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花粉の大量飛散で悲惨な春に…? 花粉症の対策と最新動向

滝のようにとめどなく流れ続ける鼻水、いっそ目玉を取り出して丸洗いしたいほどの目のかゆみ… いささか表現がオーバーですが(笑)、花粉症と毎年向き合わなくてはならない方にとって、これからの春先はとりわけ憂鬱な季節であると思います。今からできる、本当に有効な対処法があれば… そこで、今回はお医者さんがご自身で行っている花粉症対策を飛散状況などの最新動向とあわせてご紹介します。

掲載日:2016年01月28日

花粉の大量飛散で悲惨な春に…? 花粉症の対策と最新動向


今シーズンの花粉の飛散量と時期は…?


いよいよ本格的な花粉シーズンが到来します。


春先に飛散が始まるスギ花粉の飛散開始時期は2月中旬ごろ。


ヒノキ花粉の飛散が始まる3月中旬ごろにスギ・ヒノキとダブルパンチでピークを迎えて、4月下旬ごろまで花粉アレルギー持ちの人にとってつらい時期が続きますさらに7~10月には、ブタクサの開花も始まります…)。


今年の花粉飛散量は、東北地方が例年と比べて「多い」「やや多い」と予測されていますが、全国的には「平年並」、または「少なめ」のところが多いようです。


ただし、この予測は日本気象協会が今年1月21日に発表したもので、今後の天候の様子で、各地域の飛散量は変わってくる可能性があります。


花粉の飛散量は、日本気象協会が運営する「tenki.jp」で、最新の花粉飛散情報や都道府県ごとのその日の花粉飛散量を調べることがでるので、随時ご確認ください。




目薬や点鼻薬だけの準備で大丈夫?


目薬や点鼻薬、飲み薬を服用すれば、一時的な症状の緩和が期待できます。最近では、市販薬にも即効性の高いものがありますよね。


ただ、天気の良い温かい日に人出が多い場所などに外出すると、十分に対策をしていても効果がないこともしばしば…。


あの掻きむしるほどにひどくなる目のかゆみと、呼吸困難になりそうな鼻づまりを予防する方法はないものでしょうか?




お医者さんがご自身で行っている対策は?


私たちが頼りにしているお医者さんは、実際にどのような花粉症対策をされているのか、気になりますよね?


ここに約3,900人のお医者さんに花粉症対策について伺ったアンケート結果があります。


その中で、いちばん回答が多かった花粉症対策が、そう、「マスク」です!


医師の41.2%が、「マスクを花粉除去対策として最も重要視している」と回答があったそうです。(ちなみに次いで多かったのは「空気清浄機」でした)


マスクを挙げた理由としては、「各人の症状に応じてと思いますが、基本はこれでかなり違うと思います(50代、小児科)」、物理的なシャットアウトなので、実効性があると考えています30代、整形外科・スポーツ医学)」。


一方、花粉症の治療法には、71.4%の医師が「ケミカルメディエーター受容体拮抗薬」というお薬を使った薬物療法を、自身もしくは家族にすすめているとの回答がありました。


(医師専用サイト「MedPeer」調べ)


【調査概要

調査期間:2015年2月13日~ 2015年2月19日

調査対象:医師専用サイト「MedPeer」に会員登録をする医師

有効回答:【1】3,916人/【2】3,928人/【3】3,900人



花粉症の対策グッズ「マスク」と、治療薬「ケミカルメディエーター受容体拮抗薬」。それぞれ、花粉症撃退効果はどの程度のものなのでしょうか?




マスクの花粉遮断効果について


PM2.5や鳥インフルエンザが問題になってから、最近では、外出時や勤務時にマスクを着用している人の姿をよく見かけるようになりました。


現在、ドラッグストアなどで売られているマスクには、バリア性能の高いウイルス予防用のマスクや、通気性が良い呼吸のしやすい花粉症予防のもの。一般的な平型のマスクやがっちり顔半分を覆う立体型マスクまで、さまざまな用途と形状のものががあります。


さて、このマスクですが、装着をすることで本当に花粉をブロックできるのでしょうか?


