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腹腔鏡下手術(内視鏡手術)と体外式衝撃波破砕療法(ESWL)の比較胆石(胆石症)

適用される患者

お腹が痛んだり、発熱があるといった症状のある方

下記の方は、適用が困難になる場合があります。
総胆管結石の方、上腹部の手術を行っている方、急性化膿性胆のう炎、胆管炎の方
胆のう頸部などに癒着が強い方

純コレステロール胆石であること、胆石が直径30mm以下、数は3~4個程度まである方、エックス線検査やCT検査で、石灰化がみられない方、また胆嚢の収縮が良好の方

胆石の直径が30mm以上で、数は3~4個数胆嚢の収縮が不良の方、また、胆嚢炎をおこしている方は、胆のう壁が薄くなっているため衝撃に耐えられないとされ適用ができません。

他の治療法に比べての優位性

開腹手術と同様に、胆のうを完全に摘出するのため再発するリスクがありません。開腹手術と比べ、出血が少なく、身体への負担が小さいため、退院までの日数が短くなります。また手術の際切開した傷もほとんど目立ちません。
全身麻酔を使わず行えるため、麻酔合併症の心配がなく、開腹も行わないため、からだへの負担が少なくてすみます。また、副作用や後遺症の心配がほとんどありません。そのため高齢者や心臓病、糖尿病などの合併症のある方も治療を行うことができます。

留意すべきこと

テレビモニターの映像を確認しながらの手術になるため、開腹手術と比べ視野がどうしても狭くなります。そのため、手術中に腹腔鏡下手術を続けることが困難と判断されたときは、途中から開腹手術に移行する場合もあります。
また、全身麻酔が必要で、手術時間が開腹手術に比較すると1.5~2倍の約2時間かかります。

治療には時間がかかるのため、何度かの通院、場合によっては長期間の通院が必要になります。また胆のうがからだに残るため再発のリスクがあります。

副作用と対策

後出血、胆汁漏

腹腔鏡下手術は開腹手術と比べ、視界が狭いため、小腸、大腸、胆管などの消化管を傷つけるリスクが高くなります。頻度は少ないですが、術後、出血をおこす後出血や、胆汁が漏れだす胆汁漏といった合併症をおこすことがあります。

後出血、胆汁漏がおこった場合、一時的な絶食処置や点滴治療を行いますが、症状が重い場合はさらに処置を行うことがあります。

創感染

手術を行った部位に細菌が入り、増殖することで感染症をおこし、発熱したり手術部位に膿や痛みの症状があらわれることがあります。また、肺炎など術後の抵抗力の低下により発症する感染症もあるとされます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗生物質による予防的な投与が行われます。また、術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗生物質の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策が行われます。

腹腔内膿瘍

胆のうを摘出した部位から細菌に感染し、うみが生じることで痛みや不快感、だるさなどをともなう場合があります。

腹腔内膿瘍は、 抗生物質の投与でやわらぎますが、症状が重い場合はドレナージ(お腹の上から針を刺してうみを体外に出す)が必要になります。

発熱

稀にですが、血尿、吐き気、発熱、内出血などがおこることがありますが、多くの場合は軽症で、自然に改善することが多いとされます。

血尿は術後1~2日で消失するとされています。また、一般的には時間の経過によって症状が和らぐため、安静にするなどをこころがけましょう。症状が継続する場合は医師に相談しましょう。

疼痛

胆石が細かく砕け、その破片が尿管を下降するときにちくちく、じんじんといった痛みを感じることがあります。

多くの場合は軽症で自然に治癒しますが、鎮静薬を投与することもあります。

不整脈

鼓動が不規則になります。多くの場合は軽症で、自然によくなることが大半といわれています。

不整脈が生じることがありますが、ほとんどが軽く、時間の経過によって和らぐとされています。症状が一向によくならない、悪化するといった場合には医師に相談しましょう。

一般的な所要時間

手術時間:約2時間
入院期間:日帰り~7日間

治療時間:約60分程度(1回)

体験談件数

40/全67
2/全67

体験談評価平均

2.8/5.0

疾病平均2.8

2.5/5.0

疾病平均2.8

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参照元:(胆石症ガイドブック日本消化器病学会南江堂2010年,消化器疾患ビジュアルブック第2版落合慈之・針原康・小西敏郎・松橋信行学研メディカル秀潤社2014年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月11日))

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