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良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状と原因

症状 - どんな症状がでるか

潜伏期間と初期症状

頭を動かす動作や朝起きようとして枕から頭を上げる時、急激な回転性のめまいがおこります。めまいは長くても数十秒程度で消失します。特定の頭の位置をとると、めまい発作を繰り返すことが特徴的です。吐き気をともなうこともありますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状はあらわれません。

進行時の症状

回転や落下感をともなうような激しいめまいがおこります。時間の経過とともに次第にからだがめまいに慣れてくるため、症状は軽減します。

疫学 - かかりやすさ、かかりやすい人

かかる割合(罹患率)

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年齢によるリスクの上昇度合

発症年齢は60代と70代でもっとも多く、加齢と共にそのリスクは上昇し、更年期以降の女性に多くみられます。また、交通事故などで頭に外傷を受けた人、慢性中耳炎のある人などはリスクが高くなります。

原因や遺伝の影響 - 病気になる理由

耳の中の内耳にある耳石とよばれる炭酸カルシウムのかけらがはがれ、三半規管の中に入り込むことでおこると考えられています。また、頭を強く打ったときや、過労やストレスなども原因のひとつといわれていますが、はっきりとした原因はわかっていません

分類 - 病気の種類や段階

【分類】
めまいは末梢性めまいと中枢性めまいに大きくわけられ、良性発作性頭位めまい症は末梢性めまいに分類されます。
また、結石の入り込んだ場所によって後半規管型、水平半規管型にわけられ、良性発作性頭位めまい症の方の約70%程度が後半規管型といわれています。

【種類】
良性発作性頭位めまい症は結石が入り込んだ場所のどの部位にある、または付着しているのかによって分けられます。
半規管結石症:半規管内の内リンパに浮遊耳石が迷入しているもの
クプラ結石症:半規管膨大部の感覚細胞の上部にあるゼラチン状の構造物であるクプラに浮遊耳石が付着したもの

検査 - 病気の特定方法

MRI検査 (核磁気共鳴検査、画像検査) 確定診断

電磁波、磁力を利用してからだの断面図を約20~40分にかけて撮影し、周辺臓器への転移を確認する検査です。特に脳内部の乳頭体の異常を検査します。からだの内部をさまざまな角度で輪切りにすることにより診断を行います。からだへの負担が比較的少ない検査ですが、ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方、閉所恐怖症の方などには実施できない場合がありますので、前もって確認しておきましょう。
ただし、病歴などから、中枢障害を疑う場合はMRIを使用した画像診断を行うことがあります。

CT検査 (画像検査) 確定診断

からだの内部に20分ほどエックス線の照射を行い、からだの内部を輪切りにした断層撮影を行うことで、撮影した画像を元に診断を行う検査です。
必要に応じて造影剤を使用して検査を行う場合もあるため、ヨードアレルギーのある方は、あらかじめ医師に申しでるようにしましょう。磁気を使用しないため、体内にペースメーカーなどの金属が入っている方も検査ができますが、エックス線を使用した検査のため、ごく微量ながらも放射線被爆をともないます。また、食事制限が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
病歴などから、中枢障害を疑う場合はCTを使用した画像診断を行うことがあります。

頭位変換眼振検査 確定診断

フレンツェル眼鏡を装着して頭を左右に傾け、眼振があらわれるかを検査します。良性発作性頭位めまい症の方は、ある特定の方向に頭を動かすと、一時的にくるくる回るような眼振があらわれるという特徴があります。

頭位眼振検査 確定診断

フレンツェル眼鏡を装着してベッドの上に寝て、頭を左右に傾けた場合や、ベッドからはずれるくらいに頭を下げた状態で眼振があらわれるかを検査します。内耳が悪い時にはおおむね眼振の方向は一定ですが、脳に障害があるときにはさまざまな眼振があらわれることがあります。

聴力検査 確定診断

自分では気づかない聴力低下を検出するために行います。
防音室に入りヘッドホンをつけ、片耳ずつにオージオメーターという機械から発する音を流し音はどのくらいの大きさから聞こえ始めるか、音の高低はどの範囲から聞こえるかを調べます。
良性発作性頭位めまい症では通常聴力の左右差はありませんが、メニエール病の様な他の内耳疾患との合併症を確認するために必要となります。

良性発作性頭位めまい症になった人の様子や痛みなどの自覚症状は?

ある日朝起きると天井がグルグル回って少し吐き気もありました。 動けないほどではないので日常の生活に影響はさほど無かったのですが、よくならな...

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入浴中に洗髪するとき下を向くと軽度のめまいが起こり 目薬をさす為上を向くと同じめまいが起こりました。頭を動かすと軽いめまいになりそのたび倒...

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予後 - 治療の経過と再発

治療後フォローと再発

再発率は25%程度と高く、半年以内に再発することも珍しくないとされています。とくに過労やストレスが溜まった時に症状があらわれることが多くみられます。

合併症と転移

まれにメニエール病や内耳炎など、他の内耳疾患との合併症をおこすリスクがあります。しびれ、まひ、ろれつが回らないなどの症状を併発している場合は、脳卒中の疑いがあります。

良性発作性頭位めまい症を経験した人からのアドバイス

耳鼻科でも内科でも掛かり付け医院があると安心だと思います。...

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この病気は生活習慣病のようなものなのかなとも思います。 ストレスを溜めないように、また適度な運動や天気の良い日に少しの...

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参照元:(良性発作性頭位めまい症診療ガイドライン日本めまい平衡医学会診断基準化委員会編(閲覧日:2015年8月24日),メルクマニュアルhttp://merckmanuals.jp/home/%E8%84%B3%E3%80%81%E8%84%8A%E9%AB%84%E3%80%81%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%84/%E8%89%AF%E6%80%A7%E7%99%BA%E4%BD%9C%E6%80%A7%E9%A0%AD%E4%BD%8D%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%84%E7%97%87%EF%BC%88%E8%89%AF%E6%80%A7%E9%A0%AD%E4%BD%8D%E6%80%A7%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%84%EF%BC%89.html(閲覧日:2015年8月24日),医薬品医療機器総合機構Pmdahttp://www.pmda.go.jp/(閲覧日:2015年8月25日))

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更新日:2016年12月27日

良性発作性頭位めまい症の体験談

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