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卵巣がんの症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

特徴的な初期症状はほとんどありません。下腹部にしこりを感じる、圧迫感がある、膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状を訴えて受診したところ、すでにがんが進行しているような場合もあります。

進行時の症状

がん細胞は最初は卵巣の中だけにありますが、早い段階から卵巣の外に飛び出します。腹腔内に出たがん細胞は表面に転移し、小さな病巣を作り、成長していきます。腹膜への転移を腹膜播種(ふくまくはしゅ)とよび、比較的短い時間で腹腔内全体にひろがり、腸の表面、横隔膜など腹腔内のあらゆる臓器に転移します。胸腔内までひろがると胸水がおこり、胸水が溜まると息切れや呼吸困難、食事がのどを通りにくくなるどの症状が出るようになります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

遺伝的関与があるとされているのは卵巣がんの方の約5~10%です。近親者に卵巣がんの方がいる場合は通常よりも発症の確率が高く、乳がんと同じくBRCA1、BRCA2遺伝子の変異(家族性腫瘍)が考えられます。また発生リスクが高まるケースとして、出産の経験がないことや、婦人科疾患では骨盤内炎症性疾患、多のう胞性卵巣症候群、子宮内膜症などがあります。また、可能性のあるリスク要因として、排卵誘発剤の使用、食事、肥満、食事、10年以上にわたるホルモン補充療法などがあげられます。

分類 - 病気の種類や段階

■I期…がんが卵巣にだけある
Ia…期:がんが片側の卵巣にだけある 
Ib…期:がんが両側の卵巣にだけある
Ic…期:がんは片側または両側の卵巣にあるが、被膜表面に顔を出していたり、被膜が破れている。または腹水や腹腔洗浄細胞診にがん細胞がある。 
■II期:がんが卵巣周囲の臓器(子宮、卵管、骨盤臓器)にひろがっている
Iia…期:がんが子宮、卵管にひろがっている
Iib…期:がんが子宮、卵管以外の琴坂内臓器がひろがっている
Iic…期:がんはIIa期、IIb期の状態だが、被膜表面に顔を出していたり、被膜が破れている。または腹水や腹腔洗浄細胞診にがん細胞が見つかったもの。
■III期:がんが骨盤の外の腹膜や、骨盤リンパ節・大動脈周辺のリンパ節に転移
Ⅲa期…顕微鏡でしか確認できない小さな腹腔内転移がある
Ⅲb期…直径2cm以下の目でわかる腹腔内転移がある
Ⅲc期…直径2cmを超える腹腔内転移や、骨盤リンパ節、大動脈周囲のリンパ節転移がある
■IV期:がんが腹腔を超えてひろがっている、肝臓の内部に転移している、胸水の中にがん細胞がある

検査 - 病気の特定方法

視診、触診 病気の有無

膣内に膣鏡とよばれる専用の器具や指を挿入し、膣内の確認や触診を行う検査です。また、直腸内に指を入れ、しこりや異常な部分がないかも調べることがあります。検査は、内診台に乗り、下着を着用しない状態で行われます。人によっては、触診を行う際に多少の不快感や痛みを感じる場合もあります。内診には下着を脱いで行うため、あらかじめスカートを履いて行くなどの対処をするとよいでしょう。

超音波検査 (画像検査) 確定診断

超音波をからだに当てることで、臓器や組織にぶつかり、はね返ってくる信号を受信することで、臓器などの様子を画像化する検査です。エコー検査とよばれることもあります。
組織の状態によって反射して戻ってくる信号が変化したものが画像に映しだされるため、腫瘍や炎症の有無などの異常を調べることができます。
場合によっては、食事の制限や排尿しないように注意されることがありますので、事前の説明を聞いておきましょう。

腫瘍マーカー検査 (血液検査) 確定診断

体内に腫瘍ができると、血液や尿に含まれる、たんぱくや酵素、ホルモンなどが急激に増えることがあります。これらの物質を腫瘍マーカーといい、採血による血液検査で調べることができます。卵巣がんではCA125とよばれるマーカーが代表的で、上皮性卵巣がんで陽性になることが多いです。しかし、卵巣がんであっても腫瘍マーカーに異常が認められない場合もあります。また、治療効果や転移、再発には、腫瘍マーカーの値の大きさそのものよりも、値の変化が重要です。

CT検査 (画像検査) 確定診断

からだの内部に20分ほどエックス線の照射を行い、からだの内部を輪切りにした断層撮影を行うことで、撮影した画像を元に診断を行う検査です。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。
また、磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

生検 確定診断

疑わしい病変の一部分をメスや針などで切り取って、顕微鏡などで詳しく調べて病気の診断を行うためにお行います。特に菌や腫瘍の存在、細胞の異型を調べることを目的としています。
卵巣がんの場合、腫瘍の有無や転移の疑いがある場合に、細胞や組織を採取して検査を行うことがあります。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 確定診断

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、周辺臓器への転移を確認する検査です。特に脳内部の乳頭体の異常を検査します。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。

卵巣がんになった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

治療後2年までは1~3か月ごと、5年までは3~6か月ごと、5年以降は1年ごとの経過観察をします。再発の95%は4年以内におこるとされているので、5年間再発がなければ経過観察の間隔を空けていきます。

合併症と転移

ステージII期になると、子宮や卵管、骨盤内臓器にひろがります。リンパ節転移により、腹部大動脈のまわりや骨盤内のリンパ節がはれ、胸部や首のリンパ節にもひろがることがあります。

卵巣がんを経験した人からのアドバイス

少しでも体調の変化を感じたらすぐに病院へ行ってほしい。病名が分かってから不安でいろいろ調べたりして悪い事ばかりを考えてし...

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参照元:(卵巣がん治療ガイドライン2010版https://jsgo.or.jp/guideline/ransou.html(閲覧日:2015年8月27日),卵巣の病気月経の不調から卵巣がんまで上坊敏子講談社2012年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月27日))

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更新日:2016年12月27日

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