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りんご病が密かに流行中。かわいい病名と裏腹の恐ろしい症状とは…?

ほっぺや体が赤くなる通称「りんご病」の患者数が、過去10年で最多となったそうです。患者さんの中心は10歳未満の子供ですが、大人へ感染することもあり、妊婦さんが感染してしまうと流産・死産に至ることも…。かわいいネーミングとは裏腹に、実は恐ろしいこのりんご病。過去に患った方々は、どのように対処されたのでしょうか? 参考にしていただきたい実例をご紹介します。(写真はイメージです)

掲載日:2016年01月28日

りんご病が密かに流行中。かわいい病名と裏腹の恐ろしい症状とは…?


患者数が過去10年で最多に…なぜ?


国立感染症研究所のリサーチによると、ウイルス性の感染症「伝染性紅斑」、いわゆるりんご病」の昨年の患者数が9万8,500人にのぼり、過去10年で最多であったことが明らかになりました


近年では2007年と2011年に流行したりんご病ですが、2016年に入っても子供を中心に流行が続いており、「大人のりんご病」も広がっているとか。大人の場合、インフルエンザに似た症状(発熱・悪寒など)にはじまり、7~10日ほどすると手足の関節痛がおこることがあります。


とりわけご注意いただきたいのが、妊婦さんです。


妊娠中に感染した女性の約7割が、流産・死産していたとの報告(厚生労働省研究班)もあり、よくよく注意が必要なのです(特に妊娠20週未満の妊婦さんは要注意!


りんご病(伝染性紅斑)とは?


小児を中心にしてみられる流行性の発疹性疾患です。パルボウイルスB19(正式名称:エリスロウイルスB19)に感染することで発症します。咳やくしゃみの唾液などに存在するウイルスにより感染する飛沫感染や、皮膚や粘膜に直接ウイルスが接することによる接触感染が一般的です。

頬にあらわれる境界のはっきりした紅斑とよばれる発疹が特徴で、両頬がりんごのように赤くなることから、りんご病とよばれます。

治療ノート「りんご病」のページより


まだりんご病に対する有効なワクチンや治療法はなく、感染者の咳やくしゃみなどで飛沫感染するのでマスクの着用、うがい・手洗いといった感染症の基本的な予防対策が重要です。


では、これまでりんご病を患った方々は、一体どのように対処されたのでしょうか? 以下にご紹介する実例をぜひ参考にしてください。




どういった症状でしたか?


初めは「風邪かな?」と思い市販の風邪薬を服用していました。しかし、数日たって赤い発疹が広がっていき、もしかして・・・と受診しました。そこまで痒がってはいませんでした。その当時クラスでりんご病が流行っていたようです。(10代以下女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/3294


顔が赤くなる1週間~10日前に微熱や風邪のような症状が出ます。はじめに頬が赤くなり、手足にレースカーテンのような「紅斑」という赤い発疹が出て、時にからだ中に広がります。

赤みは約1週間で一度消えますが、その後も紅斑が出たり消えたりする症状が3~4週間程度続きました。(10代以下女性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/3103


朝は熱も平熱、食欲もあり変わった様子もなく、気付かず過ごし、昼食を食べ機嫌もよかったものの、何となく両頬がカサカサした感じになっていたので、トイレのついでに足や腕を見たところまだらに発疹が見られました。

水痘が治ったばかりだったので心配になってかかりつけ医に診てもらったところ、りんご病ということでした。(10代以下男性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2537


朝から何となくけだるく、夜には吐き気と寒気と微熱がありましたが、翌日には熱も平熱まで下がってしました。しかし更にその翌日になると、朝起きると全身の関節痛に襲われ、あまりの激痛に起き上がることも歩くこともできませんでした。

関節痛が1週間ほど続き、今度は手足の浮腫みが出てきて、1週間くらいで退きましたが、だいたい同時期に全身に赤いブツブツや紅斑が出てきてりんご病だと気がつき病院へ行きました。(20代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/3214




