あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

胆石溶解療法と開腹手術の比較胆石(胆石症)

適用される患者

純粋コレステロール胆石で大きさが1cm以下の方

色素胆石の方
※肝機能が悪い方は適用できない場合があります。

結石が大きい方、胆嚢の炎症や周りの臓器への癒着がひどい方、緊急を要する方、以前なんらかの開腹手術を行っている方、胆嚢がんを合併している可能性が高い方

痛みのない方は適用をさけましょう。

他の治療法に比べての優位性

手術をしないですむため、入院の必要がありません。
胆のうを完全に摘出するのため再発するリスクがありません。腹腔鏡下胆嚢摘手術と比べ、手術時間が短くすみます。

留意すべきこと

胆石には大きく分けてコレステロール胆石と色素胆石があります。薬で溶ける胆石とはコレステロール胆石のみです。治療も半年から数年かかる場合があります。さらに完全に胆石が消失する確率は10~30%程度で、再発のリスクがあるとされています。

腹腔鏡下胆嚢摘手術と比べ、手術の際切開した傷が大きくなるため、身体にかかる負担が大きく、日常生活への復帰まで時間がかかるとされています。

副作用と対策

肝機能障害

薬の代謝時に肝臓に負担がかかることで肝機能が低下し、吐き気、嘔吐、腹痛、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状があらわれることがあります。

症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬の中止や食事療法によって対処し、軽度場合は徐々に回復しますが中等度以上のものは入院した上で治療を行います。

消化器障害

下痢や吐き気、発疹などがあらわれることがあります。またその後に発熱、から咳、呼吸困難も生じた場合は特に注意が必要です。

安静にし医師と相談しましょう。また発熱、から咳、呼吸困難などの症状があらわれた場合にはすぐ医師に報告しましょう。

後出血、胆汁漏

小腸、大腸、胆管などの消化管を傷つけるリスクがあるとされています。開腹手術は腹腔鏡下手術と比べ、視界が広いため損傷の確率はごく稀とされていますが、術後、出血をおこす後出血や、胆汁が漏れだす胆汁漏といった合併症をおこすことがあります。

後出血、胆汁漏がおこった場合、一時的な絶食処置や点滴治療を行いますが、症状が重い場合はさらに処置を行うことがあります。

創感染

手術を行った部位に細菌が入り、増殖することで感染症をおこし、発熱したり手術部位に膿や痛みの症状があらわれることがあります。また、肺炎など術後の抵抗力の低下により発症する感染症もあるとされます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗生物質による予防的な投与が行われます。また、術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗生物質の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策が行われます。

腹腔内膿瘍

胆のうを摘出した部位から細菌に感染し、うみが生じることで痛みや不快感、だるさなどをともなう場合があります。

腹腔内膿瘍は、 抗生物質の投与でやわらぎますが、症状が重い場合はドレナージ(お腹の上から針を刺してうみを体外に出す)が必要になります。

一般的な所要時間

半年~3年程度

手術時間:約1時間
入院期間:術後7日間~10日間

体験談件数

14/全67
11/全67

体験談評価平均

3.4/5.0

疾病平均2.8

2.2/5.0

疾病平均2.8

治療法を比較したら
自分に合う治療法を詳しく知ろう

治療法について、実際に質問してみる

上記以外の胆石の治療法

参照元:(胆石症ガイドブック日本消化器病学会南江堂2010年,消化器疾患ビジュアルブック第2版落合慈之・針原康・小西敏郎・松橋信行学研メディカル秀潤社2014年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月11日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。