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パニック障害(パニック症、PD)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

突然の動悸やめまい、呼吸困難、発汗、胸痛など「パニック発作」とよばれる症状があらわれます。

進行時の症状

発作をくりかえすことで、発作のない時もまた発作がおきるのではないかという「予期不安」やそれにともない、仕事をやめるなどという行動の変化があらわれます。また、行くと発作がおきる苦手な場所ができ、そこを避けるようになる「広場恐怖」が強くなることもあり、1人での外出が困難になります。いつの間にか、うつ病を併存することもあります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

生涯で全人口の2~3%の方がパニック障害に罹患するとされています。
※日本精神神経学会ホームページより

年齢によるリスクの上昇度合

女性は男性の2.5倍かかりやすいといわれています。また発症年齢は18歳から60歳までのすべての年齢層でみられますが、20~30歳代に多く、60歳以上になると減少する傾向があります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

原因はわかっていませんが、複数の原因が重なって発症するとされています。1つは生まれもった体質、そこに育ってきた環境や生活上のストレスが重なることで、脳が機能障害をきたします。
脳の一部にある「中枢化学受容器」という二酸化炭素(CO2)を感知する器官が過敏になり、ほんのわずかなCO2の上昇を酸素不足と捉えてしまうことで、呼吸が早くなることや心臓の拍動数が増えるなどの症状が生じてしまいます。
そして、その症状を「扁桃体」という器官が察知することで、生命に危機的な状況がおこっていると誤った認識をもつようになり、危険回避のために交感神経を高ぶらせて体の反応をおこさせ、動悸・呼吸困難感・窒息感・発汗・ふらつき・震えなどの症状があらわれるとされています。さらに、その扁桃体が過敏になることで、「パニック発作」は繰り返しおこってしまいます。

分類 - 病気の種類や段階

【不安障害の下位分類】
精神疾患の中で不安を主な症状とする疾患群をまとめた名称が「不安障害」です。原因や別の疾患によるものなど原因や症状より、さらに下記のように分類されます。
・パニック障害
・恐怖症
・強迫性障害
・外傷後ストレス障害(PTSD)
・急性ストレス障害
・全般性不安障害
・一般身体疾患による不安障害
・物質誘発性不安障害
・特定不能の不安障害

検査 - 病気の特定方法

DSM-5 状態の確認確定診断

①2回以上「予期しないパニック発作」があること、②少なくとも1ヶ月の間に次の発作がおこることへの持続的不安(予期不安)や発作の心配、関連した行動上の変化(回避行動など)、のどれかがあること③カフェインや医薬品、あるいは身体の病気(甲状腺機能亢進症など)によらないこと、の3点すべてがそろうかどうかを確認します。
パニック発作とは、以下の13の症状のうち4つ以上の症状が数分間で同時におこることをいいます。
■動悸、心拍数の増加
■発汗
■身震いや震え
■息切れ、息苦しさ
■窒息感
■胸痛、腹部の不快感
■吐き気
■めまい、ふらつき、意識が遠くなるような感覚
■寒気や熱感
■感覚の麻痺
■現実ではない感じがする、または自分自身から離れていく感じがする
■自己コントロールを失うことへの恐怖感
■死ぬことに対する恐怖感
なお、何らかのストレスがあった直後おきた「パニック発作」は「予期しないパニック発作」にあたらないため、何回おきても「パニック障害」とは診断されません。

パニック障害になった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

10代の頃から、歯科・美容室のシャンプー台などの拘束される場所や身動きのとれない場面で心拍が速くなり、不安感に襲われるという症状がありました...

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突然、不安がひどくなり発作やめまい動悸が激しくなり自分がなんの病気かわからず色んな病院に行きました。本当に数知れないくらいに行きました。最後...

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2015年5月、通勤で満員電車に乗ると、吐き気や過呼吸を起こすようになりました。次第に電車が怖くなり、各駅停車でゆっくり通勤するも、症状は変...

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

個人差がありますが、慢性化や再発するケースも多く認められています。自分の判断で薬の服用を中断しないことが大切です。また、家族や周囲の人が励ましたり、叱ったりすることは逆効果になるため、あたたかく見守ることが重要です。
また治療は、症状を軽減するだけでなく、症状を制御しながら仕事や日常生活をいかに維持していくかも大きな目標になります。

合併症と転移

うつ病との合併が多いとされています。また、さまざまな物事への不安を感じやすくなる全般不安症の合併も多いことが知られています。
さらに、アルコール依存症、薬物依存、パーソナリティ障害などが加わると、症状が悪化し経過が長引くこともあります。早めの治療やサポートなどの周りの環境が大切です。

パニック障害を経験した人からのアドバイス

私は元々心配性でした。だからこそこのような病気にかかってしまったんだとは思いますが、健康第一。家族大切。本当に、周りに支...

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早くとにかく病院にいくこと。同じように苦しんだ人がこんなに来ていると思えて安心しました。...

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参照元:(みんなのメンタルヘルスパニック障害・不安障害厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_panic.html(閲覧日:2017年9月8日),日本精神神経学会HP https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=43(閲覧日:2017年9月8日),これで治せる!パニック障害:正しい理解、治療法からセルフケアの方法まで貝谷久宣大和出版2013年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:(閲覧日:2017年9月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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更新日:2017年09月11日

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