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中耳炎の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

初期症状としては、突然におこる耳の痛みが多く、炎症で鼓膜が破れて鼓膜の奥の膿が流れ出ることによる耳だれや発熱、難聴、めまいなどがあります。
ただし、耳の痛みを訴えられない乳児や痛みが強くない場合には、徐々に炎症が進んで耳漏(じろう)が出ることで初めて中耳炎に気づくこともあります。 

進行時の症状

耳痛、耳だれ、発熱、難聴、めまいなどを早期に治療すれば比較的早くに治りますが、急性中耳炎を繰り返し難治化すると、言葉の発達が遅れることもあります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

人口10万人あたり39人がかかるといわれています。
※厚生労働省 患者調査(傷病分類編) 平成23年時

年齢によるリスクの上昇度合

6ヶ月~2歳ぐらいがピークですが、5歳ぐらいまでは非常にかかりやすい病気です。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

風邪をひいて鼻やのどにある菌が中耳に入り炎症をおこすほか、赤ちゃんは自分で吐いたミルクが耳に入ることで中耳炎をおこすこともあります。中耳炎が子どもに多いのは、耳管が未熟で、大人よりも短くて太く、まっすぐなために鼻や喉の影響を受けやすいからです。
ほかに、アレルギー性鼻炎による耳管の粘膜の腫れやアデノイドなどによる耳管の圧迫なども、耳管の働きを悪くするため、耳炎をおこしやすくする原因となります。

分類 - 病気の種類や段階

中耳炎は、急性中耳炎・反復性中耳炎・滲出性中耳炎の3つに分けられます。
 
■急性中耳炎:多くは突然におこる耳の痛みで発見されます。
■反復性中耳炎:急性中耳炎を何度も繰り返す病気で、2~3歳の子に多く見られ、初めて急性中耳炎にかかった年齢が低いほど、繰り返しやすいのが特徴です。
■滲出性中耳炎:中耳に滲出液が溜まってしまう病気です。子どもの場合は滲出液が溜まっていることが自覚できず、多くは耳の聞こえが悪いことで親が気づく、または就学時検診で発見されます。

検査 - 病気の特定方法

耳鏡、内視鏡検査 重症度の確認病気の有無

耳の中を耳鏡または内視鏡で確認し、鼓膜の状態や赤み、腫脹、耳だれの有無を調べる検査です。鼻炎や副鼻腔炎を併発している場合も多いので、鼻の中も診察します。また、耳だれや鼻の奥の液から原因となる細菌の検査をします。

細菌検査 病気の種類を確認

感染症が疑われる場合に、その原因となる細菌の種類を特定するための検査です。
検査材料として、血液や、尿、組織、分泌物などを採取し、栄養分を含んだ培地上でそれらを培養することで、原因菌の特定を行うことがあります。
さらに、その細菌を殺すことのできる適切な薬を調べることもあります。(薬剤感受性試験)
培養を行うのに時間がかかるため、検査結果がでるまでに数日~1週間ほど必要な場合があります。
中耳炎の場合、鼻咽腔鼻汁または耳漏の検査物を少量採取したものの中から、起因菌の有無などを調べます。この検査により、90%以上の確率で確認することができます。

予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

中耳炎の再発を抑えるためには、かぜを長引かせないことや鼻汁や鼻づまりをそのままにしないでしっかり治療すること、鼻を強くかまないこと、鼻をすすらないことなどに気をつけて、中耳炎を繰り返さないことが大切です。

合併症と転移

まれに急性中耳炎から重い合併症がおこることがあります。
耳の周囲の骨におこる炎症や内耳まで感染が及ぶ内耳炎、脳や脊髄を包む髄膜に炎症がおこる髄膜炎などがあります。また、急性中耳炎の再発を繰り返し、慢性中耳炎になると鼓膜に穴が開く、鼓膜穿孔(こまくせんこう)がおこることがあります。

更新日:2016年12月27日

参照元:(小児小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版日本耳科学会日本小児耳鼻咽喉科学会日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会http://www.jsiao.umin.jp/pdf/caom-guide.pdf(閲覧日:2015年9月29日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月29日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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