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薬物内服療法と肺切除術の比較非結核性抗酸菌症(非定型抗酸菌症)

適用される患者

すべての非結核性抗酸菌症の方

ビモジド、エルゴタミン含有製剤、タダラフィル、アスナブレビル、バニブレビル、スボレキサントを投与中の方、肝臓または腎臓に障害のある方で、コルヒチンを投与中の方には適用されません。

手術に耐える体力が十分にある方、投薬治療の効果がみられない方、気管支拡張や空洞がみられる方

高齢者の方などには適用しないことがあります。

他の治療法に比べての優位性

有効例は少ないとされていますが、効果があったという報告もあるため一般的に行われている治療法です。入院の必要がないため負担が少なくすみます。規則正しい生活を心がけ、長期間服薬を続けることで症状が軽減することが期待されています。
長期にわたる服薬で症状の軽減がみられず、年齢や体力面で手術適用の条件を満たしている場合は、病巣を摘出することで症状が軽くなることがあります。

留意すべきこと

有効性が確実とされていないため、症状や副作用に留意しながら毎日定期的に薬を飲み、禁煙や規則正しい生活と休養を心がけ、長期間諦めずに治療を続けることが大切です。また、定期的に通院し、検査を受けることも重要です。

手術にともない入院が必要になります。年齢、体力、ほかの病気の有無などの条件にあった場合のみ行える治療法です。また、手術後も投薬治療を続け、経過観察を続けることが必要です。

副作用と対策

間質性肺炎

薬に対する免疫反応が原因で、肺胞が炎症して動脈中に酸素が取り込みにくくなり、息切れや息苦しさ、咳、痰、発熱などの症状があらわれることがあります。

定期的に検査を受け体調を確認します。風邪と勘違いしてみすごしやすいですが、症状があらわれた場合は医師に報告しましょう。投薬の中止や治療計画の変更を行います。症状によりステロイドを投与することもあります。

急性好酸球性肺炎

アレルギーと関わりが深い白血球の一種である好酸球によって引きおこされる特殊な肺炎で、咳、階段をのぼったり少し無理をすると息切れする、息苦しくなる、発熱などの症状があらわれることがあります。

血液検査などを行い原因物質を特定して除去しますが、自然軽快し難い場合や、原因物質が不明の場合はステロイド薬による治療を行うこともあります。

心室頻拍

心室に発生した異常な電気活動により、発作的に頻拍をおこすことがあります。それにより、めまい、動悸、胸が痛む、胸部の不快感、血圧低下などの症状があらわれることがあります。また、意識喪失、失神、けいれんなどがおこる場合もあります。

気になる症状がある場合はすぐに受診するようにしましょう。直ちに処置が必要となることもあります。

けいれん

全身または手足などからだの一部に、意志とは関係なく、筋肉の収縮が勝手におこることがあります。

痙攣は病院での治療が必要となりますのですぐ医師に報告しましょう。適切に対処することで数日のうちに回復するといわれています。また、発作を抑えるためにジアゼパムなどを投与することがあります。

アナフィラキシー

発疹や顔面のむくみ、呼吸困難や「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」といった喘鳴(ぜんめい)、喘息のような症状、頻脈、血圧低下などが使用中または使用後にあらわれる場合があります。発症には個人差があるとされていますが、使用後30分以内にあらわれる場合が多いとされています。アナフィラキシーは頻度の低い副作用とされていますが、意識の混濁やチアノーゼといったショック症状など、重篤な症状になる場合があるため注意が必要とされています。なかでも、先天性IgA欠損症の方ではこうした過敏反応がおこりやすいため注意しましょう。

症状が比較的軽い場合、足を高くして仰向けで横になるなど安静にし、最低1時間程度は様子をみましょう。少しでも悪化がみられた場合、すみやかに医療機関を受診しましょう。嘔吐がある場合、吐いたもので窒息をおこす可能性もあるため注意が必要です。呼吸器症状や意識障害があらわれた場合では危険な状態とされる可能性があるため早急な対処が必要とされます。また、アドレナリン自己注射薬の筋肉内注射による応急処置もあるとされています。

