あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

急性骨髄性白血病(AML)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

血液細胞の生産が不十分になり、各血液細胞が担っていた役割が果たせなくなります。具体的には、細菌などと戦う役割を持つ白血球(なかでも好中球)が減少することで免疫力がおち、感染などによる発熱を生じます。赤血球が減少すると貧血になり、脱力感・疲労感や息切れを覚えます。血小板が減少すると血が固まりにくくなり、外傷が原因でないあざや出血、鼻血や歯茎からの出血をおこしやすくなります。

進行時の症状

急性骨髄性白血病がもたらす危険な状態としては、感染症、内窒息(酸素が運搬されない)、出血があります。また、全身の骨髄に及んだがん細胞は、血管を通って肝臓、脾臓その他諸臓器にも広がり、正常な組織構造を破壊していきます。広がる場所によって、頭痛や嘔吐があったり、骨や関節が痛んだり、腹部膨満感や腹痛がおこることがあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

はっきりとした原因はまだわかっていませんが、遺伝子異常(染色体異常)、変異に加えて、ウイルス、化学物質、放射線などの環境因子が重なりあって誘発されるといわれています。また、原子爆弾の被曝地や原子力事故の周辺地における被ばく線量に応じて発症率が高まっていることから、放射線被曝との相関性が推定されています。

分類 - 病気の種類や段階

さまざまな分類がありますが、治療方針に関係するものとしては、脳出血などによる早期の死亡リスクが特に高い前骨髄球性の白血病か否かという点で分類して検討することが多くなっています。急性骨髄性白血病(AML)以外のものとしては、急性リンパ性白血病(ALL)、そして慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)などの慢性白血病があります。

検査 - 病気の特定方法

血液検査 病気の有無

採血を行い、血液中の白血球、赤血球、血小板の数を調べる検査です。感染症以外でも、血液の病気やそれ以外でも、これらの細胞数が異常値を示すことがあります。
白血病では、特に白血球の数が異常に増えることが多いとされます。また、血液中に含まれる芽球とよばれる細胞の割合を調べます。

骨髄検査 確定診断

骨髄穿刺といい、局所麻酔を行った上で、腰や胸の骨に針を刺して、骨髄中の組織を採取します。採取した細胞を顕微鏡で観察し、異常な細胞の有無やその数を確認する検査です。それにより、血液の病気の診断を行うことがあります。白血病の細胞は骨髄で増えるため、顕微鏡で細胞の形や数などを調べ、骨髄性なのかリンパ性の白血病なのかを判定します。
局所的な麻酔は行いますが、骨髄液を注射器で吸引する際に、一時的に痛みをともなうこともあるとされます。入院または、外来でも行うことのできる検査です。

遺伝子検査 重症度の確認

病気の特定などが難しい場合、遺伝子を検出することで感染症や悪性腫瘍などの病態を推測したり、異常な遺伝子を検出することで病気の診断を確定することができる検査です。検査材料として、血液や尿以外に、唾液や喀痰、咽頭、骨髄、便などさまざまな部位を検査材料とすることができます。ただし、一般的に費用が高く検査結果がでるまでに時間がかかることが多いとされます。
白血病の場合は、血液や骨髄検査で採取した骨髄液を使い、慢性骨髄性白血病か急性骨髄性白血病かといった病気の種類特定および予後推定を行います。Fish法やRT-PCR法などの方法があります。

CT検査 (画像検査) 病気の有無

からだの内部に20分ほどエックス線の照射を行い、からだの内部を輪切りに断層撮影した画像を元に診断を行う検査です。胸部や腹部のリンパ節の腫れや、肝臓や脾臓の腫れなどを確認します。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。
また、磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
この検査ではがんの広がりや、転移による肝臓や脾臓、リンパ節の腫れの有無などを調べます。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 病気の有無

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、腫瘤の形成や腫瘍の有無、周辺臓器への転移を確認する検査です。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。

急性骨髄性白血病になった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

だるさ、発熱かた体調不良があり、足の甲に赤い発疹が出た。このため、近所のクリニックを受診。その際に風邪ではないかとの診断が一度あったが、その...

(続きを読む)

お腹の調子が悪くなり近所の病院を受診、その時は、胃腸炎の診断を受け薬を処方されたが改善せず再び受診。 今度は、血液検査とエコー検査をしたと...

(続きを読む)

札幌市の円山動物園の近くの職場にいた時に、急に調子が悪くなって、中村記念病院に運ばれたらしいです。その後、白血病ということで、骨髄の移植をす...

(続きを読む)

予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

急性骨髄性白血病全体の完全寛解率は、状態や年齢によっても異なりますが、おおむね60%~80%で、5年生存率は20%~30%といわれています。再発は多くの場合で5年以内に起こります。小児白血病の場合は比較的治癒しやすく、高齢者の場合は、生存率などの数値が平均より下がります。薬の改良によって寛解率は改善しているものの、再発が多いがんであるため、定期的な検査が重要です。

合併症と転移

皮膚や他の臓器に浸潤してがんを作ることがあります。その他にも免疫力低下による敗血症や臓器からの出血などによる死のリスクがあるため、早急な治療が求められます。

急性骨髄性白血病を経験した人からのアドバイス

思っていた以上に入院生活で体力が低下する。筋力トレーニングなどが必要と思われた。口腔内の炎症などにより薬が飲めなくなるた...

(続きを読む)

健康のありがたみ、日常生活が送れるということへの感謝の心。 そして何より家族や友人がこんなにあたたかく自分を支えてくれ...

(続きを読む)

参照元:(造血器腫瘍診療ガイドライン日本血液学会http://www.jshem.or.jp/info/consultation_gl.html(閲覧日:2015年6月25日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

治療ノートの編集方針

更新日:2016年12月27日

急性骨髄性白血病の体験談

みんなの症状について