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先輩ママに学ぶ、赤ちゃん・幼児がノロウイルスにかかったら何をすべき?

毎年、冬になると猛威をふるうノロウイルス。乳幼児のノロウイルスのピークは11〜12月といわれるため、この季節十分な警戒が必要です。ノロウイルスの予防には何よりうがい・手洗いが効果的といわれていますが、赤ちゃんや幼児に徹底させるのは難しく、不安を募らせている親御さんも多いのではないでしょうか? そこでぜひ参考にしていただきたい、先輩ママ・パパからの経験とアドバイスをご紹介します。

掲載日:2016年11月21日

先輩ママに学ぶ、赤ちゃん・幼児がノロウイルスにかかったら何をすべき?


ある日、我が子に突然訪れる激しい下痢と嘔吐…


ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間といわれています。感染してもすぐ症状が出るわけではありませんが、その後、昼夜を問わず下痢や嘔吐など感染性胃腸炎の症状があらわれます。


赤ちゃんや幼児は「痛い!」「苦しい!」など自分の様態をまだうまく説明できないため(そう、泣きわめく以外には…)、ママ・パパからすると、ノロウイルスの症状はなんの前触れもなく訪れるように感じてビックリされることでしょう。その時の様子を、先輩ママたちは以下のように綴っています。


「当時1歳だった娘が夜中に布団の上で急に前触れもなく吐き出し、その後1時間おきに3回程吐き続けました」


「当時2歳の息子が夜中に突然嘔吐しました。その後も1時間に1、2回ずつ吐き、朝になるまでに10回程繰り返し嘔吐が続きました」


「おとなしく遊んでいるなと思ったら。突然嘔吐しました」


「3歳の息子が夜寝ているときに、急に体を起こして噴水のように吐きました」




脱水症状を避けるため、こまめな水分補給を


下痢と嘔吐を繰り返すノロウイルスには、脱水症状にならないために、こまめな水分摂取が重要です。しかし、下記の体験談にもあるとおり、赤ちゃんや幼児はうまく水を飲んでくれないことも…。


「水を口に含んだだけで嘔吐してしまうため水も母乳も与えられず、泣いても涙が出ない、そして唇も乾き、素人目にも『これは脱水を起こしているのでは?という症状になってしまっていました」


「嘔吐・下痢の症状が出て、脱水症状を起こして救急車を呼びました。口から泡を吹き、目は白目をむき、痙攣もおこし、意識は遠のいたり戻ったりを繰り返していました。医師からはノロウイルスで感染し、脱水症状がおきていますと言われました」


水分摂取がうまくできなければ、点滴も選択肢に


「吐き気がひどく水分を取るだけでも吐いてしまうような状況の場合は、無理して水分摂取しようとするよりも輸液をしてもらったほうが幾分かラクになると思います」


「小さな子供の手にずっと針が刺さっているのは、見ていてつらいものもありましたが、子供が触っても絶対にとれないように、丁寧に固定してくださったので安心できました。(中略)輸液を点滴してもらうと、開始後30分ほどで、ぐったりしていたのが少し良くなってきました」




ノロにかかったウチの子、いつ治るの…?


治療ノートに寄せられた体験談を見ていくと、回復には早くても半日、長くて5日程度はかかるようです。


「2日ほど嘔吐しました。(中略)吐き気がなくなると今度は下痢が始まり水便のようでした。下痢も2日ほど続きました。5日目には熱も下がりよくなっていました」


「最初に吐き始めてから8時間ほど経っていました」


お薬で症状がピタッとおさまる場合も…


「まだ自分で吐くタイミングなどを教えてくれないので、部屋のいたるところで思い切り嘔吐されて吐瀉物の掃除に追われていましたが、いただいたお薬(ナウゼリン坐剤)を使用するとピタリと嘔吐が止まり、本当に助かりました」


ナウゼリン坐剤の体験談】

まだ離乳食が始まったばかりの赤ちゃんで、飲み薬がたくさんあるのは飲ませるのに苦労しそうでしたので座薬にしてもらいました。使用したところ嘔吐が止まり、翌朝熱は下がり、下痢だけが5日間ほど続きました」




なんとしても避けたい二次感染


子供が順繰りに感染し、遂には看病していた自分も二次感染に― そんな悲劇ともいえる最悪のケースを経験されたママも(泣)。これは、なにがなんでも避けたいパターンですね…。


「子ども2人を連れて実家に帰省中、長女が突如嘔吐をしました。(中略)地獄の夜中を終え朝から病院へいくと、ノロウィルスと診断。(中略)その2日後、帰省先から飛行機に乗って家に帰る前日、突如長男が嘔吐しました。荷物を宅急便で送った後だったため、着替えが少なく、急いで下着やパジャマを購入し、飛行機を1週間後に変更し、長女の時と同様に6時間ぐらいは嘔吐が続く中、水分を摂取させながら看病しました。そしてその2日後、私の嘔吐と下痢が始まりました」


抱っこ中の嘔吐にも要注意!


