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万全の対策を! ノロウイルスの予防と対処法

冬季を中心に多発する傾向があるノロウイルス。毎年、幅広い年齢層の方々に感染が見られ、それが原因で感染性胃腸炎を引き起こすことが多いです。近年感染による患者数は1〜2万人ほどで、寒くなる11月ごろから発生し、12月から翌年1月までに発生はピークになる傾向がみられます。では、具体的にノロウイルスを防ぐにはどうすればいいのでしょうか? 今回はノロウイルスについての説明を交えつつ、ノロウイルスの予防と対処法を中心にご紹介していきます。

掲載日:2016年12月08日

万全の対策を! ノロウイルスの予防と対処法


ノロウイルスに感染した際の症状、治療法とは?


まずはノロウイルスに感染した際の症状と治療法についてご紹介してきます。


ノロウイルスに感染する際の感染源としては、よく知られているのはカキなどの二枚貝や生ものです。しかし、それだけではもちろんありません。


生もの以外にも、ノロウイルスに感染した方がその食材に接触した場合、ウイルスが感染し、その食材を口にした方も感染する危険性があります。


一方で、ノロウイルスは熱に弱く、85~90度以上の熱で90秒以上、中心部まで加熱すると、ウイルスは死滅することも確認されています。したがって、食材はきちんと調理の際に火を通して加熱することが必要となってきます。


どれでもノロウイルスに感染してしまった場合は、感染から24~48時間で、下痢や嘔吐、吐き気、腹痛、発熱などの症状が出ます。


通常は3日以内に症状は治まりますが、お年寄りや子供などが、嘔吐の際に気道に吐しゃ物を詰まらせてしまい亡くなってしまうなど事例も発生しているため、注意が必要にもなります。


また現在、ノロウイルスに効果がある抗ウイルス剤は発見されていません。通常は症状に合った対処法が施されるため、くれぐれもお年寄りや子供などの、下痢や嘔吐による脱水症状や栄養不足には、気を付けて対処する必要があります。




ノロウイルスに効果的な予防法とは?


次に、ノロウイルスに感染しないために、効果的な予防についてご紹介していきます。


1.手洗いをしっかりしよう!


まずは基本の手洗いからです。ノロウイルスの感染は、手に付着したウイルスによる感染が多いので、手に付着しているウイルスを減らすためには、手洗いは感染に対する最も効果的な手段となります。


外出時や、食事の前後、トイレに行った後などは、特に手洗いが必要な時となります。また、手洗いだけでなく、爪を短く切っておいたり、指輪を外すようにするなども、感染予防の大切な習慣となってきます。


具体的な手洗いの方法としては、せっけんをつけ、手のひらを良くこすった後、手の甲、指先、爪の間を同様に良くこすり、親指と手のひらをねじり洗いしたら、手首も忘れずに洗い、温水の流水で流します。ブラシなどで手指を洗浄するのも良いでしょう。


石けん自体にはノロウイルスを死滅させる作用はありませんが、手に付着したウイルスを、汚れを落とすことで剥がしやすくすることができます。



2.設備や調理器具をしっかりと殺菌しよう


調理に使う器具は、十分な殺菌が求められます。


簡単なのが、熱湯消毒です。85度以上の熱湯で、1分以上加熱すると、ノロウイルスに有効になります。また、薬品でも可能なので、詳しくは厚生労働上のホームページをご覧ください。


http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html



3.食品をしっかり加熱しよう!


最後に、日々の調理の食材についてです。


先ほども述べましたが、食材をしっかり加熱処理することで、ウイルスは死滅します。具体的には、85~90度の熱で90秒以上の過熱が効果的となっています。


また、肉や魚、卵などの食品を使った調理器具は、その都度洗浄し、殺菌をすることも感染を防ぐために大切なことです。




身近な方がノロウイルスに感染してしまったら?



最後に、ノロウイルスに感染してしまった方の対処法についてご紹介していきます。


ノロウイルスに感染してしまった方の嘔吐物やふん便には、大量のウイルスが存在しているため、適切な処置を行わないと周りの人への感染の原因となります。



1.感染者の吐しゃ物などを片付けるために用意するもの


必要となるものは、使い捨ての手袋やマスク、ガウンやエプロンのほか、ふき取るためのペーパータオルや布、ビニール袋やバケツ、次亜塩素酸ナトリウム(を含む漂白剤でも可)となります。



2.実際の片づけかたとは?


使い捨ての手袋、エプロン、マスクをした処理をする人のみが、対象に近づくようにしましょう。


実際に拭く際は、ペーパータオルや布を折り込みながら拭き、拭き終えたものはバケツの中へ入れて、処分します。そして付着した部分に次亜塩素酸ナトリウムをしみこませた布なので覆うか浸すように拭き、10分経ったら水拭きしましょう。


処理後はきちんと手袋を裏返しにして捨て、手を洗いましょう。


具体的な対処法は、東京都福祉健康局のホームページをご覧ください。

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/gastro/pdf-file/norodigest20.pdf


ノロウイルス感染者が入浴する際は、感染を防ぐため最後の入浴やシャワーのみで済ますことをおすすめします。


また、手が触れやすい箇所へこまめに消毒したり、清潔にするように気を付けることが、感染を防ぐ第一歩となります。




まとめ


いかがでしたか?ノロウイルスは、寒くなってくる11月~3月ごろに活動が危惧されています。感染の疑いがある方は、きちんと医師の判断に従って行動しましょう。


周りの方も大変かとは思いますが、しっかり看病に努めることが二次感染を防ぐ手立てともなります。ぜひ参考にしてみてください。


また最後に実際にノロウイルスを体験した方のアドバイスをご紹介します。


ノロウィルスはとにかく感染力が強いと思いました。夜中におう吐した私は病院もやっていないこともあり、翌日に行ったがため、夫にすぐにうつってしまいました。今から思えば1歳半の子供にうつっていたら大参事になっていました。

寒い時期におう吐をした時はすぐにノロウィルスを疑って人を避けてまず病院に行くことだと思いました。治療法は症状に合わせればよいと思いますが、早く楽になるには薬と点滴の両方をした方がよいのではないかなと個人的には思いました。(30代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/norovirus/experiences/6572

※ 自覚症状や副作用、治療の効果には個人差があります。


その他、体験談はこちらにもございます。ぜひご参考にしてください。

https://www.c-notes.jp/diseases/norovirus/experiences



参考情報:

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎を中心に) infectious gastroenteritis(東京都感染症情報センター)

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/

防ごう!ノロウイルス感染(東京都感染症情報センター)

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/gastro/pdf-file/p-familly.pdf


著者情報

治療ノート編集部
治療ノート編集部です。患者さんが知っておくべき、有益な医療情報を随時お届けします。みなさまからのご意見やご要望お待ちしております。