高額なマスクの方が遮断効果の高い素材を使ってそうですが、実は、いちばん安い使い捨て型のマスクでも、90%以上の花粉をカットできるそうです。


スギ花粉の大きさは1/30mmといわれており、市販されている大半のマスクは、このサイズの粒子をほとんど遮断することができるとのこと。


ただし、平型のマスクだと形状に問題があります。


マスクに対してまっすぐぶつかってきた花粉は防げますが、肌とマスクの隙間から花粉が入りこんでしまうため効果が薄れてしまうのです。


そのため顔のラインに沿ってぴったりと装着できる立体型マスクが、より高い確率で花粉をブロックできるのでおすすめです。




ケミカルメディエーター受容体拮抗薬って、何?


花粉症は、身体が花粉を有害な物質と誤認して、ヒスタミンやロイコトリエンのような化学物質を、大量に放出してしまうことが原因と考えられています。


これら化学物質は、総称で「ケミカルメディエーター」と呼ばれており、薬物療法ではこのケミカルメディエーターを阻害して、花粉への過剰な免疫反応を抑えるのが目的です。


医師の多くは、この薬物療法でつらい花粉症やアレルギー性鼻炎を防いでいるという回答結果でした。


さて、そんな花粉症の治療薬ですが、なんでも同じというわけではありません。


くしゃみ鼻水に効くお薬と、鼻づまりに効くお薬は違うというのです。


花粉症のお薬で最近よく見かけるのが「抗ヒスタミン薬」ですが、これはくしゃみ鼻水によく効きます


後は、花粉症による目のかゆみにも効果がありますね。


一方、鼻づまりには、「抗ロイコトリエン薬」が配合されたお薬の方が効果的。


体内で放出される化学物質ロイコトリエンには、血管を拡張させて鼻粘膜に腫れを引き起こし、鼻づまりを引き起こす作用があります。


このロイコトリエンを阻害して、アレルギー反応を止めるのが抗ロイコトリエン薬です。


市販薬で探すのであれば、「抗ヒスタミン薬」「抗ロイコトリエン薬」に該当する有効成分に注目して、自分の花粉症の症状にふさわしいお薬を選ぶことをおすすめします。




花粉症の症状を緩和させて遅らせる秘訣


これ、とても大事なことなのですが、花粉症は初期療法で、その症状を緩和することができます。


普通は、鼻水や目のかゆみなどの自覚症状があられてからお薬を飲んだり目薬を差したりしますが、実は、これでは遅い。


花粉症がシーズンピークを迎えて重症化しないためには、症状があらわれる前からお薬を使用しはじめることが重要なのです。そうすることで、花粉症の発症時期を遅らせて、症状を緩和することができます。


逆に言えば、症状が悪化してしまうと、お薬が効きづらくなってしまうことに…。いわゆる「初期療法」が大切なのですね。




まとめ ~なるべく早めの対策を!


ありきたりですが、やはり「マスクでの花粉症対策」が効果的なようです。そして、お薬の使用開始は早い方が症状の緩和が期待できます。


外出する時には、事前にお薬を服用するのに加えて、鼻と口をしっかりと覆うことができるマスクの着用、そして目を花粉から守るためにメガネかけるなど、花粉を完全に遮断できる装備を心がけてください。


そろそろ流行シーズンを迎える花粉症。あの辛さを少しでも軽減するために、十分な用意をしておきましょう!



参考情報:

鼻の治療(花粉症ナビ)

http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/treatment/nose02.html


著者情報

治療ノート編集部
治療ノート編集部です。患者さんが知っておくべき、有益な医療情報を随時お届けします。みなさまからのご意見やご要望お待ちしております。

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  • アレグラ飲むか、鼻や目を洗浄しましょうね!?- Hidenori Masuda
  • つらそう。私も最初目のかゆみから、出るけど、今年はまだきてないけど、これから、油断はできないと思ってます、- Fumiko Ito
  • ザイザルですよ!- Miwa Ogata
https://www.facebook.com/chiryonote/posts/1669483256640942 から