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うつ病の受給事例と等級判定ガイドライン〜「障害年金専門の社労士が語る! 障害年金の受給事例と注意点」連載コラム第2回〜

障害年金の受給。どうやったらいいかわからず困っている方も多いのでは? そんな時、前例があると参考になるはず。実際に相談のあった話を基に腕利きの社会保険労務士・赤岩幸一さんにご紹介頂く「障害年金の受給例」シリーズ。第2回の今回は「うつ病の受給事例」の紹介と「等級判定ガイドライン」についてご説明いただきます。また実際に赤岩さんへの相談も受け付けており、無料の障害年金に関するパンフレットもお申し込み頂けます。詳細は、記事の末尾をご確認ください。

うつ病の受給事例と等級判定ガイドライン〜「障害年金専門の社労士が語る!  障害年金の受給事例と注意点」連載コラム第2回〜


今回の事例は…?


今回の事例はうつ病ですが、比較的に多い事例ですので皆さんの参考になると思います。


また、どの程度の診断書が何級になるのか目安を知りたいと思いませんか?これについても、厚生労働省がガイドラインを発表しましたので解説します。




事例について


まず事例からです。この方は、20代の男性でIT関係に勤めていました。


かなり優秀な方で、会社から頼りにされていました。そのため、難しい仕事は彼の所に集まるようになり、いつの間にか2人分の仕事をせざるを得なくなってしまいました。


まじめな方で、頑張って毎日遅くまで残業をしていましたが、とうとう、うつ病を発症してしまいました。


治療を続けましたが、1年間の休職をせざるを得なくなりました。


その会社は1年の休職期間が終わった後は復職しないと自動的に退職になってしまうので、無理をして復職しました。


会社の配慮により、時間も短くしてもらい、仕事内容も接客や営業等がなく、かつ簡単な仕事にしてもらうことができました。


しかし、うつ病の病状はあまり良くなく、特に帰宅した後は疲労感が強く横になっていることが多かったそうです。


そこで、障害年金の請求をしました。結果は、障害厚生年金3級を受給できました。この様なケースは多いです。


ポイントについて


ポイントは、働いている場合は、かなり制限された働き方で、会社や同僚のかなりの援助で働けていることを病歴・就労状況等申立書で訴えることが必要になると思います。


それと、医師に日常生活の実情をよく伝え、診断書にそれを活かしてもらうことが大切です。


医師には口頭でなくて、メモ書きで、日常生活の状態を分かりやすく箇条書きにして伝えると良いと思います。




等級判定ガイドラインについて


次は、診断書の内容がどの程度だと何級になるのかの目安「等級判定ガイドライン」が昨年の9月から運用が開始されました。


このガイドラインを作った目的は、障害基礎年金について、不支給と決定された件数の割合が都道府県間で違いがあることが確認されたため、認定に地域差による不公平が生じないようにするためとされています。



障害等級の目安



表の見方


「程度」とは、「日常生活能力の程度」を示しています。軽いほうから(1)、(2)、(3)、(4)、(5)になります。


(1) は「精神障害(知的障害)を認めるが、社会生活は普通にできる。


(2) は精神障害(知的障害)を認め、家庭内での日常生活は普通にできるが、社会生活には、援助が必要である。


(3) は精神障害(知的障害)を認め、家庭内での単純な日常生活はできるが、時に応じて援助が必要である。


(4) は精神障害(知的障害)を認め、日常生活における身のまわりのことも、多くの援助が必要である。


(5) は精神障害(知的障害)を認め、身のまわりのこともほとんどできないため、常時の援助が必要である。


「判定平均」とは、「日常生活能力の判定」の平均値のことです。



「日常生活能力の判定」について


「日常生活能力の判定」は7つの項目で行います。


(1) 適切な食事―配膳などの準備も含めて適当量をバランスよく摂ることがほぼできるなど。


(2) 身辺の清潔保持―洗面、洗髪、入浴等の身体の衛生保持や着替え等ができる。また、自室の清掃や片付けができるなど。


(3) 金銭管理と買い物―金銭を独力で適切に管理し、やりくりがほぼできる。また、一人で買い物が可能であり、計画的な買い物がほぼできるなど。


(4) 通院と服薬(要・不要)―規則的に通院や服薬を行い、病状等を主治医に伝えることができるなど。


(5) 他人との意思伝達及び対人関係―他人の話を聞く、自分の意思を相手に伝える、集団的行動が行えるなど。


(6) 身辺の安全保持及び危機対応―事故等の危険から身を守る能力がある、通常と異なる事態となった時に他人に援助を求めるなどを含めて、適正に対応することができるなど。


(7) 社会性―銀行での金銭の出し入れや公共施設等の利用が一人で可能。また、社会生活に必要な手続きが行えるなど。


以上の各項目について


1 できる  

2 おおむねできるが時には助言や指導を必要とする  

3 助言や指導があればできる  

4 助言や指導をしてもできない若しくは行わない


で判定し、その1から4までの数字の合計を7で割り「判定平均」を出します。


「程度」と「判定平均」の交わった級が目安になります。


表内の「3級」は障害基礎年金の場合は3級がないので、「2級非該当」となります。


「障害等級の目安は総合評価時の参考とするが、個々の等級判定は、診断書等に記載される他の要素も含めて総合的に評価されるものであり、目安と異なる認定結果となることもあり得る」としています。


この「障害等級の目安」により今までブラックボックス化していた判定基準が一部ではありますが分かり易くなったと思います。


このガイドラインは12ページにわたってもっといろいろ書かれています。


興味のある方は厚生労働省のホームページに載っていますのでご覧ください。


次回もお役に立つ話をご紹介します。


また以前、障害年金について説明している連載コラム(全5回)もあります。ぜひご利用ください。


『社会保険労務士が伝授! 障害年金の知っておきたい活用法』




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参考情報:

精神の障害に係る等級判定ガイドライン(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12512000-Nenkinkyoku-Jigyoukanrika/0000130045.pdf


プロフィール

赤岩 幸一(あかいわこういち)
赤岩 幸一(あかいわこういち)
社会保険労務士/1966年 早稲田大学政治経済学部卒業。2015年 赤岩社会保険労務士事務所開設。同年、王子障害年金サポートセンター開設。障害年金の相談多数。病院で患者さん対象の「やさしい障害年金の話」勉強会、病院ソーシャルワーカーさんの会で「障害年金のセミナー」、看護師さんのグループでの「障害年金の勉強会」など障害年金の認知度を上げる活動に注力している。2016年 NPO法人ジョムスン副理事長兼務。お問い合わせはこちら→http://shougai-tokyo.com/