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冬は喘息の季節? 体験談から学ぶ症状・治療法とは?

喘息は呼吸困難、喘鳴、咳を繰り返す病気です。2012年には、世界の喘息患者数が2億人を超えていることをWHO(世界保健機関)が発表しています。近年、日本でも特に子供の患者数が増えているとの報告もあり、背景に地球温暖化との関係性も示唆されています。今後患者数が増えることも懸念される喘息、今日は症状・治療法を、治療ノートに寄せられた体験談をもとにご紹介します。

掲載日:2016年11月11日

冬は喘息の季節? 体験談から学ぶ症状・治療法とは?


季節の変わり目は、喘息に要注意!


季節の変わり目は、気温差から体調を崩すことが多いですが、同時に喘息も要注意の季節です。


理由として、気温が低くなることと空気が乾燥していることが挙げられます。気道は過敏で、ちょっとした温度差にも刺激を受けるからだといわれています。


症状は風邪と似ており、放置してしまうことあるこの病気。でも咳喘息という病気もあり、放置で重症化し悪化してしまうケースも。


最悪の場合、死亡する可能性もあり日本では年間2000人もの方が喘息が原因で亡くなるともいわれ、決して甘く見ることのできない病気です。


AKB48の島崎遥香さんはこの喘息で2015年に活動休止を余儀なくされたこともあり、リオ五輪で銀メダルを獲得された吉田沙保里さんも2015年に喘息に悩まされています。


また、患者数は増加傾向にあると言われ、2011年度の喘息の被患率は小学生が4.34%、中学生2.83%、幼稚園児2.79%。1986年のデータでは小学生0.9%、中学生・幼稚園児はともに0.7%で喘息の割合が一気に拡大しています。




喘息の症状の特徴は?


この病気の特徴とは、どのようなものなのでしょうか。


【初期症状】  
気管支の一部が通常に比べ狭く細くなっている状態、いわゆる"気道狭窄"(きどうきょうさく)によって呼吸がしにくくなり、とくに夜半から朝方にかけ喉や胸の喘鳴(ぜんめい)、咳、痰(たん)、呼吸困難、胸部圧迫感や胸痛などがおこります。

【進行時の症状】
気道の炎症が慢性化し過敏性が高まると、内腔(ないくう)の元に戻ろうとする機能が衰え、気道壁が厚くなります(気道リモデリング)。通常、喘息の気道狭窄は発作時のみのものですが、気道壁が厚くなってしまうと気道は常に少しすぼまって狭い状態となってしまい、なかなか元に戻らないうえ、持続的に気道の過敏性を高めてしまうため、重症化し治療に時間がかかります。

治療ノート 喘息のページより


また次のような時に発生しやすい傾向があるそうです。


● 夜間~早朝にかけて
● 季節の変わり目など、気温差がはげしいとき
● 天気がよくないとき、変わりやすいとき
● 疲れているとき ・風邪をひいたとき
● 発作を引き起こす刺激に触れたとき (タバコの煙、線香の煙、強い臭いなど)

チェンジ喘息! WEBページより 


ではこの病気、どうやって対処すれば良いでしょうか。実際に治療ノートに寄せられた体験談からヒントを探っていきましょう。




どういった症状でしたか?


1歳のときに症状が現れ、咳が酷く苦しそうで、息をする度にゼイゼイした喘鳴もありました。眠くなっても咳ですぐ起きてしまい、また、飲食後も咳こんですぐに嘔吐してしまいました。小児科で吸入器を借り、23日置きに通院。その後は自宅用に吸入器を購入しました。(10代以下男性のご家族より)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/6973


小学生位の時に、小児喘息を発症して入退院を繰り返していて、それからは季節の変わり目や、体力が落ちた時、疲れが溜まった時にゼイゼイし始め、咳が止まらなくなり夜も寝れなくなる症状が28歳になった今現在も続いております。(20代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/6870


喉飴を食べても、エリケルを飲んでも、喉が痛く、扁桃腺かと思い、市販薬を試すも、なぜかおさまらず、痰も緑色で熱もあり、夜もせき込んで眠れず、近くのお医者さんへ受診しましたが、うちでは無理だといわれ、他の病院へ。

 いろいろと診察され、気管支喘息だといわれました。(40代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/5801




