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経静脈栄養療法(経管栄養療法、PN、 TPN)と気管食道吻合術(誤嚥防止手術)の比較嚥下障害

適用される患者

口からの栄養摂取が難しい方、腸のはたらき、形態に問題があり経腸栄養療法ができない方

血液の流れが不安定な方は注意が必要です。

反回神経麻痺などで声門が閉鎖できない方

以下の方は適応をさけましょう。
呼吸やたんを出すことに問題がない方、全身の状態が悪く気管切開に対して耐えられない方

他の治療法に比べての優位性

経口摂取が難しく、栄養補給を行えない場合でも必要な栄養を計算して補うことができます。 嚥下訓練を行うときにチューブが邪魔になりません。
喉頭を温存することができます。

留意すべきこと

チューブ挿入部皮膚や輸液セット、接続部からの汚染、調剤した薬剤などからの感染症に十分注意する必要があります。そのため、チューブ挿入部は1週間に1度は透明テープを交換、消毒するなど日頃の管理が重要です。
完全静脈栄養法を行うと消化管を食物が通らなくなるため、小腸粘膜が萎縮し酵素の活性が低下することや栄養素が取り込めなくなること、消化管の免疫力が低下することがあります。

多くの場合、発声機能は失われます。
呼吸を行うための気管切開孔を設ける必要があります。
誤嚥を防止することを目的としているため、術後の経口摂取は保証されません。
手術は一定期間のリハビリテーションを行っても十分な効果が得られない場合に検討されます。また手術を行っても十分な効果が得られず障害や誤嚥が残る可能性もあります。
多くの場合、手術後もリハビリテーションが必要になります。

副作用と対策

カテーテル関連血流感染

細菌などへの感染が全身の血液感染症に発展し、ときに致死的となるほか眼の炎症がおこり失明することもあるとされています。

使用器具などの滅菌を入念に行うことで感染防止を徹底します。感染症の症状がみられた場合はカテーテルを速やかに除去し、血液検査や感染に対する適切な治療を受けましょう。

気道狭窄

手術中に神経が傷つく、あるいは術後の腫れやむくみなどにより気道が圧迫され、呼吸困難などを生じる可能性があります。

必要に応じ、気道を切り空気の通り道などを確保する手術を行う場合があります。

出血

手術創より出血する可能性があります。

出血した場合、薬物治療や外科治療により止血を試みますが、出血量が多い場合は輸血が必要になる場合があります。

感染症

手術を行った部位に細菌が入り増殖することで感染症をおこし、発熱や手術部位の膿や痛みなどの症状があらわれることがあります。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、また手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗菌薬による予防的な投与が行われます。また術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗菌薬の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策を行います。

一般的な所要時間

処置時間:数分程度
試用期間:一時的~長期間
※試用期間は症状により異なります。

手術時間:1~2 時間程度

体験談件数

-/全5
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体験談評価平均

-/5.0

疾病平均3.4

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参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))

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