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救急車、呼ぶべき? 相談センター「#7119」に問い合わせましょう

病気やケガをした時、果たして救急車を呼ぶべきかどうか……。判断に迷った経験をお持ちの方も多いことと思います。救急車の過剰な出動要請がメディアなどで報じられ、それに配慮して、119番に通報するのを遠慮してしまう人もいるようです。しかし、このような躊躇には深刻な症状を見逃してしまう危険性も。ここでは救急車を呼ぶ前に問い合わせできる相談窓口をご紹介します。

掲載日:2015年11月06日

この記事のあらすじ

  • 緊急度の低い救急出動要請が急増中
  • 救急車を呼ぶべきか迷った時は救急相談センター「#7119」にダイヤルを
  • 子供の救急相談は小児救急電話相談「#8000」でも対応可能
救急車、呼ぶべき? 相談センター「#7119」に問い合わせましょう


救急車を呼ぶべきか迷ったら救急相談センター「#7119」に電話を


救急車を呼ぶべきか判断に困る症状・けがなどに見舞われた時に利用したいのが、救急相談センター「#7119」です。このダイヤルをプッシュすると東京消防庁の救急相談センターに繋がり、専門の救急相談医が次のような対応をしてくれます。


・すぐに救急車を呼んだ方がいい症状かどうか、協力医療機関の救急相談医が緊急性を判断。必要であれば救急相談通信員が救急車を出動要請してくれます。


・緊急性が低い症状でも、病院への受診が必要かどうかのアドバイスをしてくれます。


・受診可能な病院を検索し案内してくれます。


2007年6月1日から東京消防庁で開始されたこの制度は、当初、東京都のみのサービスでした。しかし、現在では東京の他にも利用できる県や市があります。


またその名称は地域により異なるようですので、詳しくは消防庁が発行しているこちらの資料をご覧ください。


※上記の消防庁による資料は2017年5月29日に追記いたしました。




救急相談センター設立の背景


近年、救急車の出動件数は増加の一途であるということが問題視されています。平成27年度3月に総務省が公表した「平成26年の救急出動件数等(速報)について」によると――「平成26年中の救急自動車による救急出動件数は598万2849件(前年比より7万1568件増)。搬送人員は539万9618人(前年比より5万7630人増)。共に過去最多を記録しました」とのこと。


・総務省報道資料「平成26年の救急出動件数等(速報)」の公表より


救急車の出動件数はこの資料にあるとおり年々増加しており、平成26年度には過去最高の出動要請件数を記録しました。このような現状の中で特に問題視されているのが、“救急車を呼ぶ必要のない事態での救急出動要請”です。いくつか実例を挙げると―――


・ドアに爪が挟まってしまい出血。救急隊員が出動要請先に駆け付けたところ、爪が少し剥がれているだけだった。


・病院での待ち時間が嫌だったため救急車を呼んだ。


・タクシー代節約のために通院を嫌がったので救急車の出動を要請した。


中には「蚊に刺された」というだけで、119番に通報した人もいるようです。このような緊急度の低い症状で出動要請されている救急車は、なんと出動要請全体の半数以上(!)。本来、救急車を必要としない軽症患者に救急車や救急隊員が駆り出されるため、本当に必要としている人への出動対応が遅れてしまうことが懸念されています。


そんな背景の中、救急相談センター「#7119」では、専門の救急相談医により救急車が必要な症状であるかどうかのアドバイスを行い、緊急度の低い救急出動要請を減らす努力がなされているのです。


子供の救急相談は小児救急電話相談「#8000」でも対応可能


短縮ダイヤル「#8000」では、小児科医師および看護師による小児救急医療の相談を受け付けています。


「子供が熱を出した」「鼻血が止まらない」「転んで頭を打ってケガをした」など、お子様の症状に応じて対処の仕方のアドバイスや受診可能病院の案内、救急車を呼ぶべきかどうかを助言してくれます。なお、「#8000」は全国対応しているので、短縮番号に掛けるとご自身の都道府県窓口に転送されます。


下記リンクでは小児救急電話相談について、より詳しくご紹介しています。あわせてご一読ください。

https://www.c-notes.jp/articles/26



まとめ ~ひとりで悩まずに、まずは相談を~


この救急相談ダイヤルを知っていれば、あなたやあなたの家族が、もし何かしらの体調不調・けがなどに見舞われた時、適切な判断の助けになることと思います。下記の東京消防庁の救急相談センターホームページや総務省公表の資料もぜひ参考にしてください。


参考情報:

#7119 救急相談センター(東京消防庁)

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

迷ったら#7119 & 東京版救急受診ガイド(PDF)

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/img/leaf_2.pdf

東京版救急受診ガイド(PDF)

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/img/logo_1.pdf

救急安心センター事業(#7119)の全国展開(消防庁救急企画室)(PDF)

http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2904/2904_20.pdf

著者情報

治療ノート編集部
治療ノート編集部です。患者さんが知っておくべき、有益な医療情報を随時お届けします。みなさまからのご意見やご要望お待ちしております。

この記事に対するfacebookの反応

  • ありがたいです 出来るだけ救急車呼びたくない方です- 大泉静香
  • 電信柱にも、住所表記をしてほしいです。- Ayumi Higuchi
  • シェアさせていただきましたm(__)m- Tall Inoue
  • てんかんで良くコンビニやら往来で倒れます( ´・ω ก` )周囲の優しい方は救急車を呼んで下さるのですが結局てんかんでICUに入っても何もすることないんですよねー。大事をとって偶にCTとかする場合もありますが……アメリカなどのように持病ブレスレットの普及を願います。- Reina Mitarai
  • 救急車をタクシー代わりや簡単に呼ぶ方が多過ぎて東京都は有料化を検討しているとききます むやみに呼ばないでほしいですね- Axen K Kiyoko
  • 気づきませんでした、良い情報有難うございます。電信柱で住所記載あり、なしがあったので。電信柱で来てもらった事があります。- Yoshiko Nakamura
https://www.facebook.com/chiryonote/posts/1733933840195883 から