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ホルモン療法(エストロゲン単独療法、HRT)更年期障害

概要

卵巣の機能低下により減少するエストロゲンという女性ホルモンを、飲み薬や貼り薬、塗り薬などにより補充する治療法です。
女性ホルモンの減少が原因による自律神経の乱れがおきた際に、ほてり、発汗、動悸、手足の冷えといった症状などが緩和されます。自律神経失調症の症状が中心の方に有効な治療法とされます。

他の治療法に比べての優位性

女性ホルモンの減少が原因により引きおこされる更年期障害の症状を、直接的に補充することにより、自律神経失調症状に対する有効性が非常に高いとされる治療法です。

実際に治療を受けた方が選択した理由

女性ホルモンが減ることで色々な不定愁訴がおきるが、それを薬で補うことで、症状を改善するものだとの説明を医師から聞いて、これが一番合理的だと思ったのでHRTを使うことにした。
薬については詳しく知らないまま受診したので医師の説明を聞いて一般的な治療法ということで選択
当時は、まだお薬手帳もなく、なんの知識も持ち合わせていなかった。ただ楽になれば良かった。

留意すべきこと

エストロゲンのみを単独で投与する場合は、子宮体がんのリスクが高くなることもあるため、子宮を摘出した方に適応がある治療法です。
長期投与時には、投与中から中止後5年まで、婦人科検診や乳房検査を受ける必要があります。また、飲み薬の場合は胃腸や肝臓に負担がかかることがあります。使い始めの時期では、胃のむかむかや胸の張り、お腹のはり、おりものの増加などの違和感を感じることがあります。
また、貼付剤、ゲル剤は、添加物などによる皮膚の発赤、かゆみ、かぶれなどの皮膚の異常があらわれることがあります。

実際に感じた効果

デュファストン錠とル・エストロジェルで治療を初めてから、週末寝込んでしまったり、ホットフラッシュが起こったりという辛い症状から解放されました。
初回ホルモン注射を打ち2週間ほどで、ホットフラッシュ・動悸などが減り体が楽になった。注射を毎月1回打ち8カ月ほどで落ち着いたので治療を終了した。
最初にあった、のぼせやだるさ等更年期にあらわれる症状がやわらぎました。 現在は症状もないので薬は服用していません。

副作用と対策

乳房痛

乳房の張り、痛みがおこることがあります。

治療開始後も乳房検診や婦人科検診を定期的に受けるようにしましょう。気になる症状がある場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

乳がん

薬の服用により乳がんのリスクが高まるとの報告があります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。医師に相談したうえで治療を受け、定期的に検査をうけるようにしましょう。

塞栓症

静脈に血の固まりの血栓ができて、血管に詰まることによる塞栓症をひきおこすリスクが高まることがあります。 下肢の疼痛、浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、共通、めまい、頭痛、吐き気などの初期症状があらわれることがあります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。血栓症の初期症状があらわれた場合、ただちに医療機関を受診するようにしましょう。

虚血性脳卒中

血栓ができた場合やコレステロールの沈着による動脈硬化で、虚血性脳卒中になるリスクが高まることがあります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。医師と治療方針を確認したうえで、定期的に検査を受けるようにしましょう。

卵巣がん

卵巣がんを発症するのリスクが高まることがあります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。医師と治療方針を確認したうえで、定期的に検査を受けるようにしましょう。

肺がん

薬の服用により、肺がんのリスクが高まる場合があります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。医師と治療方針を確認したうえで、定期的に検査を受けるようにしましょう。

冠動脈疾患

心臓をとりまく冠動脈にコレステロールが沈着することにより、冠動脈の病気になるリスクが高まる場合があります。

リスクは年齢や投与期間、閉経後年数、健康状態によってさまざまです。医師と治療方針を確認したうえで、定期的に検査を受けるようにしましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

頭痛・吐き気がありました。 服用し始めてから1ヶ月ほどは気のせいかなと感じる程度でした。 しかし、日に日に状態が悪化していき、主治医に相談する形となりました。

費用

※現在調査中です

実際にかかった費用

特に変化が無ければ、数か月に1度の受診なので、薬代を含めて3000円くらい。検査がある時は6000円くらいです。
診察料:20,000円 検査料:30,000円(年一回) 薬剤料:48,000円(半年分の塗布剤 一ヶ月で1本消費するが1本が8000円)

一般的な所要時間

症状が治まるまで長期で治療を行います。

適用される患者

子宮を摘出された方
※子宮筋腫、高血圧、肝機能障害のある方は慎重に薬を使用する場合があります。

下記の方は適応をさけましょう
重度の肝疾患のある方、乳がんのある方、またはその既往のある方、子宮内膜がんのある方、低悪性度子宮内膜間質肉腫のある方、原因不明の不性器出血のある方、妊娠が疑われる方、急性血栓性静脈炎または静脈血栓塞栓症のある方、冠動脈疾患、脳卒中になったことのある方など

更新日:2016年10月26日

参照元:(産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2014(201-204p)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2014.pdf(閲覧日:2016年2月8日),ホルモン補充療法ガイドライン2012日本産科婦人科学会2012年5-6p,産婦人科の実際Vol.51No.1金原出版2002年13-22p,日本医師会雑誌第145巻第1号日本医師会2016年45-48p,産婦人科治療Vol.96No.6永井書店2008年 ,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月8日))

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