治療法と、その効果について


治療法:抗ヒスタミン剤

りんご病では、抗ヒスタミン薬ぐらいの処方しかなく、基本的には処方される薬がないのが現状です。関節などの痛みがある時には処方になります。

痒みのひどかったときに、塗り薬を処方していただけたお陰で、あまりかきむしることなく夜も過ごすことができました。(10代以下男性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2942


治療法:抗ヒスタミン剤

薬は1週間分出され、種類は数種類あったように記憶しています。薬を飲んですぐに発疹は治まり、顔の赤みも引きました。その後は経過診察のための通院もありませんでした。薬を服用してすぐに効果が出てびっくりしたことは鮮明に覚えています。

痛さや、恐怖感を感じる治療ではなかったので、印象が低いのかもしれません。(10代以下女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2435


治療法:鎮痛薬

りんご病は免疫力の低下が原因ともいわれているそうで、良く寝ることが大事とのこと。痛みで眠れないなどということがないように、鎮痛剤をいただきました。

頬の赤身は痛くも痒くもなかったので、自然治癒を待つしかありませんでしたが、熱や体のだるさや関節痛は風邪の時の症状にとても似ているようで、風邪薬を飲んでも治るのかと思うほどでしたが、やはり風邪とは原因が違うので、風邪薬は飲まずに鎮痛剤だけにしました。(10代以下男性のご家族)


https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/3269



治療法:鎮痛薬

1週間ほどで赤みがひいてきたので、使用を中止しました。塗るとしばらく痒みがなくなるのでお風呂あがりなど塗っていました。(30代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2538




りんご病で悩んでいる方へ


幼稚園や保育園など、幼い子どもが集団生活をしている場所では、比較的日常的に流行する病気のようです。園から注意喚起などもあるでしょうから、早めに気付いてあげることで、見ていてかわいそうになるほどの症状が出ることはないと思います。(10代以下男性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2617


りんご病は時間がたてばはっきりと症状が出るのですが、その頃には感染力もなく治療することはないようです。

かゆければかゆみ止めクリームなどで対応してもらえますので、発疹以外の症状があれば、そちらを治療するためにかならず診察を受けることが大事だと思います。(10代以下男性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2537


りんご病は最初の熱や気怠さから風邪だと勘違いしがちで、わざわざ病院まで行かなくても…と思いますが、感染力はこの発疹などの症状がでる前の数日間がいちばんピークだそうです。

紅斑が出てからは、もう感染力はなく特にこれといったお薬を処方されることもないと思います。とにかく全身の関節痛は病院にも行けないほどの痛みですよ。(20代女性)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/3214


薬を使わずに治癒することもありますので、いちばんはかかりつけの小児科で相談されることをおすすめします。かかりつけであれば今までも既往歴なども理解されているので、その患者様にあった処方をしてくれます。

今は医師を患者側が選ぶことができますので、しっかりと医師とのコミュニケーションをはかり相談して決めることがいちばんだと思います。(10代以下男性のご家族)

https://www.c-notes.jp/diseases/fifth_disease/experiences/2942


※体験談はあくまでも個人の見解です。自覚症状や副作用、治療の効果には個人差があります。また、治療ノートではりんご病の体験談を募集しております。下記リンクよりぜひご投稿ください。

https://www.c-notes.jp/campaigns/experiences


 

参考情報:

リンゴ病10年で最多 国立感染研報告、昨年9.8万人(毎日新聞)

http://mainichi.jp/articles/20160127/ddm/002/040/057000c

リンゴ病 過去10年で最多 京都では大人にも流行 国立感染研(ハザードラボ)

http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/2/12360.html

りんご病(伝染性紅斑)の症状・原因・感染力(All About)

https://allabout.co.jp/gm/gc/302544/


著者情報

治療ノート編集部
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