「抱っこしている時に嘔吐や下痢があると、大人の服も汚れてしまいます。大人の着替えもうまく処理しないと、それがまた感染源になってしまうので注意する必要があります。子どもの世話はもちろん大事ですが、看病する大人の免疫力が落ちないように適度に休憩をすることも大切だと思いました」




ノロウイルスへの迎撃体制を万全に


感染力が非常に強く、アルコールや熱にも耐性があるノロウイルス。約30nm(ナノメートル)と小物ながら、なかなかタフで手強い細菌なのです。


小さい子供の看病では吐瀉物・汚物の処理が必要になるので、下記のアドバイスどおり、除菌効果のある「次亜塩素酸塩」などをあらかじめ準備しておくと心強いですね。


「自分で処理できない幼児が1時間おきに吐くので、専用の除菌スプレーをしみ込ませたキッチンペーパーを、ビニールを被せたボールの中に入れた“ノロセット”(家庭内通称)を手に、母親である私はずっと待機していました」


「我が家では流行り始めてきた時に、枕元にビニールを準備してすぐに吐けるよう体制にしています。子供の水筒の飲み回しなどはしないよう伝えています」


「嘔吐物にはビニール製の使い捨てのグローブをして、直接手を触れずに処理しました。そして、よく石鹸で手を洗いました」


「小さなお子様のいるご家庭は、消毒用の薬剤や、防水用のシーツなどあらかじめ準備しておかれると便利かと思います」


「ノロウイルス流行時期には使い捨てのビニール手袋、マスク、次亜塩素酸(キッチンハイター)を常備しておくことをおすすめします。いつ感染するかわかりません。夜中に汚れた寝具、パジャマの洗濯は本当に辛かったです」




同じ境遇のママ・パパへのアドバイス


「嘔吐や下痢をしたら、一気に水分をあげるのではなくて、まずはスプーン1杯の水からあげて下さい。30分様子を見て吐かなかったらまた少量、というふうに徐々に水分を与えて脱水を防いでください」


「ノロウィルスは、集団生活の中にいる子供はすぐに感染してしまいます。家でどんなに手洗いうがいを徹底したとしても感染を防ぐのは難しいと思います。感染してしまったら、嘔吐や下痢の間の食事や飲み物の管理に気を付けて、少しでも体力を消耗しないように心がけて下さい。そして他の家族への感染も心配なので、タオルや食器を共有しない、汚物の処理を徹底するなどして十分に気を付けて下さい」


「ノロウイルスはすぐに症状を抑えたいという方が多いと思いますので、まずは近くの病院にいき薬を処方してもらい、あまり効かなかった場合には、他の病院を検討するという形が良いと思います」


「嘔吐物で汚れたものは、とにかく密封して処分するか、どうしても処分できないものや場所は徹底的に二酸化塩素系のもので殺菌して、他の洗濯物とは一緒にしないことです。感染力がものすごいので、この滅菌を怠ると、あっという間に家族全滅してしまいます」



子供がノロウイルスにかかると、深夜早朝問わず嘔吐やおむつの処理をして、それを洗濯をして、病院に連れて行って、また吐いたものを片付けて…と、とにかく休む間もないくらい大変な看病が続きます(体験談の中には“地獄と表現される方もいらっしゃいましたね…)。とはいえノロウイルスは不治の病ではなく、脱水症状にさえ気をつけていれば数日でおさまるものです。どうか数日間がんばって、ノロウイルスという苦難を乗りきってください!


治療ノートの「ノロウイルス」ページには先輩ママさん・パパさんの知恵がまだまだ詰まっていますので、下記リンクをぜひご参考にしてください。


https://www.c-notes.jp/diseases/norovirus/experiences


著者情報

治療ノート編集部
治療ノート編集部です。患者さんが知っておくべき、有益な医療情報を随時お届けします。みなさまからのご意見やご要望お待ちしております。

この記事に対するfacebookの反応

  • 子供のノロウイ- Masae KuRokawa
  • ノロウイルス、怖い感染症なんですね。軽く見ていました。 気をつけます。- 本山香織
https://www.facebook.com/chiryonote/posts/1679271408995460 から