治療法と、その効果について



治療法:吸入ステロイド薬

【この薬・治療法を選んだ理由】
ステロイドなので、効果は確実にあると言われたからです。ステロイドに抵抗はありましたが、そこまで長期間使用するわけでもなかったので、最短で治る方法を選択しました。

【効果について】

咳が止まらなくなったら吸引するというものだったので、本当に苦しくなった時に使っていました。呼吸ができないほどの激しい咳は、ステロイド吸入を始めてから2週間ほどで解決しました。あとは軽めの咳がしつこく残っていたので、様子を見ながら飲み薬と併用して根気強く続けまさした。(20代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/5042

治療法: テオフィリン薬、鼻からの痰の除去治療

【この薬・治療法を選んだ理由】
何よりも年齢が幼かったこと。その治療をしなければ痰がつまって窒息してしまうこと。少しでも呼吸が楽になるように吸入器を使用することからです。


【効果について】
吸引と吸入をすると途端に楽になる様子。しかし、時間がたつとまた同じ症状が発生し、退院後も季節の変わり目などに症状がでて入退院を繰り返すことに。

中学校に進学して、自転車通学を始めた頃体力も付いたのか喘息の症状が出なくなったが、大学に進学して独り暮らしを始めた頃ストレスからくる喘息と診断され吸入器を処方されました。(10代以下男性のご家族より)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/3325


治療法:短時間作用性β2刺激薬

【この薬・治療法を選んだ理由】
咳が悪化した時に息苦しさを感じたり、ヒューヒューと喉の奥から音がすることを医師に伝えたところ勧められた薬です。 自分で選択したという感じはありません。

医師の処方するままに使用しました。 他の薬剤との併用も必要であることは説明されましたが、こちらは必ず携帯するように言われました。


【効果について】
呼吸が酷く苦しくなった時に吸入すると、それまでの苦しさが嘘のように楽になったようです。 薬とはすごいものだと感激していました。今では発作が起きることは少なくなりましたが、お守りがわりに必ず持ち歩いているようです。(患者さんのご家族より)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/177




喘息で悩んでいる方へ


喘息はすぐには治りません。根気強い治療が必要です。 わたしもひどいときは息すらできませんでしたが、薬のおかげでなんとか回復し、成人した今ではなにごともないように過しています。 あきらめないでください。(10代以下男性)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/180


発作発生時の状況を覚えておくと、発作が起こる時期や状況の傾向がわかるようになり、対策をたてやすくなります。

我が子の場合は、気圧や急な温度の変化、線香や花火の煙、冷たい食べ物(アイスやかき氷)を食べている後半頃に、咳込みやヒュー音が発生しやすいです。煙は、花火でも風下に行かせない、アイスは小さいカップで食べるなど、工夫できるものは工夫するようにしています。

でも、気圧だけはどうにもならず、お出かけも高い山等は避けるようにしています。ただ、子供は成長と共に発作の回数もぐんと少なくなります。

子供にとってはお母さんが一番のお医者さんです、頑張って下さい。(患者さんのご家族より)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/488


少しでも早く受診をすること。特に妊娠中であれば、発作は赤ちゃんに影響が出ることがあるので早く受診をして吸入薬などから治療をはじめるといい。飲み薬も気になるのであればしっかり医師と通院している産婦人科医と相談すること。(患者さんご本人より)

https://www.c-notes.jp/diseases/asthma/experiences/492


繰り返しになってしまいますが、喘息は放置すると重症化する可能性もある病気です。


もしご自分・ご家族に疑わしい部分があったら、迷わず一度お近くのお医者さんに相談しましょう。


※体験談はあくまでも個人の見解です。自覚症状や副作用、治療の効果には個人差があります。



参考情報:

ぜんそく患者が世界で急増、2億人超えた WHOが地球温暖化の影響を指摘(JCASTニュース)

http://www.j-cast.com/2012/11/04152014.html?p=all

大人のぜんそく急増!10年で2倍…風邪と見分けつかず年間2000人死亡(JCASTテレビウォッチ)

http://www.j-cast.com/tv/2013/09/04182947.html?p=all

喘息(ぜんそく)の症状(チェンジ喘息!)

http://naruhodo-zensoku.com/zensoku/symptoms.html


著者情報

治療ノート編集部
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