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糖尿病の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

初期の糖尿病には自覚できる初期症状がなく、非常に発見されづらい病気です。多尿や異常な口の乾きがおこり、無意識に大量の水を飲んだり、トイレに行く回数が増えたりします。

進行時の症状

気づかない間に病状が進行していき、体重が減少する、疲労を感じるといった症状が引きおこされます。さらにしびれや感覚の鈍りといった神経障害があらわれることや、網膜症が生じて視力が低下することもあります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

人口10万人あたり、男性の16,000人程度、女性の9,000人程度がかかるといわれています。
※厚生労働省「2013年国民健康・栄養調査」

年齢によるリスクの上昇度合

男女ともに、50歳以上で増加傾向にあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

糖尿病は血液中のブドウ糖が増え、尿中に混ざる病気です。ブドウ糖は本来、腸で吸収され活動エネルギーとなりますが、糖を分解するためのインスリンの不足や、インスリンが作用しなくなることで、血中のブドウ糖が分解されなくなり、糖尿が引きおこされます。肥満や加齢は糖尿病のリスクを高めるので、過度な食事や飲酒、また運動不足への注意が必要です。

分類 - 病気の種類や段階

【分類】
■1型糖尿病
インスリン(血糖を低下させるホルモン)の欠乏による糖尿病です。自己免疫性のほかに、原因不明の突発性のものもあり、若年層(15~34歳)に多い型です。
■2型糖尿病
インスリンの分泌低下による糖尿病です。多くの糖尿病の方は2型であり、生活習慣の乱れが主な原因とされています。
■その他
遺伝子変異により、インスリン分泌に異常をきたし糖尿病へと繋がるものや、他の病気に付随して糖尿病が引きおこされるものなどがあります。

【ステージ】
空腹時血糖値、尿アルブミン値血清クレアチニン値の3つの検査値をもちいて、以下の6段階のステージに分けられます。
■ステージ1:空腹時血糖値が110~126mg未満、ブドウ糖負荷試験で境界型(200mg以下)とされた場合
■ステージ2:空腹時血糖値が110~126mg未満、ブドウ糖負荷試験で糖尿病(200mg以下)と判定され、尿アルブミン検査値が18以下だった場合
または空腹時血糖値が126mg以上で糖尿病と判定され、尿アルブミン検査値が18以下の場合
■ステージ3:空腹時血糖値の数値で糖尿病と判定され、尿アルブミン検査値が19~300の場合
■ステージ4:空腹血糖値の数値で糖尿病と判定され、尿アルブミン検査値が301以上、血清クレアチニン検査値が1.09以下の場合
■ステージ5空腹時血糖値の数値で糖尿病と判定され、尿アルブミン検査値が301以上、血清クレアチニン検査値が1.10~8.00未満の場合
■ステージ6:空腹時血糖値の数値で糖尿病と判定され、尿アルブミン検査値が301以上、血清クレアチニン検査値が8.01の場合

検査 - 病気の特定方法

血糖値検査 確定診断

糖尿病の初期より行う検査です。HbA1c値、空腹時の血糖値、通常時の血糖値、食後の血糖値、ブドウ糖摂取時の血糖値などを確認します。
簡易血糖を測定する場合は、ごく少量の血液量で検査をおこなうこともできます。

インスリン測定検査 確定診断

血液中のインスリンの分泌量を測定し、1型糖尿病か2型糖尿病かを判断するための検査です。

血液検査 状態の確認

採血により採取した血液を遠心器にかけて、血清という上澄み部分の液体成分を化学的に調べる検査です。肝臓や腎臓などの臓器の状態や、栄養状態、その他の病気の兆候などを推測することができます。検査項目によっては、検査結果に影響を及ぼす場合もあるため、一般的には空腹時の採血がもっとも適しているとされます。他の病気のとの鑑別を目的としたり、肝臓、腎臓の数値をみて薬による治療に臓器が耐えうるかどうかを調べることもあります。
糖尿病の血液中に含まれるコレステロール、中性脂肪などの脂質の測定をします。

視力検査 状態の確認

視力測定用の機器を使い、視標の文字などを読むことで視力を測定します。左右の視力の違いなどを調べるために行います。
5メートル程度離れたところから、文字やランドルト環とよばれる円の一部が開いたものを見て、文字や方向を言い当てます。一般の眼科で広く行われている検査です。矯正視力で標準視力の1.0以上あれば問題ないとされています。
糖尿病による網膜症の症状の有無を確認するために行います。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

糖尿病の予後は、治療と合併症によって大きく左右されます。療養しなければならない期間が長いほど腎症による死亡のリスクが高まり、血管障害といったあらゆる病気が合併する可能性があります。そのため病状が落ち着いても、食事療法を維持し節制を心がける必要があります。

合併症と転移

糖尿病の3大合併症は神経障害、網膜症、腎症です。このような合併症を防ぐためには血糖値を下げることが不可欠であり、血糖値のコントロールが糖尿病治療の第一の目的となります。病状がさらに進行すると、動脈硬化を原因とした心臓病や脳卒中、足の腐食、失明などに繋がる可能性があります。

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参照元:(科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013一般社団法人日本糖尿病学会南江堂2013年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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更新日:2016年12月27日

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