あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

質問するログイン

乳がんの症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

痛みなどがなく、初期症状がないことが乳がんの特徴です。胸にはりを感じることがありますが、生理前の腫脹と思ってしまうケースが多く、しこりも自分では気づかないことが多くあります。

進行時の症状

しこりやリンパ節の腫れなどがあげられます。また、遠隔転移といって、他の臓器に転移することで、症状があらわれる場合があります。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

※現在調査中です

年齢によるリスクの上昇度合

40代以上でリスクがあがる傾向にあります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

閉経後の女性では、肥満が大きな原因とされています。また、アルコールの過剰な摂取や喫煙は発症リスクを高め、さらに運動不足や持病に糖尿病がある場合には発症リスクが高まります。家族歴も関係しているとされ、乳がんを発症した人の5〜10%は遺伝によって発症した可能性があるといわれています。

分類 - 病気の種類や段階

【乳がんの種類】
■非浸潤がん:がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているもの
■浸潤がん:がん細胞が乳管や小葉を包む基底膜を破り外にでているもので、近くの組織にがんが入り込んでいるものや、血管やリンパ管から全身に移行するもの
 
【乳がんのステージ】
乳房のしこりの大きさ、乳腺の領域にあるリンパ節への転移の有無、または遠隔転移の有無によって下記のように分類されます。
■Tis期:非浸潤がん
■I期:しこりの大きさが2㎝以下のもの
■II期A:しこりの大きさが2㎝以下で、わき下のリンパ節への転移がある場合や、しこりが2~5cmでわき下のリンパ節への転移がない状態
■II期B:しこりが2~5cmで、わき下のリンパ節への転移がある状態
■III期A:しこりが2cm以下で、わき下のリンパ節への転移があり、リンパ節がお互いに固着しているもや周辺の組織に固定している状態のもの、または、わき下のリンパ節転移がなく胸骨内側のリンパ節に転移のある状態
■III期B:わき下と胸骨内側のリンパ節両方に転移がある状態や、しこりが胸壁にしっかりと固着してしまっている状態、または、しこりが表面にあらわれているものや皮膚が崩れてしまっている状態(炎症性乳がんもこのステージに含まれる)
■III期C:わき下のリンパ節と胸骨内側のリンパ節の両方に転移している状態や、鎖骨上下にあるリンパ節に転移している状態
■IV期:遠隔の臓器(骨、肺、肝臓、脳など)に転移している状態

検査 - 病気の特定方法

超音波検査 (画像検査) 病気の有無

超音波をからだに当てることで、臓器や組織にぶつかり、はね返ってくる信号を受信することで、臓器などの様子を画像化する検査です。エコー検査とよばれることもあります。
組織の状態によって反射して戻ってくる信号が変化したものが画像に映しだされるため、腫瘍や炎症の有無などの異常を調べることができます。また、しこりの性質(水分か固形腫瘍かの区別、良性のものか悪性のものかなど)もある程度は推測できる場合があります。

マンモグラフィ検査 確定診断

被ばく量の少ないエックス線を使用して乳房を撮影することで、異常の部分がないかを確認するための検査です。触診ではみつからないような小さなしこりや、悪性の可能性も考えられる腫瘍、微細な石灰化を発見するのにも有効です。
乳房の圧迫を行うため、多少の痛みをともなう場合がありますが、授乳中や妊娠中の場合でも検査することができ、短時間ですみます。妊娠中の方は被爆をさけるために腹部にプロテクターをつけ、検査を行います。

病理検査 (細胞診) 確定診断

組織や粘膜部分などを採取し、そこにある細胞を顕微鏡で観察することで、がん細胞がないかどうかを目視で調べる検査です。
視診、触診、マンモグラフィ、超音波検査でがんが疑われた場合や、がんとの区別がつきづらく、確定が難しい場合におこないます。乳がんが疑われる場合、直接または超音波による画像を確認しながらしこりに細い注射針を刺し細胞を吸引して調べます。細胞の特徴から悪性、悪性の疑い、鑑別困難、正常あるいは良性、検体不適正の5段階に分かれます。

病理検査 (組織診) 確定診断

細胞診で十分な診断が得られない場合に、細胞診の時よりやや太い針でしこりの一部分を調べる検査です。細胞診による検査で、がんかどうかの区別がつかなかったり、がんが疑われる場合にも行われます。
細胞の塊として組織をとるため、細胞診よりも情報量が多く、より診断は確実になります。検査には局所麻酔を行いますが、痛みをともなう場合があります。専門の病理医によって、細胞の特性や悪性の段階、それが良性のものなのかを判断することがあります。

マンモトーム生検 確定診断

乳がんの診断がつかない場合に、マンモグラフィーをによる画像を確認しながら、組織を採取して診断を行うための検査です。
局所麻酔を行い、通常の針よりさらに太い針を使って組織を採取します。また、針先の角度を変えることによって1度の穿刺で何回も組織を吸引して取ることができ、狙った病変部の組織だけを無理なく採取できるとされます。検査後は傷跡がかさぶたになりますが、縫合の必要もなく短期間で目立たなくなるとされています。

予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

■Tis期~I期:転移が少なく10年生存率も高く、予後が良いといわれています。 しかし、乳がんは全身に転移しやすいため、手術後も定期的な観察が必要となります。
 
■II期:比較的予後が良いとされていますが、乳がんは全身に転移しやすいため、手術後も定期的な観察が必要となります。また、 再発した場合は完治が難しいとされています。
 
■III期A:乳房温存手術を行った場合は再発や転移の可能性があります。また、 手術後も薬物療法を行い、定期的な観察が必要です。 再発した場合は完治が難しいとされています。
 
■III期B、C:薬物療法が基本となります。
 
■IV期:転移の症状があらわれるため、症状の緩和治療がメインとなります。

合併症と転移

乳がんの手術後の合併症は、腕や肩の運動障害、手術創部の皮膚の知覚障害や腕のむくみ 、わきの下に液がたまる、リンパ節郭清によって細菌に感染しやすくなる、などがあります。また、局所再発といい、術後の治療を行った方の乳房や腋窩リンパ節の周辺に乳がん細胞が再び腫瘤をつくり再発する場合があります。
骨や肺、肝臓、脳、遠隔リンパ節などへの転移がおこりやすく、乳がんの細胞が腫瘤をつくるとされています。こうした遠隔転移の場合の治療は大変困難となります。

更新日:2016年12月27日

参照元:(がん情報サービスhttp://ganjoho.jp/public/cancer/breast/(閲覧日:2015年10月8日),各種がん144乳がんがん情報サービスhttp://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf(閲覧日:2015年10月8日),がん研有明病院http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/breast.html(閲覧日:2016年12月9日),乳がんとホルモン療法沢井製薬株式会社(閲覧日:2016年12月9日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

治療ノートの編集方針

乳がんの体験談

みんなの症状について

乳がんについてもっと知りたい
サイト内の情報であなたの疑問を解決できるかもしれません。