あなたの体験談が必要とされています

詳しくはこちら

今すぐ実行したいノロウイルスの予防法、感染したらどう対処すべき?

こども園で集団感染が発生するなど、ノロウイルスの流行が本格化してきました。近年のノロウイルスの患者数は1万人前後と報告されており、寒くなる11月ごろから発生しはじめ、12月から翌年1月までが発生のピークとなっています。激しい下痢や嘔吐に見舞われるノロウイルスを予防するには、具体的にどうすればいいのでしょうか? 今すぐ実践できる予防法と、感染した時の対処法をご紹介します。

掲載日:2015年12月09日

今すぐ実行したいノロウイルスの予防法、感染したらどう対処すべき?


こども園などでノロウイルスの集団感染が発生


この12月、茨城県の認定こども園で131人もの園児らが嘔吐や下痢を発症。うち5人からノロウイルスが検出され、県はノロウイルスの集団感染とみて調査を進めているそうです。


幸い、現在はみなさん快方に向かっているそうですが、肝心の感染経路がわかっていないため、うがいや手洗いの徹底を園や保護者に呼び掛けているとのこと。他人事とは思わずに、予防のために私たちも実践していきたいですね。基本的なことですが、ノロウイルスに感染しないための有効な予防法を以下にご紹介します。



ノロウイルスに効果的な予防法とは?


ノロウイルスに感染しないために効果的な予防法についてご紹介していきます。


1、手洗いをしっかりしよう!


まずは基本の手洗いからです。ノロウイルスは手に付着したウイルスからの感染が多いため、手に付着しているウイルスを減らすことが、感染に対するもっとも効果的な手段となります。


外出時や食事の前後、トイレに行った後などは、特に手洗いが必要となります。手洗いだけでなく、爪を短く切っておいたり指輪を外すようにしたりすることも感染予防のための大切な習慣となってきます。


ここで、効果的な手洗いの方法をご紹介します。


せっけんをつけて手のひらを良くこすります

手の甲、指先、爪の間を同様に良くこすった後、親指と手のひらをねじり洗いします

手首も忘れずに洗い、温水でしっかりと手を流します

※この際にブラシなどで手指を洗浄するのも良いといわれています


石けん自体にはノロウイルスを死滅させる効果はありませんが、汚れを落とすことにより手に付着したウイルスを剥がしやすくなるため、正しい手洗いを心がけるようにしましょう。


2、設備や調理器具をしっかりと殺菌しよう


調理に使用する器具には十分な殺菌が求められます。簡単に行える殺菌方法として熱湯消毒があります。調理器具を85度以上の熱湯に1分以上つけ置くことで、ノロウイルスを消滅させるといわれています。また、熱湯の他に薬品での消毒も可能です。


詳しくは記事末尾の厚生労働省のページをご覧ください。


3、食品をしっかり加熱しよう!


最後に、日々調理する食材についてです。前述のとおり、食材を加熱処理することでウイルスは死滅します。しっかりと食材を加熱することと、肉や魚、卵などの食品を使った調理器具はその都度洗浄を行い、殺菌することが感染を防ぐために重要です。



ノロウイルスに感染した際の症状や治療法とは?


次に、ノロウイルスに感染してしまった際の症状と治療法について解説します。


ノロウイルスの感染源として、よく知られているものは牡蠣などの二枚貝や生ものです。しかし、それだけを注意すれば大丈夫、というわけではもちろんありません。


生もの以外にも、ノロウイルスに感染した方が食材に接触した場合にその食材にウイルスが感染し、感染した食材を口にした方もノロウイルスにかかる危険性があります。


ですが、ノロウイルスは熱に弱いため、食品の中心温度が85~90度以上の状態で90秒以上加熱するとウイルスが死滅することが確認されていますそのため、調理の際には食材をきちんと加熱することが必要となってきます。


ノロウイルスに感染してしまった場合は、感染から24~48時間で下痢や嘔吐、吐き気、腹痛、発熱などの症状があらわれます。通常は3日以内に治まりますが、お年寄りや子供などが嘔吐の際に喉に吐しゃ物をつまらせて亡くなってしまう事例も発生しているため、十分な注意が必要です。下痢や嘔吐による脱水症状や栄養不足にも気を付けてください



身近な人がノロウイルスに感染してしまったら?


次にノロウイルスに感染してしまった方の対処についてです。


ノロウイルスに感染してしまった方の吐しゃ物や便には、大量のウイルスが存在しています。適切な処置を行わないと周りの人への感染の原因となるため十分に気をつけましょう。


1、感染者の吐しゃ物などを片付けるために用意するもの


必要となるものは、使い捨ての手袋やマスク、ガウンやエプロンのほか、ふき取るためのペーパータオルや布、ビニール袋やバケツ、次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤でも可)となります。


2、実際の片付けかたとは?


使い捨ての手袋、エプロン、マスクをきちんと着用の上、処理をする人のみが対象に近づくようにしましょう。実際に拭く際はペーパータオルや布を折り込みながら拭いていき、拭き終えたペーパータオルや布はバケツの中へ入れてしっかりと処分します。


そして付着した部分に次亜塩素酸ナトリウムをしみこませた布などで覆うか浸すように拭いていき、10分経ったらその箇所を水拭きしましょう。


処理後は着用していた手袋を裏返しにして捨て、しっかりと手を洗いましょう。


ノロウイルス感染者が入浴する際は、感染を防ぐためご家族が先に入って最後に入浴する、あるいはシャワーのみで済ませるとよいでしょう。


また、手が触れやすい箇所をこまめに消毒したりして、清潔にするように気を付けることが感染を防ぐ第一歩となります。



これからが流行のピーク、万全の対策を!


ノロウイルスは、寒くなってくる11月~3月ごろに活動が活発になるといわれています。感染の疑いがある方はきちんと医師の判断に従って行動しましょう。また、周りの方もしっかりとした看病や対処を行うことが二次感染を防ぐことにもつながります。


下記、治療ノートのノロウイルスページも、ぜひ参考にしてください。

https://www.c-notes.jp/diseases/norovirus


 

参考情報:

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

著者情報

治療ノート編集部
治療ノート編集部です。患者さんが知っておくべき、有益な医療情報を随時お届けします。みなさまからのご意見やご要望お待ちしております。