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CKD(腎臓病)は放置厳禁!脳卒中や心筋梗塞の危険性も… 参考にしたい腎不全の治療実例

現在、日本では約1,330万人もの方々が腎臓病(CKD)を患っていると推計されています(成人の実に8人に1人!)。新たな国民病とも言われており、厚生労働省や日本腎臓学会などが予防啓発を積極的に展開していますが、このCKD、放置しておくと脳卒中・心筋梗塞など、取り返しのつかない重病につながる可能性も…。ここでは参考にしたい腎不全の治療実例をご紹介します。

CKD(腎臓病)は放置厳禁!脳卒中や心筋梗塞の危険性も… 参考にしたい腎不全の治療実例


CKD(Chronic kidney disease)とは?


CKD(Chronic kidney disease)は1つの病気の名前ではなく、腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病の総称です。


腎臓の障害が進行して腎臓の機能が果たせなくなる「腎不全」の患者数が世界的に増えていることや、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患発症の危険性が極めて高いことから、予防啓発に積極的に取り組むためにCKDは提唱されました。


現在、日本では約1,330万人がCKDと推計されており、これは成人8人に1人にあたります。新たな国民病とも言われており、厚生労働省や日本腎臓学会など関係団体でもその対策が進められています。




CKD、治療せずに放置すると…


もしCKDを治療せず放置しておくと、最悪の場合は「腎不全」となり、人工透析が必要となる末期腎不全に至ることも…


さらに、CKDは末期腎不全の危険因子だけでなく、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患の強い危険因子であることもわかってきています。


また、透析患者数は2014年12月のリサーチでは32万人に達しているとの報告も。


高齢化の進行とともに患者数は年々増加傾向にあり、毎年3万人以上の方が新たに透析を導入されているそうです。


透析の医療費は1人あたり年間500~600万円を要しますが、この負担は医療費の公的助成制度により国・都道府県・市町村・健保組合が行うこととなり、医療費の増加に直結しているのです。


一方で、CKDは医療の進歩により、生活習慣の改善や早期から適切な治療を受けることで、その発症や末期腎不全への進行を減らすことができます。少しでも違和感を感じたら、すみやかに医師に相談してみてください。




目に大きな黒い斑点が… あわや失明の危機


腎不全の治療実例として、治療ノートに寄せられた40代男性の体験談をご紹介します。


「出張の際、定宿のロビー照明がいつもより暗く感じたので、目の不調だと思い部屋に戻り我が目を見てみました。すると黒目の横に黒く大きな斑点が両目に有りました。
 

10日間の仕事を終え深夜に帰国した翌日、早速眼科医での検診をしました。すると「こんなところにいる場合じゃない!」と総合病院への紹介状が書かれました。

その足で総合病院を訪ね、まず眼科で検診をし、その直後に循環器内科へ移され、強制的に車椅子に座らされて即日CCU(冠疾患集中治療室)へと強制入院になりました。

そして、急性の悪性高血圧(240/140)による眼底出血(1日遅れていたらほぼ失明だったようです)、および腎不全末期で1週間後から透析を宣告されました。全くの健康な生活から突然一転した瞬間でした。

いきなり「クレアチニン9」から始まった私の腎不全、いかに残りの腎機能を有効に使うかを考えました。

主治医のすすめもあり、まず低タンパク療法を行い、腎機能は20%台で約9年間推移していました。しかし徐々に腎機能が低下はして行きました。

そこでここ数年は0.4g/kg/日の超低タンパク療法を行っており、腎臓の状態は低いながらも寛解状態です。

この超低タンパク食事療法を行いながら、かなりの運動療法も行っています。

週3~5回は5キロのウォーキング(または軽いジョギング)とレジスタンス運動、所謂筋トレです。

運動療法を行うにあたって非常に助かった点は、健康な時から続けているウインドサーフィンです。

総合的に体を使うこのスポーツのおかげで、腎機能が10%以下になった現在でも体力はまだ十分に残っており、まだウインドサーフィンもSUPもできるような生活を送っています

(運動をする場合は運動強度に注意してください。強度は人それぞれ違うので、主治医とよく相談してください)」
https://www.c-notes.jp/diseases/renal_insufficiency/experiences/1994




腎不全でお悩みの方へ、経験者からのアドバイス


私は腎不全になって腹膜透析、血液透析、腎移植とすべての治療を経験しました。腹膜透析では細菌感染に注意、血液透析では体重管理や倦怠感、腎移植では薬の飲み忘れやウイルス感染に注意と、どの治療も大変なことは多いです。

自分の生活にあった治療が選択できるように、医師やご家族と深く話し合うことをおすすめします。(10代女性/治療当時)


https://www.c-notes.jp/diseases/renal_insufficiency/experiences/5613


腎不全と診断されて医者から透析の言葉が出てきたならば、いつでも透析できるようにシャントをつくるなり、 事前に準備をして心づもりしておくことが大切です。

 もちろん透析となると1日おきでほぼ1日束縛されて苦痛に感じるが、生命の危険性を考えると決して先延ばしにせずに、思い切って早く決断してふんぎりをつけることが大切です。(60代女性)


https://www.c-notes.jp/diseases/renal_insufficiency/experiences/2037


慢性化する進行具合にもよるが、シャント手術は早めにした方が良いです。理由は2つ。

一つ目は、シャント手術をしても直ぐには人工透析はできない。ある程度時間が経たないと、透析する血管が太くならず、穿刺できないため。

二つ目は、最初は透析導入の時期を延ばすための治療を受けているせいか、相当苦しくなっても我慢して「まだ透析は大丈夫だから」とついつい言ってしまう。これは相当危険なことだということを知らないからです。

私の場合は透析を開始したにも関わらず、両眼とも新生血管が破れてレーザー手術となったが視力が1.5から0.2に落ちてしまいました。(40代男性)

https://www.c-notes.jp/diseases/renal_insufficiency/experiences/3373


以上が治療ノートに寄せられた、治療法の実例・アドバイスです。また治療ノートでは腎不全の症状・治療法などを説明しているページがあります。


治療ノート 腎不全

https://www.c-notes.jp/diseases/renal_insufficiency


一般社団法人全国腎臓病協議会というところでも相談を実施しています。お困りの際はこういう取り組みもご利用下さい。


一般社団法人全国腎臓病協議会 相談ページ



参考情報:

「CKD(慢性腎臓病)」(日本生活習慣病予防協会)

http://www.seikatsusyukanbyo.com/statistics/disease/ckd/

透析患者数は32万448人 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2014年末)」(日本生活習慣病予防協会)

http://www.seikatsusyukanbyo.com/statistics/2016/009096.php


著者情報

治療ノート編集部
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