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水頭症(正常圧水頭症)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

物忘れが多くなることや集中力に欠けるなど、認知症初期と同様の症状がみられ、同時に歩行のふらつきや失禁があらわれるようになります。初期症状からアルツハイマー病やパーキンソン病と診断されていることも多いとされています。

進行時の症状

水頭症の症状が進行するし、脳が強く圧迫をされることで、認知機能の低下が著しくみられるようになります。認知症と似た症状が多くあらわれるようになります。また、歩行障害も強くなり、方向転換などが困難になります。尿失禁についても頻度が多くなる、排尿のコントロールができなくなる場合も多いとされています。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

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年齢によるリスクの上昇度合

60代以降によくみられ、とくに70代の高齢者に多い傾向があります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

先天性、外傷、くも膜下出血や髄膜炎などが誘引となり発症する場合がありますが、原因が不明とされるものがありますが、解明されていません。

分類 - 病気の種類や段階

水頭症の進行度は歩行障害、認知障害、尿失禁頻度などで分類をされていきます。

歩行障害/認知障害/尿失禁頻度
(0)正常/正常/正常
(1)ふらつき/記憶障害の自覚/頻尿
(2)補助具利用で歩行可能/時間や場所など以外の記憶障害/週1~3回程度の失禁
(3)自立歩行が不可能/見当識障害もみられるようになる/1日1回の失禁
(4)歩行不可/会話に支障がでてくる/排尿コントロール不可能

水頭症にはいくつかのタイプがあり、大きく非交通性水頭症交通性水頭症の2つに分けられます。
交通性水頭症:持続性と特発性に分かれます。
非交通性水頭症:小児水頭症や閉塞性水頭症などをさします。正常圧水頭症とは違い、頭蓋内圧が高くなり、頭痛や意識障害、吐き気などがあらわれます。また、腫瘍などが原因となっていることが多いとされています。

検査 - 病気の特定方法

CT検査 (画像検査) 病気の有無

頭部に20分ほどエックス線の照射を行い、輪切りに断層撮影した画像を元に診断を行う検査です。髄液の溜まりと脳室が大きさを確認します。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。
また、磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
認知障害、歩行障害、失禁などの症状がみられた場合に、頭部の画像を確認し、脳室の拡大の有無を調べる、アルツハイマーなどによって脳萎縮がおこっていないかどうかを確認します。

髄液タップテスト 確定診断

腰椎穿刺によって脳脊髄圧を測定する検査です。髄液を体内から取り除き、症状が改善するかを確認します。
改善がみられた場合、水頭症と判断され、治療を検討します。診察台に横になり、背中をできるだけ丸め、膝を抱え込む姿勢によって行われます。少しの痛みをともなう場合がありますが、麻酔などを使用して行われます。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 病気の有無

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、周辺臓器への転移を確認する検査です。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。
水頭症においては、脳室の拡大の有無を確認します。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

水頭症による症状の多くは、手術によって改善できるとされ、手術後の予後も基本的によいとされていますが、閉塞がおこるなどによって再手術が必要となる場合もあるため、定期的な検査などが必要となります。

合併症と転移

水頭症自体に深刻な合併症はないとされていますが、くも膜下出血などを原因として発症している場合、言語障害や運動機能障害がみられることがあります。また、水頭症の原因となる髄液を脳から流すための手術であるシャント手術において、体内に取り入れる機器によって炎症(腹膜炎)などの合併症がみられる場合があります。

水頭症を経験した人からのアドバイス

シャントの圧を変える部分に磁力のあるものを近づけられない(圧が変わってしまうので)ため、おもちゃや携帯などには気をつけて...

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参照元:(難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/entry/1559(閲覧日:2015年9月10日),東邦大学医療センター大橋病院http://www.ohashi-neurosurgery.com/hydrocephalus(閲覧日:2015年9月10日),近畿大学医学部脳神経外科http://www.med.kindai.ac.jp/nouge/disease/informed/4/6.html(閲覧日:2015年9月10日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月10日))

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更新日:2016年12月27日

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