舌接触補助床(PAP)嚥下障害
概要
著しい舌の機能障害がある場合に装着する装置「舌接触補助床(PAP)」をつけることで、口蓋の形状が変わり舌の機能を補い、発声障害や摂食・嚥下障害の改善を目指します。
他の治療法に比べての優位性
留意すべきこと
嚥下反射の改善し、を試みることはできますが、原因を直接改善することはできません。
歯が無い方で総義歯の安定が悪い方は、適正な総義歯の作成や調整が必要になることがあります。
舌接触補助床(PAP)の作成や調整に時間を要します。
副作用と対策
舌接触補助床(PAP)を装着することで唇が閉じ辛くなり、口腔内が乾燥しやすくなることがあります。
症状が重い場合は装着状態に問題がないか医師に確認しましょう。
こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索
費用
2000円程度
一般的な所要時間
治療期間:回復するまでの期間
※症状により治療期間は異なりますが、永続的、定期的に必要となることもあります。
適用される患者
舌の欠損や運動障害が生じている方
以下の方は適応をさけましょう。
口蓋の摂食が十分な方
更新日:2017年02月21日
参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))
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