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喉頭閉鎖術嚥下障害

概要

誤嚥防止手術の1つです。喉の一部を閉じる処置をすることで飲食物が食道に流れることを促し、飲食物が気道や肺に入り込む誤嚥を防止することを目的した手術です。嚥下機能を改善させる手術を行ってもくり返し誤嚥を生じる場合などに用いられる術式とされます。処置する部位により、喉頭蓋閉鎖術、声帯閉鎖術、喉頭気管分離などの方法があります。

他の治療法に比べての優位性

重度の嚥下障害がある方、神経や筋系の病気などで将来的に嚥下のはたらきが失われると予想される方には推奨度の高い術式とされます。また、将来的に嚥下機能の回復が見込まれたとき、もとの状態に戻すことも可能といわれています。

留意すべきこと

多くの場合、術後に発声の機能が失われてしまいます。
継続的に気管の管理や呼吸の管理などが必要とされ、医療者だけでなく家族への負担も大きくなる場合があります。
手術は一定期間のリハビリテーションを行っても十分な効果が得られない場合に検討されます。また手術を行っても十分な効果が得られず障害や誤嚥が残る可能性もあります。
多くの場合、手術後もリハビリテーションが必要になります。

副作用と対策

出血

手術創より出血する可能性があります。

出血した場合、薬物治療や外科治療により止血を試みますが、出血量が多い場合は輸血が必要になる場合があります。

感染症

手術を行った部位に細菌が入り増殖することで感染症をおこし、発熱や手術部位の膿や痛みなどの症状があらわれることがあります。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、また手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗菌薬による予防的な投与が行われます。また術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗菌薬の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策を行います。

気道狭窄

手術中に神経が傷つく、あるいは術後の腫れやむくみなどにより気道が圧迫され、呼吸困難などを生じる可能性があります。

必要に応じ、気道を切り空気の通り道などを確保する手術を行う場合があります。

吻合不全

手術部位の結び目やつなぎ目などのつながりが悪く、部分的に処置が不完全になることがあります。

食事を中止し、様子をみながらつなぎ目が安定するのを待つ、あるいはつなぎ目を処置するための再手術を行う場合があります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

80,000円程度~150,000円程度

一般的な所要時間

入院期間:1週間程度~
手術時間:1~2時間程度

適用される患者

発声より飲食物の摂取を強く望む方、嚥下機能を改善させる手術をしても誤嚥をくり返す方、重度の神経系や筋肉系の病気がある方

以下の方は適応をさけましょう。
保存的な治療によっても嚥下の働きの維持または改善が見込まれる方、嚥下改善のための手術などで改善が見込まれる方

更新日:2017年02月21日

参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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