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XELOX療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)大腸がん(大腸の悪性腫瘍)

概要

術後や再発、進行がんに使われるもので、主に症状を抑えるために行われます。場合によっては、がん細胞が小さくなったために切除可能になることもあります。"カペシタビン"、"オキサリプラチン"を併用する方法で、"ベバシズマブ"と組み合わせて使用されることが多くなっています。

他の治療法に比べての優位性

FOLFOXと同等の効果を得られるといわれています。 FOLFOX、FOLFIRIでは46時間かかる5-FUの静注がなく、代わりに口から飲むことができるカペシタビンを使用するため、からだへの負担が軽くなっています。

実際に治療を受けた方が選択した理由

手術ではなく、服用薬が主体であったため
根治手術でしたが、病理検査の結果はとても喜べるものでなく、脈管浸襲もあるので体全体にガン細胞がめぐっているので、抗がん剤治療は医師に強く進められました。(私も迷いはありませんでした) ただ、実際に始まると半年とは言え、大変長く辛い治療となります。 私は30代で体力もあるので、幸い副作用は軽い方ですが、ご高齢の方はかなり厳しい治療だと思います。

留意すべきこと

からだに薬剤がたまっていくことで、副作用が強くなることがあります。FOLFIRI療法にはない手足のしびれや痛みがおこることがあります。

実際に感じた効果

術後補助化学療法はすでに目に見えるがんを治療しているのではないので、(あくまでも抑止策なので)結果はわからないのですが、主要マーカーは安定しています。

副作用と対策

末梢神経障害

手や足の力が入らなくなる、手足がしびれるなどの症状があらわれることがあります。

多くの場合2週間以内に症状は向上していきますが、症状が続く場合は薬の量を減らすなどで対応します。また向神経ビタミンB群(B1、B6、B12)などの製剤を対症療法的に用いることがあります。体が冷えることで症状が悪化するため、冷たいものをさけ、手袋や靴下などをうまく活用しましょう。

白血球減少

抗がん剤の副作用で骨髄の細胞が傷害され、十分な白血球を作り出せなくなることで免疫の機能が正しく働かなり、感染症にかかりやすくなることがあります。

細菌やウイルスによる感染を予防するため手洗い、うがいの徹底、マスクの着用、歯磨きを毎食後行うようにしましょう。家族からも病気が移りやすいため、家族も体調に気をつける必要があります。また定期的に血液検査を行い白血球数などを確認します。異常が認められた場合には薬の使用を中止するなど、適切な処置を行います。

血小板減少

血を固める作用のある血小板が減少することで、皮下出血、鼻血、歯肉出血などの症状があらわれることがあります。

出血した場合、血が止まりにくいことがあるので、怪我に注意したり、歯ブラシを柔らかいものに替え、口の中を傷つけないなど出血をおこさないようにしましょう。

無顆粒球症

白血球にある好中球が著しく減り、抵抗力が弱くなることで高熱やさむけ、のどの痛みなどの症状があらわれることがあります。

投与開始後2~3ヶ月以内に発症することが多いため注意が必要です。気になる症状があらわれた場合、すぐ医師に報告しましょう。

貧血

赤血球あるいはヘモグロビンの量が減り、疲れやすい、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、顔面蒼白、耳鳴りなどさまざまな症状がおこります。

多くの場合、休薬することで症状がやわらぎますが、ひどい場合は輸血で対処することもあります。症状があらわれた場合は医師に相談しましょう。

アナフィラキシー

発疹や顔面のむくみ、呼吸困難や「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」といった喘鳴(ぜんめい)、喘息のような症状、頻脈、血圧低下などが使用中または使用後にあらわれる場合があります。発症には個人差があるとされていますが、使用後30分以内にあらわれる場合が多いとされています。アナフィラキシーは頻度の低い副作用とされていますが、意識の混濁やチアノーゼといったショック症状など、重篤な症状になる場合があるため注意が必要とされています。なかでも、先天性IgA欠損症の方ではこうした過敏反応がおこりやすいため注意しましょう。

症状は投薬後5~30分以内にあらわれることが多いため投薬時は様子をみるほか、投与後15分は病院に留まり、医師の監視下にいるようにしましょう。息苦しい、気分が悪い、口腔内の違和感など症状があらわれた場合にはすみやかに医師に相談しましょう。

手足症候群

手足に、しびれやかゆみ、発疹などの症状があらわれることがあります。重くなると、手足にひび割れや水ぶくれができ、痛みのために歩くことができなくなることがあります。

保湿剤を用いたスキンケアを継続し、物理的な刺激をさけるようにしましょう。適切な処置を行うことで治療を継続することが可能とされていますが、症状が酷い場合は減薬や投薬を中止することもあります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

ゼロータ服用を半年続けてそれから段々と足の痺れ、過敏が激しくなってきた。厚い靴下をはかないと石を踏んづけても痛み感じる。特に入浴時、タイルが痛い。副作用大、現在も抹消神経過敏症に悩んでいる。
エルプラット点滴直後~1週間 倦怠感、吐き気、食欲不振、めまい、喉が締め付けられる違和感、冷たいものがピリピリして触れない。※点滴後3~5日がMAXです。 点滴後1週間後には上記は大分収まります。 また、ゼローダの副作用として、手足の皮がむけやすかったり、下痢しがちになりますが、エルプラットより非常に軽微と言う印象です。 5クール目あたりから、骨髄抑制もひどくなり、血小板などがへってアザになりやすくなりました。副作用はクールを追うごとに蓄積される印象です。 デスクワークのフルタイムの仕事をしていますが、エルプラットを金曜に行い(会社を休む)、土日は家でほとんど安静。翌週は時短で働き無理しない、2、3週目はほぼ普通に業務というサイクルで働いています。 病気を知っている上司以外は、誰も抗がん剤していると、気がつかないと思います。

費用

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実際にかかった費用

入院1ヶ月、個室に15日間ぐらい入院で、70万円程度の支払いがありました。(個室代は20万程度) 高額医療制度があるので実際の支払いは28万円程度です。 ゼロックス療法は毎月保険適用で6万円程度です。ただ、会社の健保の保証で保険適用の治療費2万円超えた分は全額補助金が出るので、実質は毎月2万円の支払いです。

一般的な所要時間

3週間を1コースとし、1日目にオキサリプラチンを静注し、そこから2週間カペシタビンを1日2回飲みます。
治療期間:術後療法では6ヶ月持続することが一般的とされています。

適用される患者

術後治療や再発例、進行がんで使用されます。

下記の方は適応をさけましょう。
妊娠中あるいは妊娠の可能性がある方、骨髄抑制のある方

更新日:2016年10月26日

参照元:(大腸癌治療ガイドライン医師用2014年版日本癌治療学会http://jsco-cpg.jp/item/13/(閲覧日:2015年6月22日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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