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胃がん(胃の悪性腫瘍)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

自覚できる初期症状がなく、非常に発見されづらい病気です。そのため、胃カメラなどの検査により発見される場合がほとんどです。

進行時の症状

胸焼け、吐き気、食欲不振など、他の胃の病気と類似した症状があらわれます。
胃炎などとは違って、空腹、満腹に関わらず連続的におこることが特徴です。
胃から食べ物を送り出すことができずに嘔吐したり、貧血になったり、血が混ざった黒色の便がでることもあります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

人口10万人に対し、男性80.4人、女性29.5人が胃がんを発症しているとされます。
※地域がん登録全国推計によるがん罹患データ 2011年推計

年齢によるリスクの上昇度合

40代以上になると、加齢ともにに増加傾向にあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

現在はっきりとした原因はわかっていませんが、一部の胃がんでは“ヘリコバクター・ピロリ”の感染との関係性が指摘されています。
ヘリコバクター・ピロリに感染すると胃粘膜に作用し、がんになりやすい状態になるといわれ、この状態は胃がんの前段階だと考えられています。
ヘリコバクター・ピロリは50代以上の方の8割、20代でも2割が感染しているとされ、非常にポピュラーなものです。他にも塩分が多く野菜の少ない食生活や喫煙によるリスクの高まりも指摘されています。

分類 - 病気の種類や段階

がんの深さや広さ、転移などによりステージI(IA、IB)、ステージII(IIA、IIB)、ステージIII(IIIA、IIIB、IIIC)、ステージIVの4つに分類されます。

分化型、未分化型という分類があります。分化型のがんは固まりで増殖しやすく、発見も治療も未分化型に比べ容易です。一方、未分化型のがんはがん細胞自体が独立していているため、進行速度が早く、発見が遅れてしまうことが多いです。また、固まりではなく拡散して増殖するため、他の臓器に転移しやすいことも特徴的です。

検査 - 病気の特定方法

腫瘍マーカー検査 (血液検査) 病気の種類を確認

採血を行い、血液中の腫瘍マーカーを調べ診断します。腫瘍マーカーとは、がんの進行とともに増加する特徴的な物質です。腫瘍マーカーにはがんがない状態でも数値が高く出ること(偽陽性)や、がんがある状態で数値が低く出ること(偽陰性)があるため、血液検査単体でがんの有無を断定することはありません。あくまでも補助的な検査法ではあるものの、他の治療法に比べて検査が容易で、費用が安いなどのメリットがあります。
胃がんの場合は、血液中の主にCEA、CA19-9の値を確認することが多いです。

エックス線造影検査 (画像検査) 病気の有無

エックス線を通さないバリウム(造影剤)を飲んだ状態でエックス線を照射して撮影し、胃の動きを確認する検査です。
発泡剤を少量の水で飲んだ後、バリウムを口へ含み指示に従い飲み込んでいきます。その後、仰向けやうつぶせ、息を止めた状態で撮影します。検査後は速やかに下剤と水を飲み、バリウムが固まる前に排出します。
バリウム検査を受ける際は、検査日の前日の夕食は軽めにしておき、検査当日は水以外の飲食をさけましょう。また、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は事前に医師に伝えましょう。

内視鏡検査 (画像検査) 病気の有無

細い管の先端にカメラをつけた特殊な内視鏡を口や鼻から挿入し、食道や胃、腸などに異常がないかどうかを、画面で観察しながら確認する検査です。観察や撮影だけでなく、細胞や組織の採取、造影剤の注入、ポリープや病変部の簡単な切除を行うことも可能です。鼻や喉に麻酔を行い、ベッドに横になった状態で検査を進めていきますが、嘔気がひどい場合などは鎮静剤を使用することもあります。
胃がんの場合は、胃の内部を目視で確認し、必要な場合、細胞の一部を採取し病理検査でがん細胞であるかを詳しく調べ診断します。バリウム検査で発見できなかった場合でも、胃カメラによる検査で発見されることがあります。胃カメラを行う際には医師から食事制限などの諸注意があるため、事前に確認しましょう。

PET検査 (ポジトロン断層撮影) 病気の有無

ブドウ糖に似た物質(FDG)を体内に投与し、FDGを多く取りこんでいる部位を特定するための検査です。がん細胞はFDGに集中するため、PETカメラで撮影することでがんが疑われる場所や悪性の度合いを推測することができます。
撮影前に放射性同位元素を投与するため、少量ではありますが被ばくをともないます。

病理検査 確定診断

内視鏡検査などで採取した病変の一部(組織)を顕微鏡で詳しく観察し、がん細胞の有無や種類を調べます。

CT検査 (画像検査) 重症度の確認

からだの内部に約20分エックス線の照射を行い、病変の大きさや病気の広がりを調べる検査です。臓器の機能をチェックし、治療に耐えうるか調べます。磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができます。また、閉塞感や騒音もMRI検査と比べ少なくなっていますが、一方で、エックス線を使用した検査なため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。この検査方法には、医師からの食事制限などがある場合がありますので事前に確認しておきましょう。

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 重症度の確認

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、周辺臓器への転移を確認する検査です。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。

超音波検査 (画像検査) 重症度の確認

超音波をからだに当てることで、臓器や組織にぶつかり、はね返ってくる信号を受信することで、臓器などの様子を画像化する検査です。
組織の状態によって反射して戻ってくる信号が変化するため、腫瘍や炎症などを調べることができます。
場合によっては、食事の制限や排尿しないように注意されることがありますので、事前の説明を聞いておくようにしましょう。

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

初回に根治手術をした方の10%程度が再発するといわれています。
再発のリスクがあるため、術後5年間は1年に1~2回の経過観察を行い、それ以後は人間ドックや健康診断などを活用した経過観察を行っていきます。

合併症と転移

早期の胃がんの場合、リンパ管を通しておこる"リンパ行性転移"がおこりやすいといわれています。
また、病状がかなり進行した場合は、がん細胞が血液の流れに入り込む"血行性転移"や、腹腔の中にがん細胞がこぼれ落ちてしまう"播種性転移(はしゅせいてんい)"がおこる可能性があります。

胃がんを経験した人からのアドバイス

アルコールが2ヶ月で解禁になったのは本当に予想外の早さでうれしかった。術後確か2日間飲み物をまったく口にすることができず...

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がん保険に加入していたので治療費の心配はありませんでした。また、住宅ローンにもがん診断による免責があり残債は0になり、経...

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参照元:(胃がん治療ガイドライン2014年5月改訂(第4版)日本胃がん学会http://www.jgca.jp/guideline/fourth/index.html(閲覧日:2015年7月6日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年7月6日))

更新日:2016年12月27日

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