終わるほか、痛みや苦痛などをともなわないものですが、この検査のみで判断されるものではありません。

直腸診 状態の確認

医師が肛門から指を入れ、直腸の壁越しに前立腺を触診し、前立腺の肥大や、ポリープ、しこりがないかを調べる検査です。しこりの硬さや大きさにより良性か悪性かをある程度診断できるものとされますが、確実なものではないとされます。検査自体は短く、数十秒から1分程度になりますが、多少の不快感や痛みをともなう場合があります。

超音波検査 (画像検査) 病気の有無

超音波を臓器に当て、モニターに映し出される画像によって前立腺の状態を診断する検査です。お腹の上から超音波を当て前立腺の状態を確認する「経腹的超音波検査」、肛門から超音波の装置をいれ前立腺の状態を確認する「経直腸的超音波検」、尿道口から超音波の装置を挿入し前立腺の状態を確認する「経尿道的超音波検」などがあります。「経直腸的超音波検査」は肛門から直腸まで挿入する必要があるため、多少痛みをともなう場合があります。

尿流量検査 状態の確認

普段の排尿と同じように、測定装置のついたトイレに排尿し、その際の尿流や速度、排尿パターンを確認するための検査です。そのデータをもとに尿流曲線や尿流速を分析し、排尿機能や排出機能の状態を確認し、不安定膀胱の有無を調べます。検査対象の方の負担などがなく、簡単に排尿障害の有無や程度を診ることができます。

PSA検査 (血液検査) 状態の確認

採血を行い、血液中のPSAという前立腺特異抗原の値(腫瘍マーカー)を測定することで前立腺がんの有無や状態を推測するための検査です。前立腺肥大症、前立腺がんなどの病気がある場合にこの値が上昇することがあります。しかし、この値のみで、前立腺がんの診断を行うことはできないため、他の検査を併用することで確認を行うことがあります。

残尿測定 病気の有無

排尿後、下腹部への超音波検査をし、膀胱内の残尿量や残尿の有無を確認する検査です。残尿検査ともよばれます。痛みや負担のない検査で短時間で終わりますが、排尿後に受ける検査なため、診察前の排尿は控えて受ける必要があります。

前立腺肥大症になった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

頻尿、夜何度もトイレに起きる、尿がスムーズに出ず泌尿器病院に診察を受け診断された。あまり重症ではないとの事で、定期的に薬で治療して行くと言わ...

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尿管結石で治療のため泌尿器科を受診した際に、前立腺が肥大していると指摘され投薬が始まった。本人の自覚症状はあまりなく、現在も受診中である。3...

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12月定期健診エコーにて肥大している、自覚症状はないか?ない再度検査してください。再度健診後、前立腺が年齢のわりには肥大しているらしい、排尿...

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

手術療法では、前立腺を完全に取り除けていなかった場合、治療を受けた方の約10%程度に再発の恐れがあるといわれています。再発の有無を診るために長期的な経過観察が必要となります。
また、レーザー治療や温熱療法も長期的な経過観察が必要となります。

合併症と転移

膀胱に尿が残った状態が続くことで尿路感染症や膀胱結石をおこすことがあります。また、溜まった尿が腎臓へ逆流することで腎機能障害、腎不全に進行することもあります。溜まった尿の圧に膀胱壁が耐えられなくなるといつも尿が漏れている状態になる溢流性(いつりゅうせい)尿失禁になることもあります。

前立腺肥大症を経験した人からのアドバイス

健康が一番だと切実に思った。入院時も家族の支えや協力がないとこなせないと思い家族のありがたいを痛切に感じた。原因である喫...

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寝てる時も頻繁に起きて、寝不足になり、仕事をしている時も、頻繁に席を立つことになるため、大変苦労をしました。人にはあまり...

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参照元:(前立腺肥大症診療ガイドライン日本泌尿器学会(閲覧日:2015年9月8日),慶応義塾大学病院医療・健康情報サイトhttp://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000249.html(閲覧日:2015年9月8日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月8日))

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更新日:2016年12月27日

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