DC療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)卵巣がん
概要
2種類の抗がん剤を併用した治療法です。制吐剤と抗アレルギー剤を使用した後、ドセタキセル(D)、カルボプラチン(C)を間隔を空けて点滴します。
他の治療法に比べての優位性
実際に治療を受けた方が選択した理由
20代女性(この人の治療体験)
留意すべきこと
乳化剤に対する過敏症を持つ方は使用出来ません。
実際に感じた効果
20代女性(この人の治療体験)
副作用と対策
血液中の赤血球や白血球、血小板といった血液中の細胞は骨の中心部である骨髄で作られていますが、それらの細胞が作られる働きがおさえられることがあります。骨髄では赤血球、白血球、血小板などの血液細胞が作られますが、白血球が減少した場合、細菌やウイルス感染に対する抵抗力が弱くなり、重度の感染症にかかりやすくなると発熱が続きます。また、血小板の減少が原因で出血しやすくなり、赤血球が減少すると貧血の症状を引きおこすこともあります。
白血球の数が極端に減少した場合、感染症予防のために、抗生物質の投与や、免疫にかかわる細胞の好中球を増加させることができるG-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)製剤の投与などを行うことがあります。
初回の治療から2~3週間過ぎたころから、髪の毛が抜けはじめるとされています。脱毛は一時的なもので、治療終了後約2~3ヶ月程度で再び生え始めます。新しく生えてきた髪質が一時的に変わってしまうこともありますが、やがて以前の髪質に戻るとされています。
かつらやスカーフ、帽子などを使用するほか、あらかじめ髪の毛を短めに切っておく方法もあります。また、シャンプーは刺激の少ないものを使用し、カラーやパーマはさけることが望ましいとされています。
体に水分をため込みやすくなり、むくみや体重増加などに繋がることがあります。
体をしめつけるような衣服や靴などはさけましょう。投与が終了してから数ヶ月以内 に回復していきます。また利尿薬を服用することで回復することもあります。
こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索
実際に感じた副作用
20代女性(この人の治療体験)
費用
治療費は1か月約120,000円
(3割負担の保険適用)
実際にかかった費用
20代女性(この人の治療体験)
一般的な所要時間
3-4週間ごとの投与で3~6サイクルを繰り返します。
適用される患者
表層上皮性腫瘍の方
更新日:2016年10月26日
参照元:(卵巣がん治療ガイドライン2010版https://jsgo.or.jp/guideline/ransou.html(閲覧日:2015年8月27日),卵巣の病気月経の不調から卵巣がんまで上坊敏子講談社2012年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月27日))
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