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リバスチグミン(抗認知症薬、コリンエステラーゼ阻害薬)認知症

概要

コリンエスレラーゼという脳内のアセチルコリン分解酵素の働きを阻害し、脳内のコリン作動性神経系の働きを向上させる方法です。アルツハイマー病における認知症症状の進行をおさえます。

適用される患者

軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の方

薬の成分またはカルバメート系誘導体への過敏症の既往歴のある方は適応をさけましょう。

他の治療法に比べての優位性

パッチによる治療です。また欧米ではアルツハイマー病だけでなく、パーキンソン病にも使われます。

留意すべきこと

記憶症状などの主な症状に対する抑制であり、アルツハイマー病そのものの進行をおさえるわけではないため、精神症状や行動症状への有用性は確認されていません。また作用まで12週間以上の期間を必要とします。

副作用と対策

徐脈

まれに、脈拍が本来より異常に遅くなり、動悸がするなど心臓に異常がみられることがあります。そのため、めまいや息苦しさ、ふらつきなどをかんじることもあります。また、数秒間以上の心停止により失神をおこす可能性もあります。

気になる症状がある場合は医師に相談しましょう。もともと心臓病がある方は、注意が必要のため、家族やまわりの人の協力が必要になる場合もあります。

けいれん

全身または手足などからだの一部に、意志とは関係なく、筋肉の収縮が勝手におこることがあります。

痙攣は病院での治療が必要となりますのですぐ医師に報告しましょう。適切に対処することで数日のうちに回復するといわれています。また、発作を抑えるためにジアゼパムなどを投与することがあります。

肝機能障害

肝臓に炎症がおこることで肝機能が低下し、食欲不振、吐き気、全身倦怠感、黄疸、腹水、肝臓肥大などの症状があらわれることがあります。

症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬の中止や食事療法によって対処し、軽度の肝障害は自然にやわらぎますが中等度以上のものは入院した上で治療を行います。

消化器障害

胃酸の分泌や消化管運動がうながされることによって、胃などの粘膜が傷つき出血をおこすことがあります。

副作用による症状そのものは薬の使用を中止することによって回復します。また使用継続下においても、プロトンポンプ阻害薬PG製剤H2受容体拮抗薬などの使用が、このような副作用の治癒や再発防止に効果的であるとされています。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

1枚:300円~400円程度

(3割負担の保険適用時)

一般的な所要時間

※現在調査中です

更新日:2016年10月26日

参照元:(認知症疾患治療ガイドライン2010認知症疾患治療ガイドライン作成合同委員会,筑波大学付属病院認知症疾患医療センターhttp://www.s.hosp.tsukuba.ac.jp/dementia/sub6.html(閲覧日:2015年6月19日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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