偽膜性大腸炎

薬により正常な腸内細菌のバランスがくずれある種の菌が異常に増えることで、大腸に炎症をおこすことがあります。 症状が進行すると、感染性大腸炎の1種 である偽膜性大腸炎に進展し、大腸の壁に小さな円形の膜を作ることで、下痢の頻度が増す、粘性のある便が出る、お腹が張る、腹痛、発熱、吐き気などの症状があらわれることがあります。

腹痛を抑える薬により発症することもありますので、症状があらわれた場合は自己判断をせず、すぐ医師に報告しましょう。薬の中止や減量を検討します。

肝機能障害

倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、吐き気、嘔吐、かゆみなどの症状があらわれることがあります。

症状が重い場合は医師に相談しましょう。投薬の中止や変更を検討することがあります。

横紋筋融解症

骨格筋の細胞が破壊し、倦怠感や筋肉の痛み、手足のしびれ、こわばりなどの症状があらわれることがあります。また血液中に筋肉の成分が流れ出ることで尿細管がダメージを受け、急性腎不全を引きおこして赤褐色の尿が出ることがあります。

多臓器不全などを併発することがあるため、症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬を中止し、輸液療法や血液透析を行うことで腎機能を保護し、回復の可能性を高めます。

胸腔内出血

術後すぐまたは翌日に、血性の排液が3時間以上続くことがあります。

止血のための再手術を行う場合があります。

感染症

肺切除を行う際に、正常な肺の一部に切り込みを入れることがあり、術後にこの部分から空気が漏れることがあります。

通常は漏れている部分が数日で自然にふさがりますが、漏れがとまらない場合は、胸膜を癒着させる薬剤を使うことがあります。それでも改善しない場合は再手術が必要になります。

肺炎

呼吸機能の低下や痛みなどによって、痰が出しづらくなります。また、免疫力も低下しているため、肺炎になりやすい状態となります。

気道の浄化と手術に関連した身体侵襲からの改善をうながし、呼吸機能を整えます。

気管支段端瘻

肺切除を行う場合には、気管支を切断する必要があります。切断した気管支は縫い合わせて空気が漏れないようにしますが、手術後に穴が開いてしまい肺と胸壁の間に空気や痰が入ることで膿がたまることがあります。

症状があらわれた場合は医師にすぐ報告しましょう。再手術を行うこともあります。

声がれ

肺切除術で切除するリンパ節のすぐ近くに、声帯を動かす反回神経がありますが、その神経が麻痺することで声がかすれたり、でずらくなることがあります。また、飲み込んだ食べ物などが気管に入り、むせたり肺炎になったりすることがあります。

一般的には、3~6ヶ月程度で自然に回復することが多いですが、症状が継続する場合、耳鼻科で治療を行うこともあるため医師に相談するようにしましょう。。

血栓症

体内の血管の中でできた血のかたまりが流れ、肺や脳、心臓の血管を塞いでしまうことがあります。肺切除術の術中や手術後には長時間の安静が必要なため、血行が悪くなり、血のかたまりができやすくなります。

これらの合併症をおこす可能性が高い方には、マッサージ器を使用して血行をよくしたり、血液がかたまりにくくなる薬を使用して予防します。

一般的な所要時間

症状がおさまるまで、長期で服用します。

手術時間:2~3時間程度
入院期間:手術前に2日、手術日、手術後に7日の10日程度

体験談件数

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体験談評価平均

2.0/5.0

疾病平均2.0

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疾病平均2.0

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    参照元:(最新医学大辞典第3版最新医学大辞典編集委員会医歯薬出版株式会社2005年,日本化学療法学会誌Vol.59No.5September2011http://www.chemotherapy.or.jp/journal/jjc/05905/059050512.pdf(閲覧日:2015年10月1日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月1日))

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