あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

ドレナージ水頭症(正常圧水頭症)

概要

脳室または腰椎から脳内にある余計な髄液を排出する方法です。
外部に髄液を出していくため、頭蓋内圧が高まることで進む症状を一時的、緊急的に抑制させます。また、他の手術前後の状態管理のために行なわれる場合もあります。

他の治療法に比べての優位性

髄液を直接外に出していくため、緊急処置として即効性を発揮しやすいです。 緊急的な治療場面で得に優位性が高いとされています。

実際に治療を受けた方が選択した理由

難しい手術であったこと、管は抜かなくても大丈夫だということ。
それまで辛かった頭痛、尿漏れ、歩くのが不自由だったのが、ドレナージが終わり、1時間足らずで回復したため。検査でこんなに楽になるのなら、早く手術がしたいと思いました。

70代以上女性の家族(この人の治療体験)

留意すべきこと

脳にある余計な髄液を外に出していくため、チューブを外部に排出していく必要があます。そのため、外部から菌による感染症を引きおこしやすく、長期的な治療には向いていません。
また、この治療だけで症状を抑え続けることは現実的ではありません。

実際に感じた効果

水頭症の後遺症なのか、腫瘍の後遺症なのかわかりませんが、脳下垂体機能低下症(下垂体機能障害)になり 生きていくのに必要なホルモンが出ていないこと、中枢性尿崩症がわかりました。 そのため、一生薬を服用しなければなりません。 成長ホルモンは内服薬がないので、自己注射。 女性ホルモンの薬を定期的に服用し、生理をおこしています。妊娠・出産は難しいといわれています。
ドレナージ自体は、局部麻酔をした上で腰から髄液を抜くだけなので、痛くありません。病室に戻り、1時間足らずで歩行も可能になりました。シャント手術後も、自分ではわかりませんでしたが、術後1週間して撮影したMRIで脳にシワが出来てきたとのことでした。

70代以上女性の家族(この人の治療体験)

副作用と対策

意識障害

髄液の排出が上手くいかず、過剰排出した場合には、意識障害などがおこることがあります。また、時間の経過によって脳ヘルニアや、髄液を流す管(ドレーン)が閉塞してしまうリスクが高まります。

髄液の排出は基本的に最小限に抑えておくのが良いとされ、15~20cmH2Oとし、過剰排出、過少排出を予防します。意識がうすれるなどの症状があらわれた場合、すぐに医師に相談するようにして、適切な処置を受けるようにしましょう。

感染症

チューブを外部に排出しているため、その箇所から菌が入り込み、感染症にかかる可能性がありあます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、発熱、創部の炎症、疼痛などの症状がおこることがあります。血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

チューブ付近を清潔にし、手洗いやうがいなど、感染症にかからないよう予防を行いましょう。感染症の症状がみられた場合は、医師の診断をあおぎ、適切な抗生剤などの治療をうけましょう。

頭蓋内出血

髄液を抜き取るために脳室へ、ドレナージをさした際に出血することがあります。時間の経過によって出血部が青白くったり、頭痛、嘔吐、意識がなくなるなどの症状があらわれることがあります。

疑わしい症状があらわれた場合はすぐに医師の診断を受けましょう。出血性素因をとりのぞくため、抗凝固剤や抗血小板薬などにより対処する場合があります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

手術のために髪が抜けました
特に副作用はありませんでした。

70代以上女性の家族(この人の治療体験)

費用

費用は700,000~900,000円ほどになることが多いとされています。

(水頭症は難病していとはなっていますが、医療費補助の対象とはなっていません。ですが、年齢によって金額に対し1割~3割自己負担、または、高額療養費制度を利用することで、自己負担を少なくすることができます。)

実際にかかった費用

小学生だったのでわかりません
入院:16000円

70代以上女性の家族(この人の治療体験)

一般的な所要時間

多くの場合、ドレナージを行った後に手術が行われます。そのため、期間などは個人差がありますが、感染症の予防といった視点を含め、ドレナージを行える期間は2週間ほどが限界であるとさています。

適用される患者

腰椎ドレナージ以外の手術は基本的にすべての水頭症の方が対象となります。

非交通性水頭症の方は腰椎ドレナージの適用をさけましょう。

更新日:2015年09月10日

参照元:(難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jp/entry/1559(閲覧日:2015年9月10日),東邦大学医療センター大橋病院http://www.ohashi-neurosurgery.com/hydrocephalus(閲覧日:2015年9月10日),近畿大学医学部脳神経外科http://www.med.kindai.ac.jp/nouge/disease/informed/4/6.html(閲覧日:2015年9月10日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年9月10日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

体験談をさがす

ドレナージの体験談

治療法ごとに体験談をさがす