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開腹手術胆石(胆石症)

概要

みぞおちから右わき腹、または腹部のへそにかけて15~20cmほど切開し、胆のうを摘出する手術です。かつてはこの開腹手術が主流でしたが、現在では腹腔鏡下胆嚢摘手術が第一選択の術式になっています。

他の治療法に比べての優位性

胆のうを完全に摘出するのため再発するリスクがありません。腹腔鏡下胆嚢摘手術と比べ、手術時間が短くすみます。

実際に治療を受けた方が選択した理由

検査の結果、胆嚢内に小粒の石が大量にあることが分かり、それが一つずつ胆管に流れ出るたびに激痛が発生していた。そのため、薬による治療は不可と判断、開腹手術を行うこととした。
胆のうポリープもあり悪性かどうか開腹しないとわからないといわれ、胆のうを切除しても生活に困らないといわれて決心した。
その時代はこれが一般的な方法でした。大きな病院は分りませんけどね、無知だったので、

留意すべきこと

腹腔鏡下胆嚢摘手術と比べ、手術の際切開した傷が大きくなるため、身体にかかる負担が大きく、日常生活への復帰まで時間がかかるとされています。

実際に感じた効果

診断を受けてERCP-胆のう除去手術を受けました。 胆のうがんの所見もあり5年間経過観察しましたが、痛みはないし薬も一切使用しておりません。
胆嚢が無いので胆汁は胆管を通して胃(十二指腸?)へ直接垂れ流し(薄いまま)なので、脂っこいものや、甘い物を食べると気分が悪くなる。
手術を受けてから問題なく生活出来たが食べる物を制限されたりした。少しでも食生活が乱れると胃が痛みだした。

副作用と対策

後出血、胆汁漏

小腸、大腸、胆管などの消化管を傷つけるリスクがあるとされています。開腹手術は腹腔鏡下手術と比べ、視界が広いため損傷の確率はごく稀とされていますが、術後、出血をおこす後出血や、胆汁が漏れだす胆汁漏といった合併症をおこすことがあります。

後出血、胆汁漏がおこった場合、一時的な絶食処置や点滴治療を行いますが、症状が重い場合はさらに処置を行うことがあります。

創感染

手術を行った部位に細菌が入り、増殖することで感染症をおこし、発熱したり手術部位に膿や痛みの症状があらわれることがあります。また、肺炎など術後の抵抗力の低下により発症する感染症もあるとされます。術後、熱がなかなか下がらない場合や、血液検査において炎症を表す数値が高い場合、手術を行った部位の外観の異常で術後感染症の有無が判断されます。

手術の前後には、抗生物質による予防的な投与が行われます。また、術中に関しては、手術室は空調により浮遊している粒子が手術部位の視野に極力入らない工夫がなされ、また手術部位、術者、医療器具などは消毒による無菌管理厳しく行われています。こうした徹底した予防を行っていても、手術後の感染の可能性は一定の確率でおこる場合があるため、抗生物質の投与を行い、膿んでしまった場合は傷を開いて膿を排出するなどの対策が行われます。

腹腔内膿瘍

胆のうを摘出した部位から細菌に感染し、うみが生じることで痛みや不快感、だるさなどをともなう場合があります。

腹腔内膿瘍は、 抗生物質の投与でやわらぎますが、症状が重い場合はドレナージ(お腹の上から針を刺してうみを体外に出す)が必要になります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

実際に感じた副作用

退院してからすぐに体調が悪くなり病院へいったら腸閉塞をおこしているかもと言われたが、治療もなくて 2~3時間で落ち着いたので帰宅した。油っこいものを食べるとたちまちお腹の調子が悪くなるようになった。
入院中には薬による副作用はなかったです。 手術後は、薬を使用していません。 ただ脂っこいものに対して消化不良を起こすことがある。
胆嚢造影の際の造影剤で、吐き気とめまいがして1日間安静にしておかなければならなかった。

費用

約250,000円

(3割負担の保険適用時)

一般的な所要時間

手術時間:約1時間
入院期間:術後7日間~10日間

適用される患者

結石が大きい方、胆嚢の炎症や周りの臓器への癒着がひどい方、緊急を要する方、以前なんらかの開腹手術を行っている方、胆嚢がんを合併している可能性が高い方

痛みのない方は適用をさけましょう。

更新日:2015年08月13日

参照元:(胆石症ガイドブック日本消化器病学会南江堂2010年,消化器疾患ビジュアルブック第2版落合慈之・針原康・小西敏郎・松橋信行学研メディカル秀潤社2014年,医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月11日))

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