あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

第3脳室開窓術(神経内視鏡下手術、ETV)水頭症(正常圧水頭症)

概要

脳の中に内視鏡を入れ、第3脳室に穴をあける手術です。穴をあけたことで余計な髄液を脳室から排泄できるようにし、症状の改善を図ります。

他の治療法に比べての優位性

機器を体内に取り入れないため感染症や機器トラブルの心配がありません。手術による傷などの負担が小さく、髄液を自然な流れで、体内処理が可能となります。

実際に治療を受けた方が選択した理由

中脳水道閉塞が原因の水頭症で、治療の第一選択が第三脳室底開窓術だった。体に異物を入れることなく、現在は元気に学校に通っている。ただ、最近患者本人が頭痛を頻繁に訴えていて、再度閉塞する可能性がある手術なので、心配はしている。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

留意すべきこと

しっかりと手術できる施設は限られてきており、どこでも手術を受けられるというわけではなく、難しい手術になるため、術者の技術によって成功率が左右されやすいとされています。そのため、術者の経験などを理解し、行いましょう。
また、穴が再度閉塞してしまう可能性があり、その際には再手術が必要となります。

実際に感じた効果

術後傷の痛みは3週間ほどあったと思うが、その後は何事もなく過ごせている。 半年後あたりから頭痛を頻繁に訴えるようになっていて、様子を見た方が良いのか、すぐに受診した方が良いのか 判断しかねている。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

副作用と対策

水頭症の再発

手術によってあけた穴が塞がることで、水頭症を再発する場合があります。

疑わしい症状があらわれた場合はすぐに医師の診断を受けましょう。再発していた場合、再手術を行う場合があります。

感染症

手術を行った部位に細菌が入り、増殖することで感染症をおこし、発熱したり手術部位に膿や痛みの症状があらわれることがあります。また、肺炎など術後の抵抗力の低下により発症する感染症もあるとされます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

切開した部位を清潔にし、手洗いやうがいなど、感染症にかからないよう予防を行いましょう。感染症の症状がみられた場合は、医師の診断をあおぎ、適切な抗生剤などの治療をうけましょう。

髄液漏

頻度は稀ですが、手術によって髄液が体外に漏れだしてしまい、頭痛や耳鳴り、吐気、めまいなどがおこることがあります。また、時間の経過によって髄膜炎を引きおこす可能性があります。

一般的には、一時的なものが多いとされますが、症状が悪化する場合や一向に回復しない場合、安静にして、医師の診断を受けましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

術後の傷の痛みがあった程度で、副作用は無かった。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

費用

治療や入院などを含んだ総合的な費用は800,000~1,000,000円ほどといわれています。

(高額療養費制度を利用することができます。)

実際にかかった費用

入院0円 食事代3500円(小児慢性特定疾患適用で、食事代は半額)

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

一般的な所要時間

手術を含めた入院期間は1~2週間とされています。手術の時間は術者の技術力などによって変わるとされています。

適用される患者

幼児の水頭症、非交通性水頭症以外の水頭症の方

乳児の水頭症、交通性水頭症の方は手術が行えない場合や、効果がない場合があります。

更新日:2015年09月10日

参照元:(難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/entry/1559(閲覧日:2015年9月10日),東邦大学医療センター大橋病院http://www.ohashi-neurosurgery.com/hydrocephalus(閲覧日:2015年9月10日),近畿大学医学部脳神経外科http://www.med.kindai.ac.jp/nouge/disease/informed/4/6.html(閲覧日:2015年9月10日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月10日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。