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TC療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)肺がん(肺の悪性腫瘍)

概要

プラチナ製剤であるカルボプラチンと、抗がん剤のパクリタキセルを組み合わせた二剤併用療法です。それぞれ、がん細胞の増加を阻止するはたらきがあります。点滴による投与を行います。

他の治療法に比べての優位性

プラチナ製剤の中ではもっとも副作用の小さいカルボプラチンを用いています。

留意すべきこと

アルコールに対するアレルギーのある方やお酒に弱い方はパクリタキセルによる副作用が出やすいです。

副作用と対策

骨髄抑制

白血球、好中球、血小板が減少することがあります。それにともない、発熱、出血、貧血症状などがあらわれることがあります。

菌を遠ざけるために、手洗い、うがいの徹底、マスクの着用、歯磨きを毎食後行うようにしましょう。けがにも注意するよう心がけましょう。

黄疸

肝機能が低下しビリルビンという色素が血液中に増加することで、皮膚や眼球の白目などが黄色みを帯びることがあります。

症状があらわれた場合は、医師に報告しましょう。投薬の継続を検討します。また肝機能を回復させて黄疸症状が和らぐように対処します。

脱毛

髪が抜けたり、薄くなることがあります。

刺激の少ないシャンプーを使用して、頭皮を清潔に保ちましょう。また、髪がふたたび生えはじめるまでは、ウィッグやスカーフなどの利用を検討しましょう。

しびれ

手足の先が痺れ、冷たく感じることがあります。

症状がひどい場合は痺れを軽減させる内服薬を使用します。

関節痛

関節の痛みがあらわれることがあります。

マッサージなどで血流の流れをよくしましょう。痛みが重い場合は医師に報告しましょう。症状に合わせて鎮痛薬を投与し症状をやわらげることがあります。

腫れ

注射部位が赤く腫れる場合があります。

時間が経つにつれ症状がやわらいでいきます。

アレルギー症状

薬に対しアレルギー反応があらわれることがあります。発疹や目のかゆみ、発熱など、さまざまな症状がおこる場合があるとされています。重症化すると呼吸困難や急激な血圧の低下、意識消失といったアナフィラキシーへ進展してしまう場合があるとされています。

症状やその発症時期には個人差があるとされています。また、複数の薬を併用する際はかならず薬剤師や医師の判断を仰ぐ必要があるほか、症状がみられた場合には、必ず医師の診断を仰ぎましょう。薬の服用量の調整や変更、中止などが行われます。そのほか、症状の重症度など全身の状態に応じて抗ヒスタミン薬やステロイドなどによる治療が行われます。

爪の色の変化

爪の変色や変形が見られます。

爪を清潔に保ちましょう。

肝機能障害

薬の代謝時に肝臓に負担がかかることで肝機能が低下し、吐き気、嘔吐、腹痛、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状があらわれることがあります。

症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬の中止や食事療法によって対処し、軽度場合は徐々に回復しますが中等度以上のものは入院した上で治療を行います。

低ナトリウム血症

倦怠感(けんたいかん)、顔色が悪い、吐き気などがおこることがあります。進行すると意識障害や痙攣がおこることもあるため注意が必要です。

症状があらわれた場合、まず安静にしましょう。意識障害や痙攣がおきた際は早めに医療機関を受診しましょう。 水分のとりすぎに注意が必要なため、普段より喉がかわくなどの異変を感じた場合は医師に相談しましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

1クール:70,000円前後

(保険適用時 ※体型の差によって投与量が異なり値段に差異が発生する場合があります。)

一般的な所要時間

アレルギー予防や吐き気予防の薬を含めた約5時間の点滴を行います。3週間ごとの点滴治療を1クールとし、3~6サイクル行います。

適用される患者

IIIA~IV期の方

他に治療中の疾患がある方や、服用している薬がある方は医師との相談が必要になります。

更新日:2016年10月26日

参照元:(EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2014年版日本肺癌学会金原出版2014年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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