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FOLFIRI療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)大腸がん(大腸の悪性腫瘍)

概要

術後や再発、進行がんに使われるもので、主に場合症状を抑えるために行われます。場合によっては、がん細胞が小さくなったために切除可能になることもあります。"フルオロウラシル"、"アイソボリン"、"イリノテカン"を併用する方法で、分子標的薬の"ベバシズマブ"や"セツキシマブ"と組み合わせて使用されることが多くなっています。

他の治療法に比べての優位性

FOLFOX療法と同等の治療成績を残しています。

留意すべきこと

FOLFOX療法にはない脱毛がおこります。
イリノテカンの代謝酵素であるUGT1A1遺伝子多型を保つ場合、薬物代謝が遅延するため、副作用が強く出る場合があります。日本人の約10〜18%が遺伝子多型を持つといわれています。測定は保険適応ですので、投与前に確認することが重要です。

副作用と対策

下痢

通常よりも水分の多い便や形のない便が、複数回出ることがあります。

腹部を温め、吸収のいいものを食べるようにしましょう。症状により止瀉作用のある薬や整腸薬などを投与することもあります。

白血球減少

抗がん剤の副作用で骨髄の細胞が傷害され、十分な白血球を作り出せなくなることで免疫の機能が正しく働かなり、感染症にかかりやすくなることがあります。

細菌やウイルスによる感染を予防するため手洗い、うがいの徹底、マスクの着用、歯磨きを毎食後行うようにしましょう。家族からも病気が移りやすいため、家族も体調に気をつける必要があります。また定期的に血液検査を行い白血球数などを確認します。異常が認められた場合には薬の使用を中止するなど、適切な処置を行います。

脱毛

髪が抜けたり、薄くなることがあります。

刺激の少ないシャンプーを使用して、頭皮を清潔に保ちましょう。また、髪がふたたび生えはじめるまでは、ウィッグやスカーフなどの利用を検討しましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

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一般的な所要時間

2週間1コースとし、アイソボリン、イリノテカンを2週間に1回投与し、フルオロウラシルは46時間かけて静注しつづけます。
治療期間:術後療法では6ヶ月持続することが一般的とされています。

適用される患者

術後治療や再発例、進行がんで使用されます。

下記の方は適応をさけましょう。
妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方、骨髄抑制のある方

更新日:2016年10月26日

参照元:(大腸癌治療ガイドライン医師用2014年版日本癌治療学会http://jsco-cpg.jp/item/13/(閲覧日:2015年6月22日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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