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間歇的口腔食道経管栄養法(OE法)と甲状軟骨側板切除術(嚥下機能改善手術)の比較嚥下障害

適用される患者

嚥下障害はあるが軽度である方、嚥下障害の回復が十分見込める方、意識がしっかりとしている方、発声の機能が維持されている方

以下の方は適応をさけましょう。
嚥下障害の程度が重い方、嚥下障害の回復が見込めない方、進行性の重い神経系の病気のある方、認知症などがありコミュニケーションが困難な方

長期間リハビリなどで改善しない方、より短期間で社会復帰を望む方、口のはたらきは保たれているが喉の障害が重い方、誤嚥してもある程度のむせ反応がある方、自分でたんを出すことができる方、喉の神経マヒにともなう嚥下障害がある方

以下の方は適応をさけましょう。
口や喉の感覚の低下が重い方、寝たきりの方、コミュニケーションが著しく障害されている方、進行性の神経系の病気を患っている方、脳の神経などの障害により著しく嚥下機能が障害されている方

他の治療法に比べての優位性

経口摂取が難しく、栄養補給を行えない場合でも必要な栄養を計算して補うことができます。 経腸栄養療法のような胃瘻や腸瘻の造設手術や経管栄養療法のようなチューブの留置は不要です。 食事ごとにチューブを挿入し注入後は外すため、器具や鼻、口の部位を清潔に保つことができます。 食事の度に口からチューブを飲み込むことが嚥下訓練の1つになります。 食道に栄養剤を注入することで、食道の蠕動運動を促し働きを活発にすることで下痢や胃食道逆流などを減らすことが期待できます。
神経マヒにより、嚥下障害だけでなく、発声の障害をあわせ持っている場合に効果があるとされます。 術後は飲食物を口から摂取できる可能性が高まります。

留意すべきこと

一般には医師や看護師が行うとされ、家庭での使用には訓練が必要とされます。
絞扼反射が強い場合や食道の蠕動運動が弱い場合は、栄養剤が逆流し咳き込みや嘔吐を生じる場合があるため、適応外になることもあります。
注入終了後は逆流を防ぐために最低30分は座る姿勢を保つ必要があります。

術後は喉の腫れなどがみられることがあるため、数日~1週間程度、発声が禁止される場合があります。
肺がん、食道がん、心臓血管の病気やその術後などにマヒが生じてしまっている場合は、十分な効果が得られないことや、回復に時間がかかることがあります。
手術は一定期間のリハビリテーションを行っても十分な効果が得られない場合に検討されます。また手術を行っても十分な効果が得られず障害や誤嚥が残る可能性もあります。
多くの場合、手術後もリハビリテーションが必要になります。

副作用と対策

胃食道逆流

横になったままの姿勢で胃へ経腸栄養製剤を投与することで、栄養物が逆流することがあります。その結果、飲み込んだ食べものが気管や肺に入る「誤嚥」を引きおこす可能性もあります。

姿勢を整える、栄養剤の投与速度を落とす、排泄する機能を高める薬を投与する、などの処置をとります。

出血

手術創より出血する可能性があります。

出血した場合、薬物治療や外科治療により止血を試みますが、出血量が多い場合は輸血が必要になる場合があります。

感染症

手術を行った部位に細菌が入り増殖することで感染症をおこし、発熱や手術部位の膿や痛みなどの症状があらわれることがあります。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、また手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗菌薬による予防的な投与が行われます。また術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗菌薬の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策を行います。

気道狭窄

手術中に神経が傷つく、あるいは術後の腫れやむくみなどにより気道が圧迫され、呼吸困難などを生じる可能性があります。

必要に応じ、気道を切り空気の通り道などを確保する手術を行う場合があります。

一般的な所要時間

処置時間:数分程度
試用期間:一時的
※試用期間は症状により異なります。

入院期間:日帰り~数日程度
手術時間:1~2時間程度

体験談件数

-/全5
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体験談評価平均

-/5.0

疾病平均3.4

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参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))

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