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人工乳房再建術乳がん

概要

シリコン製の人工乳房(インプラント)を入れ、乳房再建を行う方法です。胸の皮膚と筋肉を拡張するティッシュ・エキスパンダーを併用するものが一般的です。
■"単純"人工乳房挿入法:乳房再建手術に用いるシリコンインプラントにはさまざまな種類があるため、主治医と相談して自分にもっとも適したタイプを選択しましょう。
■組織拡張法(ティッシュ・エキスパンダー法):インプラントを入れる前に、ティッシュ・エキスパンダー(組織拡張器)を大胸筋の下に挿入し、胸の皮膚と筋肉を伸ばす一般的な方法です。

適用される患者

乳房切除術で皮膚と大胸筋が残されている方、乳頭や乳輪、皮膚が残された皮下乳腺切除法などを受けた方、温存手術を受けた方

※乳がんの治療で放射線照射を受けた方は、血流が悪くなりさまざまな合併症をおこしやすい傾向にあります。

他の治療法に比べての優位性

乳房切除術と比べ、姿勢のバランスに対する影響が小さいとされています。また、胸がなくなる喪失感が少なく、再発のリスクが低くなります。また、がんの取り残しのリスクはほとんどありません。

留意すべきこと

乳がん手術を行ってから経過時間が長い場合、皮膚が萎縮し、自然な形の胸が作りにくいとされています。
また、大胸筋が温存されていない場合には適用できません。
体内に異物を挿入するため、アレルギー反応や感染症がおこる場合があります。

副作用と対策

被膜拘縮

人工乳房はからだにとって異物なため、細胞が排除しようとし、周りに繊維状の被膜がつくられます。この被膜は、球形になろうと収縮するため、再建した胸が硬くなります。

乳房をよくマッサージすることで予防することができます。拘縮がひどく、再建した胸がボール状に硬くなり、痛みをともなう場合は、人工乳房摘出の手術を行うことがあります。

感染症

体内に異物を挿入するため、アレルギー反応や感染症がおこる場合があります。赤みやかゆみ、発熱などの症状がおこります。

症状jがおこった場合、すぐに医師の診察をうけましょう。鎮痛剤によって痛みをやわらげることができます。感染症の場合、挿入した人工乳房やエキスパンダーを症状が治まるまで一時的に取り除く手術を行うことがあります。

こちらには代表的な副作用を記載しております。具体的な薬剤の副作用はこちらからご確認ください。『処方薬』のお薬検索

費用

片方で500,000~1,000,000円

一般的な所要時間

あくまで目安ですが、人工乳房(インプラント)の場合、日帰りから数日ほどとされています。
一方で、自家組織の場合、2週間程度から1ヶ月程度かかることがあります。入院の日数や手術時間は再建の方法の違いによって変化するため、主治医と相談しましょう。

更新日:2016年10月26日

参照元:(がん情報サービスhttp://ganjoho.jp/public/cancer/breast/(閲覧日:2015年10月8日),各種がん144乳がんがん情報サービスhttp://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf(閲覧日:2015年10月8日),がん研有明病院http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/breast.html(閲覧日:2016年12月9日),乳がんとホルモン療法沢井製薬株式会社(閲覧日:2016年12月9日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年10月8日))

治療ノートは診療ガイドラインや厚生労働省のウェブサイトからコンテンツを作成しております。情報の正確性、治療法の選択肢の幅には細心の注意を払っておりますが、間違いを見つけた方、別の治療法をご存知の方は、お問い合わせフォームよりお知らせ下さい。実際の治療は医師とよく相談したうえで行ってください。

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