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CMF療法(抗悪性腫瘍薬、抗がん剤)乳がん

概要

CMF療法は、シクロホスファミド、メトトレキサート、フルオロウラシルを組み合わせた補助化学療法です。
がんを縮小さることで、がん細胞の進行による症状の緩和や転移、再発などを防ぐ目的でおこなわれます。術前や術後の補助療法として使用される場合があります。

適用される患者

術後、ホルモンに依存しない乳がん(ホルモンレセプター陰性)の場合や、検査の結果、再発や転移のリスクが高いと判断された場合に行われます。

ホルモンレセプターが陽性の方は、化学療法に加え、ホルモン療法も選択されます。
また、再発リスクが高い場合、アンスラサイクリン系、タキサン系を選択することが多いとされています。

他の治療法に比べての優位性

単独で用いると効果が少なく副作用が強いので、いくつかの抗がん剤を組み合わせて、効果の増強と副作用の減少を図ることができます。生存率が高くなります。

留意すべきこと

およそ半年ほど通院が必要となります。また、薬の副作用などによって他の治療法が検討される場合があります。

副作用と対策

消化器障害

吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢口内炎といった症状があらわれます。

腹部を温め、吸収のいいものを食べるようにしましょう。消化管に負担をかける食物繊維など残渣(ざんさ:不溶物)の多いものや炭酸、刺激物、生野菜、脂肪分、乳製品をさけましょう。重症度によっては、絶食や脱水症状を防ぐための生理食塩水などを点滴します。下痢止めなどを使うこともあります。

骨髄抑制

白血球、好中球、血小板が減少することがあります。それにともない、発熱、出血、貧血症状などがあらわれることがあります。

菌を遠ざけるために、手洗い、うがいの徹底、マスクの着用、歯磨きを毎食後行うようにしましょう。けがにも注意するよう心がけましょう。 採血による血液検査によって、白血球、赤血球、血小板の数を調べます。それらの数値に異常がみられる場合、薬の減量や一時的に中止を行います。最近では、白血球を増やす薬が処方されることもあります。

脱毛

髪が抜けることや、頭髪がうすくなるといったような症状があらわれる場合があります。

治療後、症状はおさまり、約半年ほどで生えそろうとされていますが、髪質の変化などがおこる場合があります。 刺激の少ないシャンプーを使用するようにしましょう。ウィッグやスカーフなどの利用を検討しましょう。

膀胱炎

排尿の際に痛みがおこることがあります。

症状があらわれた場合、医師に相談しましょう。抗菌薬が処方される場合があります。

不整脈

階段や坂道をのぼるだけといった軽い運動で息苦しさを感じる、疲労感が続く、咳が多くでる、手足がむくむなどの症状がおこります。不整脈や心不全を引きおこす場合もあるため注意しましょう。

症状があらわれた場合、すぐに医師に相談しましょう。 心不全がおこった場合、治療を中止し、心不全の治療を行う必要があります。また、薬の投与を中止することで、症状がおさまる場合もあります。

味覚異常

服用後2~6週間ほどで、味を感じにくい、嫌な味がする、食べ物の味が変わった、食事がおいしくなくなった、などの症状があらわれることがあります。また、口の渇きや食事の好みの変化などがあらわれる場合もあります。

症状が酷いときは医師に相談しましょう。原因となっている薬の投与を中止することや変更を検討する場合があります。

肝機能障害

正常な細胞が傷つくと、肝機能が低下し、吐き気、嘔吐、腹痛、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状があらわれることがあります。

症状があらわれた場合はすぐ医師に報告しましょう。投薬の中止や食事療法によって対処し、軽度場合は徐々に回復しますが中等度以上のものは入院した上で治療を行います。

色素沈着

つめや皮膚などに色素が定着しやすくなります。

日焼け止めクリームを使用し、日光にあたり過ぎないように気をつけましょう。また、皮膚が黒くなるなどの症状は回復途中にでる場合もありますが、自己判断でステロイドの使用をやめるのではなく、医師に相談をするようにしましょう。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

6ヶ月間およそ100,000円程度

(3割負担の保険が適応となります)

一般的な所要時間

術後、1回40分程度の点滴を4週間につき2回行います。これを1サイクルとし、通常6サイクル行います。

更新日:2016年10月26日

参照元:(がん情報サービスhttp://ganjoho.jp/public/cancer/breast/(閲覧日:2015年10月8日),各種がん144乳がんがん情報サービスhttp://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf(閲覧日:2015年10月8日),がん研有明病院http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/breast.html(閲覧日:2016年12月9日),乳がんとホルモン療法沢井製薬株式会社(閲覧日:2016年12月9日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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