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経腸栄養療法(経管栄養療法、EN)とシロスタゾール(抗血栓薬、抗血小板薬)の比較嚥下障害

適用される患者

口からの栄養摂取が難しい方

以下の方は注意が必要です。
腸が安全に使用できない病変がある方、ひどい下痢症状がある方

飲み込みに関わる神経や筋肉の活動が低下している方

以下の方は適応をさけましょう。
妊娠中の方、出血をともなう病気のある方、心臓病のある方

他の治療法に比べての優位性

口から栄養を摂取できない場合の第1選択となります。 経口摂取が難しく、栄養補給を行えない場合でも必要な栄養を計算して補うことができます。 直接小腸粘膜に栄養を届けるため、腸管粘膜血流が促され小腸の絨毛活動が活発になることで感染のリスクが低くなります。 経静脈栄養療法にくらべ、安全性がより高くコスト面も安いといわれています。 嚥下訓練を行うときにチューブが邪魔になりません。
脳卒中後におこる誤嚥性肺炎に対しての有効性が期待されます。脳卒中後の方に使用することで、肺炎発症が約40%減少したという報告があります。

留意すべきこと

予め胃瘻や腸瘻を造設するために、手術をする必要があります。
下痢を生じた場合は投与速度を調整する必要があるため、医師に報告しましょう。
栄養剤が漏れると皮膚炎を生じることがありますので注意しましょう。
腸管を刺激する可能性がありますので、栄養剤の温度に注意する必要があります。

血が止まりにくくなることがあるため、出血などの症状に注意が必要です。使用中は定期的に検査を受けましょう。
血中濃度が上がる場合があるため、服用中はグレープフルーツジュースを飲まないようにしましょう。
別の薬との相互作用をおこす可能性がありますので、併用投与する薬がある場合は医師に相談しましょう。

副作用と対策

胃食道逆流

横になったままの姿勢で胃へ経腸栄養製剤を投与することで、栄養物が逆流することがあります。その結果、飲み込んだ食べものが気管や肺に入る「誤嚥」を引きおこす可能性もあります。

姿勢を整える、栄養剤の投与速度を落とす、排泄する機能を高める薬を投与するなどの処置をとります。

下痢

栄養剤の吸収不良、あるいは細菌への感染などが原因で、下痢の症状があらわれることがあります。

栄養剤の投与速度を落とす、栄養剤を人肌程度の温度に温める、あるいは栄養剤の変更などを検討します。

便秘

水分の不足、食物繊維の不足、運動の不足、腸の運動機能の低下などにより便秘をおこすことがあります。

水分補給や、食物繊維が添加されている栄養剤の使用などで対処するとされます。

腹部膨満感

栄養剤の吸収不良、水分の不足、食物繊維の不足、運動の不足などにより腸の運動機能が低下し、腹痛やお腹が張った感じをおぼえることがあります。

症状が酷い場合は医師に相談しましょう。栄養剤の投与速度を落とす、栄養剤を人肌程度の温度に温める、あるいは栄養剤の変更、水分補給、食物繊維が添加されている栄養剤の使用を検討します。

カテーテル関連血流感染

細菌などへの感染が全身の血液感染症に発展し、ときに致死的となるほか眼の炎症がおこり失明することもあるとされています。

使用器具などの滅菌を入念に行うことで感染防止を徹底します。感染症の症状がみられた場合はカテーテルを速やかに除去し、血液検査や感染に対する適切な治療を受けましょう。

肝機能障害

倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、吐き気、嘔吐、かゆみなどの症状があらわれることがあります。

症状が重い場合は医師に相談しましょう。投薬の中止や変更を検討することがあります。

消化器障害

消化器の潰瘍、あるいは消化器官の出血、胃痛、腹痛、下血(黒いタール状の便)、吐血(コーヒー色の血液を吐く)といった症状があらわれることがあります。

異常がみられた場合はただちに医師に相談するようにしましょう。服用量の調整や服用の一時中止が必要となることもあります。また治療中は消化器官の定期的な検査を受けることが重要とされます。

血液障害

血液成分の異常を引きおこし、ふらつき、息苦しさ、疲れやすさなどの症状があらわれることがあります。症状を自覚できない場合もあり、症状を悪化させることもあるため、注意が必要です。

定期的な血液検査などを受け、状態を確認することで予防します。またマスクをする、人ごみをさけるなどの感染の予防に努めましょう。症状があらわれた場合は医師に報告しましょう。投薬の減量や中止を検討します。

一般的な所要時間

初期にかかる処置時間:15分~30分程度
注入時間:1~2時間程度
※注入速度や栄養剤の量により異なります。

治療期間:回復するまでの期間
※症状により治療期間は異なりますが、定期的に必要となることもあります。

体験談件数

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体験談評価平均

3.3/5.0

疾病平均3.4

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疾病平均3.4

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参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))

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