DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬、糖尿病治療薬)糖尿病
概要
食後に消化管から分泌される消化管ホルモンのはたらきを助ける作用、さらに血糖を下げるインスリンの分泌を促して、血糖コントロールを改善するインクレチン製剤です。II型糖尿病に用いられます。
インクレチン製剤には2種類あり、DPP-4阻害薬は経口薬になります。
「シタグリプチンリン酸塩水和物」「ビルダグリプチン」「リナグリプチン」などを使用します。
他の治療法に比べての優位性
実際に治療を受けた方が選択した理由
30代女性(この人の治療体験)
30代男性(この人の治療体験)
30代男性(この人の治療体験)
留意すべきこと
ほかの薬から、DPP-4阻害薬に変更した場合、または追加して使用する場合は低血糖や高血糖に注意が必要とされます。
食事療法、運動療法も行いましょう。
α-グルコシダーゼ阻害剤と同時に服用中の方は、低血糖症状がおこった際にはブドウ糖をとるようにしましょう。
低血糖症状があらわれた場合、医師の指示に従いましょう。糖質を含む食品や砂糖を直ぐにとることもあります。
飲み合わせに注意が必要な薬が多数あるため、服用中の薬を医師に必ず報告しましょう。
実際に感じた効果
30代女性(この人の治療体験)
副作用と対策
腸の動きが鈍くなり、便秘になることがあります。
十分な水分を摂取するよう心がけましょう。症状が続く場合が多いため緩下剤を投与しますが、改善しない場合は薬の変更が検討されます。
血液中の血糖値が低くなり、脱力感、ふるえ、さむけ、動悸、冷や汗、昏睡などの症状があらわれることがあります。
まずは経過を観察しますが、症状が重い場合はすぐに糖分を補給するなどして、血糖をコントロールすることがあります。
こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索
実際に感じた副作用
30代女性(この人の治療体験)
30代男性(この人の治療体験)
30代男性(この人の治療体験)
費用
1ヶ月:2,000~6,000円程度
実際にかかった費用
一般的な所要時間
投与期間:長期間
※投与期間は症状により異なりますが、多くの場合長期間の継続が必要とされます。
適用される患者
食事療法および運動療法、インスリン製剤による治療で十分な効果が得られなかったII型糖尿病の方
下記の方は適応をさけましょう。
この薬によりアレルギー症状が出たことがある方、心臓病の方、ケトーシスの方、糖尿病性の昏睡の方、インスリン治療が優先される方、肝機能の障害がある方、
腎機能の障害がある方重症感染症の方、手術前後の方
重篤な外傷のある方、消化器障害のある方、妊娠中および授乳中の方
更新日:2017年11月16日
参照元:(糖尿病治療ガイド2016-2017日本糖尿病学会http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11/(閲覧日:2017年11月14日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2017年11月14日))
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DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬、糖尿病治療薬)の体験談
- 30代男性2013年6月に治療DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬、糖尿病治療薬)の選択の理由DPP-4阻害薬の効果について
- 30代女性2007年4月に治療DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬、糖尿病治療薬)の選択の理由DPP-4阻害薬の効果について
2015年11月:初めて処方される
。その際のヘモグロビンA1cは11.2。 2015年12月:服用後の初採血。ヘモグロビンA1cは10.1。転居が決まったため2ヶ月分で処方される。 2016年2月:転院後の初採血。ヘモグロビンA1cは9.1。 2016年3月:経過観察のため採血。ヘモグロビンA1cは8.5。 - 30代男性2013年10月に治療DPP-4阻害薬(インクレチン関連薬、糖尿病治療薬)の選択の理由DPP-4阻害薬の効果について