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開腹手術大腸がん(大腸の悪性腫瘍)

概要

がんを直接切除し、リンパ節を郭清(かくせい)します。手術の方法は、がんのある部位や進行度に応じて分かれます。

結腸に腫瘍がある場合】
再発を防止するため、がんから約10cm広めに腸管を切除し、リンパ節を郭清します。排便や排尿などの機能障害がおこるケースは少ないとされています。

直腸のがんがある場合】
直腸局所切除術
限られた範囲内に広がるがんを切除します。必要がなければ郭清は行わず、肛門も残すことができます。肛門を広げて行う方法と腰から切開する方法があります。

■前方切除術
やや拡大したがんをリンパ節とともに切除します。リンパ節を郭清後、自動吻合器を肛門から入れ直腸結腸をつなげます。肛門を残すことができます。
近年では、肛門に近い下部のがんを切り取る超低位前方切除術という手術も行われています。

直腸切断術
がんのある直腸の腸管と肛門を共に切除します。切除した肛門の代わりに人工肛門(ストーマ)を腹部につくり、人工肛門に袋(バウチ)を装着します。排泄の際は便がたまったら捨てるという方法になります。

■括約筋直腸切除術(ISR)
肛門付近のがんを切除します。排便時に使う筋肉の内側だけを切り取り、外側を残すことで肛門の機能を残すことができます。

他の治療法に比べての優位性

現在では、約8割の大腸がんの方が肛門機能を維持できるようになりました。泌尿器や生殖器の機能を維持する“自律神経温存術”も確立されています。 排尿するための人工肛門をつくることが一般的ですが、最近では小腸の一部を膀胱として代用する方法も、場合により可能となっています。

実際に治療を受けた方が選択した理由

皮膚からの出血、食物の匂いで、動物臭、洗剤の匂いなどを感じ、これまで何と体に悪い食物を食べていたのかと愕然とした。
ステージ2だが、なんとなく腹腔鏡手術がいやだったので、先生にしっかり目で確認しながら切ってほしいとお願いした
ステージ2だったが3に近い2だったので、転移と再発防止の為リンパまで広範囲に切除したかったからと、腹腔鏡手術の失敗例が心配だったから

留意すべきこと

自律神経の温存や肛門を残した場合でも、がんの取り残しにより再発してしまうと温存した部分を切除しなければいけなくなることや便が漏れだしてしまうこともあるため、適切な範囲での切除が重要となります。また、ステージIII以降の直腸がんでは、膀胱や前立腺、子宮などを摘出することになります。

実際に感じた効果

玄米菜食を徹底してやって下痢を自分でおさえたのに、医者からは「民間療法ですね」と馬鹿にされ、くやしかった。自分の食生活を見直して体を作り替えた。
排尿が出来ず怖かった。カテーテルを使わなくてすむようになるまで、外出時間に制限もあり面倒だった。自力で排尿出来た日は、今まで生きてきた中で1番気持ちよく、快感を感じた。
手術後1週間で退院。一時的に腫瘍マーカーが上がったこともあったが大したこともなく、三か月、半年、一年と経過観察の診察があり、五年で医者の手を離れている。現在はいろいろ他に病気が見つかっているが、まめに医者に行き相談しながら治療をしています。でも元気です。

副作用と対策

出血

手術にともない出血がおこります。

再手術によって止血を行います。出血が大量な場合、輸血で対応します。輸血が必要なのは3~4%程度です。

縫合不全

手術で縫い合わせた部分がうまく治癒せず、出血や炎症をおこし、疼痛や発熱などの症状があらわれることがあります。 ベーチェット病の方では病気特有の皮膚の被刺激性亢進のため、縫合がうまくいかない事があるとされています。

絶食を行い、状況によっては洗浄のための手術を行います。

感染症

治療を受けた方の抵抗力が低い場合や抗生剤の効き目が弱い場合、使用した薬の作用や術部が清潔に保たれなかった場合などに、感染症を引きおこすことがあります。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術前に抗生物質を使用することにより、細菌の感染を防ぐことがあります。感染した場合でも、軽症の場合は洗浄により症状が次第に良くなることもありますが、 重症の場合は傷を開いて深い所まで洗浄を行うことがあります。その際には麻酔をかけて行うこともあります。

腸閉塞

腸の中がつまり、激しい腹痛、吐き気や便秘、発熱などがおこります。

多くは絶食を行うことで症状がおさまりますが、薬物治療で対処することもあります。

腸管穿孔

腸の壁に穴があき、激しい痛みがあらわれます。

CT検査で確認を行い、手術による治療が必要となります。手術前には抗菌薬などの静脈投与治療が行われます。

吐き気

手術に使用する麻酔の影響で、吐き気をもよおすことがあります。

数時間経過すると自然に元に戻ります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

放射線で、尿道、膣などが変形して、排尿、排便が普通ではない。抗ガン剤では、顔に表情を作るとシワから出血するので、顔を動かせなかった。
手術前後とも抗がん剤などの治療は一切なく、副作用はありません。ちょっと転移しているかもといわれましたが医者と相談して抗がん剤の使用は断りました。
縫い目から体脂肪が溶けて吹き出たりした。髪の毛が抜けた。制癌剤の服用で、気持ち悪い状態が5年間続いた。

費用

約300,000円~1,000,000円

(※保険については現在調査中です)

実際にかかった費用

手術した月は自己負担、404,000円掛かったが、それ以降は5年間通院したので分からない。
入院手術(3週間)15万円。放射線治療(たぶん25日)4万円、通院検査、薬物治療(二か月に一度)8,000.-
低所得者で保険も入っていなかったが、行政手続きのおかげで15万くらいだったと思う。3週間入院だったと思う。

一般的な所要時間

手術時間:1~6時間
入院期間:約2~3週間
※実施する範囲によって、おおきく差がでます

適用される患者

ステージIでがんが粘膜下層に深く入り込んでいる場合(深部浸潤)や、ステージII、ステージIIIの場合のような、リンパ節への転移の可能性がある方

下記の方は適応をさけましょう。
ステージIVの方、全身への転移のある方

更新日:2016年10月26日

参照元:(大腸癌治療ガイドライン医師用2014年版日本癌治療学会http://jsco-cpg.jp/item/13/(閲覧日:2015年6月22日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

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