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経腸栄養療法(経管栄養療法、EN)嚥下障害

概要

飲食物を口から摂取できないときなどに、鼻から胃や腸にチューブを入れ栄養剤などを与える方法です。
予め局所麻酔を施した後に内視鏡を用いて胃や腸にチューブを挿入する造設手術を行います。

他の治療法に比べての優位性

口から栄養を摂取できない場合の第1選択となります。 経口摂取が難しく、栄養補給を行えない場合でも必要な栄養を計算して補うことができます。 直接小腸粘膜に栄養を届けるため、腸管粘膜血流が促され小腸の絨毛活動が活発になることで感染のリスクが低くなります。 経静脈栄養療法にくらべ、安全性がより高くコスト面も安いといわれています。 嚥下訓練を行うときにチューブが邪魔になりません。

実際に治療を受けた方が選択した理由

吐き戻しが多かったため、胃管から十二指腸までのEDチューブに変更しました。 EDチューブにした途端低血糖に晩期ダンピング症候群が出てしまい、24時間持続注入をすることになりました。 EDチューブのつまりや、いつ低血糖になっても対処できるようブドウ糖を持ち歩いたり、苦労が多い時期でした。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

寝たきりの子でしたが、寝返りが大変活発なため、胃瘻ではなく、経管栄養を続けることにしました。

10代以下女性の家族(この人の治療体験)

ゲホゲホむせながらミルクを飲む姿が本当に可哀想で、経管栄養ならむせることなくミルクが飲めたので安心だった。ただ、味わうことが出来ないのは可哀想だったかもしれませんね。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

留意すべきこと

予め胃瘻腸瘻を造設するために、手術をする必要があります。
下痢を生じた場合は投与速度を調整する必要があるため、医師に報告しましょう。
栄養剤が漏れると皮膚炎を生じることがありますので注意しましょう。
腸管を刺激する可能性がありますので、栄養剤の温度に注意する必要があります。

実際に感じた効果

吐き戻しの多さや胃液の逆流が疑われたためEDチューブによる栄養剤の注入を開始しました。 注入後2時間でダンピング症候群が起こることがわかったため24時間持続注入に変更しました。 持続注入により、今までよりも多くの栄養剤を摂取することができたので伸び悩んでいた体重が増えたことが大きなメリットだったと思います。 その後吐き戻しが減ったため胃管に戻りました。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

ずっと病院に入院していたため、家庭では実現できない程こまめに注入していただき、心臓への負担は最小限に抑えられていたと思います。また、体が弱いため服薬も多いですが、経管栄養だったため、苦労なくお薬を飲ませてあげられました。下痢の際も、注入で強制的に水分を与えられるため、脱水を防ぐことができました。

10代以下女性の家族(この人の治療体験)

はじめはミルクを飲む練習から始まりましたが、むせて飲めないと栄養が摂れないので経管栄養法を取ることが多々ありました。 10日ほど経つころに、大分上手に飲めるようになりましたが退院後も23ヶ月はむせることか多かったですね。 1年後には離乳食も上手に食べられるようになりましたよ。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

副作用と対策

胃食道逆流

横になったままの姿勢で胃へ経腸栄養製剤を投与することで、栄養物が逆流することがあります。その結果、飲み込んだ食べものが気管や肺に入る「誤嚥」を引きおこす可能性もあります。

姿勢を整える、栄養剤の投与速度を落とす、排泄する機能を高める薬を投与するなどの処置をとります。

下痢

栄養剤の吸収不良、あるいは細菌への感染などが原因で、下痢の症状があらわれることがあります。

栄養剤の投与速度を落とす、栄養剤を人肌程度の温度に温める、あるいは栄養剤の変更などを検討します。

便秘

水分の不足、食物繊維の不足、運動の不足、腸の運動機能の低下などにより便秘をおこすことがあります。

水分補給や、食物繊維が添加されている栄養剤の使用などで対処するとされます。

腹部膨満感

栄養剤の吸収不良、水分の不足、食物繊維の不足、運動の不足などにより腸の運動機能が低下し、腹痛やお腹が張った感じをおぼえることがあります。

症状が酷い場合は医師に相談しましょう。栄養剤の投与速度を落とす、栄養剤を人肌程度の温度に温める、あるいは栄養剤の変更、水分補給、食物繊維が添加されている栄養剤の使用を検討します。

カテーテル関連血流感染

細菌などへの感染が全身の血液感染症に発展し、ときに致死的となるほか眼の炎症がおこり失明することもあるとされています。

使用器具などの滅菌を入念に行うことで感染防止を徹底します。感染症の症状がみられた場合はカテーテルを速やかに除去し、血液検査や感染に対する適切な治療を受けましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

晩期ダンピング症候群。 胃液の吐き戻し。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

テープかぶれがとにかくひどく、肌に合うテープに出会うまで、じゅくじゅくと滲出液が出ました。 また、抜管が多いため、介護者の私が手技に慣れない間や、飲み込む側の本人がうまく飲み込めない時は、喉もだいぶ傷ついていたと思います。

10代以下女性の家族(この人の治療体験)

ありませんでした。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

費用

10,000円程度~

実際にかかった費用

合併していた内部疾患で医療費の補助を受けていたので、その治療自体は無料でした。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

0円(カテーテルは一定量を病院から支給してもらえました。)

10代以下女性の家族(この人の治療体験)

手術など色んな費用込みで請求があったので不明です。ただ、乳幼児なので医療費は無料です。

10代以下男性の家族(この人の治療体験)

一般的な所要時間

初期にかかる処置時間:15分~30分程度
注入時間:1~2時間程度
※注入速度や栄養剤の量により異なります。

適用される患者

口からの栄養摂取が難しい方

以下の方は注意が必要です。
腸が安全に使用できない病変がある方、ひどい下痢症状がある方

更新日:2017年02月21日

参照元:(標準的神経治療:神経疾患に伴う嚥下障害 日本神経治療学会https://jsnt.gr.jp/guideline/img/enge.pdf(2017年2月16日閲覧),嚥下障害診療ガイドライン2012年版 日本耳鼻咽喉科学会 金原出版 2012年,日本耳鼻咽喉科学会会報Vol.118No.1 日本耳鼻咽喉科学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_74/_pdf(2017年2月16日閲覧),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2016年2月24日))

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